- ドルトムントはジョーブの獲得に熱心?
- 既に代表団がイギリスに派遣とも
- ジュードが弟のBVB加入を後押しか
Getty/GOALドルトムントはサンダーランドの若手選手であるジョーブ・べリンガムの獲得に向けた取り組みを強化しているようだ。クラブの代表者が今週中にイギリスへ渡航し、交渉を行うと報じられている。『スカイスポーツ・ドイツ』によれば、ドルトムントのスポーツディレクターであるセバスティアン・ケール、ユース開発ディレクターのラース・リッケン、そして監督のニコ・コヴァチを含むクラブの幹部陣が、水曜日にイギリスに滞在していたとのことだ。
Getty Imagesジョーブの獲得に関しては、ドルトムントがリードしているように見えるが、彼に興味を示しているドイツのクラブはドルトムントだけではない。RBライプツィヒもジョーブの状況を注視していると報じられており、今夏の移籍市場で注目を集める移籍バトルが勃発する可能性が高まっている。
兄のジュードはドルトムントで3シーズンを過ごし、その活躍が評価されてレアル・マドリーへの大型移籍を実現させた。ドイツでの時間は、ジュードがヨーロッパ有数のミッドフィールダーへと急成長する上で重要な転機となった。ドイツのクラブがベリンガム一家と親しい関係にあることは、ジョーブが同様の道を歩むよう説得する上で有利に働く可能性があると言える。
元ドイツ代表のディートマー・ハマンは、サンダーランドでプレーするジョーブのイングランドサッカー界での急成長を称賛。「決意に満ちた恐れ知らずの若手」と評した。
『スカイスポーツ』のコラムでハマンは次のように語っている。
「彼は才能豊かな選手で、サンダーランドと共にプレミアリーグ昇格プレーオフに出場した。イングランドの2部リーグはヨーロッパで最も過酷なリーグの一つだ。チャンピオンシップではフィジカルが最も重要。そこで成功するためには決意と個性が必要で、彼は若くしてそれを持ち合わせていることを証明した。2年間そこでプレーし得点を挙げれば、ブンデスリーガでも何も恐れることはないだろう」
「BVBはジュード・ベリンガム、サンチョ、ギッテンスら、若手にとって非常にポジティブな実績がある。ジョーブ・ベリンガムはBVBにその才能で貢献できるだろう。ドルトムントにとって有益だし、彼を獲得できることを願っている」
Getty Images Sport移籍の噂が過熱する中、ジョーブはサンダーランドの重要な昇格争いに集中している。この19歳は、今週末に開催されるチャンピオンシップ・プレーオフ準決勝のコベントリー・シティ戦において、重要な役割を果たすと見込まれている。コヴェントリー・シティとの準決勝第1戦は金曜日に開催。両クラブは今月後半にウェンブリーで行われる決勝進出をかけて争う。