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レーヴの後任は?クロップやクンツらドイツ代表次期指揮官候補10人

ドイツ代表を率いてきたヨアヒム・レーヴ監督が9日、今夏のEURO(欧州選手権)を最後に指揮官を退任することを発表となった。

レーヴは2006年からドイツ代表を指揮し、これまでにEURO2008で準優勝、2010年の南アフリカW杯で3位、EURO2012でベスト4と結果を残してきた。そして、2014年にはブラジル・ワールドカップでついに優勝を経験。だが、2018年のロシア・ワールドカップではまさかのグループステージ敗退に。近年のUEFAネーションズリーグでも低調な戦いが続き、現行契約は2022年のカタール・ワールドカップまでとなっていたが、今夏の退任を希望した。

そこで、『Goal』では後任候補となる10名を紹介。15年にわたる長期政権の後を引き継ぐのは誰になるのだろうか。

  • Jurgen Klinsmann Hertha BerlinGetty Images

    1ユルゲン・クリンスマン

    現職: フリー

    選手としては、1990年のワールドカップと1996年のEUROを制覇したレジェンドであるクリンスマンだが、ベンチではあまり活躍していない。

    実際、彼は2006年のワールドカップでドイツを3位に導いた後、レーヴにチームを託している。

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  • Kolo Toure, Arsene WengerGetty

    2アーセン・ヴェンゲル

    現職: フリー

    これまでにもドイツ代表の候補に挙がっており、アーセナル指揮下に2度オファーを断った過去がある。

    2019年には、カタール・ワールドカップで働くことに興味を示し、「いつもワールドカップに行きたいと思っていた。世界最高の選手がプレーする最高の舞台だからね」とあこがれを口にしている。

  • Lucien Favre Borussia Dortmund 2019-20Getty Images

    3リュシアン・ファヴレ

    現職: フリー

    ドイツはこれまで外国人を代表監督に起用したことはない。そのため、スイス人のファヴレはあまり候補に挙がってこなかった。

    しかし、ドルトムントで好成績を収め、若い才能の発掘にも貢献しており、ファヴレの可能性は高まっている。

  • Armin Veh 1. FC KölnGetty

    4アルミン・フェー

    現職: フリー

    シュトゥットガルトのレジェンドは、2017年から2019年までケルンのテクニカルディレクターを務めていた。

    マテウスは最近、60歳のフェーの仕事ぶりについて「良い仕事をしている。よく働き、チームと仲良く、選手との関係も良好だ。彼は冷静さも持っている」と評価していた。

  • Lothar MatthausGetty

    5ローター・マテウス

    現職: フリー

    1990年のワールドカップ優勝経験を持つマテウス。2011年にブルガリア代表を指揮し、レーヴの後任候補の一人だ。

    現在はドイツで解説者として活動するマテウスは以前に「もちろん、フットボールや代表チームに興味はあるが、自分の人生には満足している」とコメントしている。

  • STEFAN KUNTZGetty Images

    6シュテファン・クンツ

    現職: U-21ドイツ代表

    現行契約: 2023年6月

    クンツは1996年に選手としてEUROを制覇。2017年には、監督としてU-21ドイツ代表を欧州制覇に導いた。

    他の候補者ほど高い評価を得られていないにせよ、レーヴの後任としては最有力候補の一人だ。

  • Julian Nagelsmann RB LeipzigGetty

    7ユリアン・ナーゲルスマン

    現職: RBライプツィヒ

    現行契約: 2023年6月

    33歳のナーゲルスマンは、今夏にレーヴの後任となれば、ドイツ代表史上最年少監督となる。

    しかし、ナーゲルスマン自身に焦りはない。昨年には「代表監督になることはとても名誉なことだが、私にはまだ少し時間があるし、毎日ピッチに立ってクラブサッカーを楽しみたい」と語っている。

  • Ralf RangnickDepo Photos

    8ラルフ・ラングニック

    現職: フリー

    RBライプツィヒをドイツのトップチームに定着させた62歳ラングニック。『Goal』の取材によると、ドイツ代表の仕事で現場に戻ることを検討しているという。

    昨年12月には「誰にもわからない。それが来れば、興奮するだろうね」とドイツ代表からの関心についてコメントしている。

  • Hansi Flick Bayern Munich 2020Getty

    9ハンジ・フリック

    現職: バイエルン

    現行契約: 2023年6月

    ブンデスリーガ、欧州チャンピオンに君臨しているフリック。8年間レーヴのアシスタントを務めた経験もある。DFBでスポーツディレクターを務めたこともあるため、ドイツ代表の体制は熟知している。

  • Klopp Liverpool 2021Getty

    10ユルゲン・クロップ

    現職: リヴァプール

    現行契約: 2024年6月

    クロップは以前からドイツ代表の監督に就任することを希望していると伝えられてきた。2020-21シーズンのリヴァプールが苦戦を強いられている今、ドイツ代表での挑戦は新たなスタートを切るチャンスとなるかもしれない。

    だが、公の場では、クロップはドイツ代表に関する興味はないと明かしている。