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ユヴェントス、21世紀の最強ベストイレブン。バンディエラ集結、ドリームチームに
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ゴールキーパー:ジャンルイジ・ブッフォン
在籍期間:2001年~2018年、2019年~現在
ユヴェントスだけでなく、フットボール史上でも最高の守護神の一人と評されるレジェンドだ。2001年にパルマから当時のGK史上最高額となる5230万ユーロでユヴェントス入りしたブッフォンは、18シーズンにわたってクラブに在籍し、歴代2位の公式戦667試合に出場。抜群の安定感を誇る守護神は、通算9度のセリエA優勝に貢献し、4度にわたってリーグベストイレブンに選出されている。惜しむらくは、そのキャリアでチャンピオンズリーグ(CL)の優勝を経験していないこと。引退時期については今年3月、「まだまだできる」と語っており、キャリアを終える前にビッグイヤーを掲げる姿を多くの人が期待している。
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右サイドバック:リリアン・テュラム
在籍期間:2001年~2006年
シュテファン・リヒトシュタイナーは捨てがたいが、速さと強さを兼ね備えたフランス人DFを選出。1998年のフランス・ワールドカップでも大活躍したテュラムは、2001年にパルマの同僚であるブッフォンと共にユヴェントス入りした。レ・ブルーとは異なり本職のセンターバックと右サイドバックの双方でプレー。恵まれた身体能力を活かし、圧倒的な対人能力を発揮し続けた。ユヴェントスで通算204試合に出場し、バルセロナ移籍後の2008年に引退している。
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センターバック:ファビオ・カンナヴァーロ
在籍期間:2004年~2006年、2009年~2010年
貢献度で言えばレオナルド・ボヌッチだが、ユーザーアンケートでトップの数字を叩き出したように、このイタリア屈指のセンターバックが与えたインパクトは大きかった。2004年にインテルからユーヴェ入りすると、テュラム、ブッフォンというパルマ時代の戦友と共に鉄壁の守備ラインを形成。のちにカルチョーポリでスクデット剥奪となるものの、個人としてはハイパフォーマンスを披露し続けた。2006年にはワールドカップでの活躍もあり、DFとして史上3人目となるバロンドールを受賞する快挙を成し遂げている。
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センターバック:ジョルジョ・キエッリーニ
在籍期間:2005年~現在
ブッフォンと共に21世紀のユヴェントスを牽引し続けたファイター。出始めの左サイドバックからセンターバックとして出番を増やしていったレフティは、闘争心を前面に押し出したタイトかつソリッドな守備、試合を通して一切気を抜かない姿勢を貫き、サポーターに愛され続けてきた。ユヴェントスでは通算509試合に出場し、ブッフォンがパリ・サンジェルマンにわたった2018-19シーズンにはキャプテンに就任。現役中にトリノ大学の経営学修士を修得するなど、秀才としての一面も。
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左サイドバック:ジャンルカ・ザンブロッタ
在籍期間:1999年~2006年
右利きながらも左サイドバックとして出色のパフォーマンスを披露したザンブロッタ。本職の右ウイングから、2002-03シーズンにマルチェロ・リッピ監督が左サイドバックにコンバートすると、これが大当たり。もともと定評のあった右足のクロスだけでなく、縦突破からの左足でのクロスもチームの武器になり、パヴェル・ネドヴェドと好連係を構築した。2006年にはカルチョ・スキャンダルでのクラブ降格に伴い、テュラムと共にバルセロナ入りしている。
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アンカー:アンドレア・ピルロ
在籍期間:2011年~2015年
クラブ史上最高のフリー補強と言えるだろう。2000年代にミランで一時代を築いたピルロは、2011年に移籍金なしでユヴェントスと契約。加入当初は、選手としてのピークは過ぎたとみられており、補強に対して懐疑論も出ていた。しかし、稀代のレジスタは、このような声を一層するハイパフォーマンスを披露。初年度から、無敗での9シーズンぶりスクデットをクラブにもたらした。さらに、在籍した4シーズンすべてでリーグ優勝に導くなど、現在のユヴェントス黄金期の土台をつくった。
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インサイドハーフ:クラウディオ・マルキージオ
在籍期間:2006年~2018年
ユヴェントス生え抜きのプリンチピーノ(王子)。中盤のあらゆるポジションをそつなくこなし、豊富な運動量と鋭いミドルシュート、パスセンス、最終ライン裏への飛び出しを武器とした。端正な甘いマスクとは裏腹に、そのプレーは激しく、常にチームのために全力を尽くした男は、通算389試合で37得点41アシストをマーク。25年を過ごした愛するクラブを2018年に離れ、ゼニトで海外初挑戦をしたのち、昨年10月に引退を発表している。
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セントラルMF:ポール・ポグバ
在籍期間:2012年~2016年
2012年夏にマンチェスター・ユナイテッドからフリートランスファーでユヴェントス入りしたポグバは、ブッフォンやピルロら尊敬すべきレジェンドたちの訓示もあり、トップスターへの階段を駆け上がった。左インサイドハーフのポジションでオフェンス時に圧巻のスキルを見せつけ、在籍したすべてのシーズンでセリエA優勝に貢献。チームメートのサポートに支えられた面はあるものの、公式戦178試合の出場で記録した34ゴール40アシストという数字は見事で、キャリア最高の時を過ごした。
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トップ下:パヴェル・ネドヴェド
在籍期間:2001年~2009年
チェコが生んだスーパースターであるネドヴェドは、1999-00シーズンにラツィオにスクデットをもたらした後、2001年にユーヴェ入り。左右の両足をそん色なく使いこなす万能MFは、破壊力抜群のミドルシュートと驚異のスタミナを誇り、4-4-2の左サイドハーフや4-3-1-2のトップ下として躍動した。2003年にはバロンドールを受賞。トレードマークの長髪をなびかさせて走り続ける男は献身性の塊であり、現代フットボール界であれば当時よりもさらに高く評価されているはずだ。
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セカンドストライカー:アレッサンドロ・デル・ピエロ
在籍期間:1993年~2012年
ユヴェントス史上最高の選手と評されるビアンコ・ネロのバンディエラ。1993年のデビューからの出場試合数はクラブ史上最多の705試合で、積み上げた290ゴールも同じくナンバー1の数字だ。2006年には、カルチョ・スキャンダルでクラブが降格した中、真っ先に残留を表明。セリエBからセリエAのシーズン連続得点王という快挙を成し遂げ、復権を期するクラブにその身を捧げた。天才的なタッチでファンを魅了したファンタジスタは、ゴール前左斜め45度からのインスウィングシュートを十八番としており、日本でも「デル・ピエロ・ゾーン」として広く認知されている。
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センターフォワード:ダビド・トレゼゲ
在籍期間:2000年~2010年
抜群のへディング技術とシュートテクニックを誇った元フランス代表FWは、2000年にモナコからユヴェントスに移籍。デル・ピエロと補完性抜群の強力2トップを形成し、その決定力を見せ続けた。在籍した10シーズンで公式戦320試合に出場し、171ゴールをマーク。セリエA得点王を獲得した2002年にはリーグ最優秀選手賞を受賞している。セリエB降格時もクラブを支え続けた一人でもある。
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