バイエルンは若手ストライカーのレンタル放出を拒否。ケインの控えとして信頼

『スカイ・ドイツ』の報道によると、バイエルン・ミュンヘンはクシ＝アサレに対し、今シーズンもケインの控え選手としてトップチームに残留することを通知した。クラブはPSV、RSCアンデルレヒト、ラピッド・ウィーンからのレンタル移籍のオファーをすべて拒否した。バイエルンはまた、ストライカーの現在の契約（2026年まで）の延長交渉を進めていると報じられている。

クシ＝アサレは2024年1月にAIKソルナからバイエルンに移籍し、当初はU19チームでプレーした後、リザーブチームに昇格。彼は昨シーズン、マインツ戦での3-0勝利でブンデスリーガデビューを果たした。196cmの身長を誇るスウェーデン出身でガーナ系フォワードの彼は、ゴール前での存在感と冷静なプレーで注目を集めている。

バイエルンは今夏の移籍市場で静かな動きを見せており、主要な補強はトム・ビショフ、ヨナタン・ター、ルイス・ディアスの3選手のみ。監督のコンパニはアカデミーの若手選手に頼ってチームの人員不足を補う方針だ。クシ＝アサレのプレシーズンでの活躍が、バイエルンに18歳の彼がバックアップ役として貢献しつつ、アリアンツ・アレーナで成長を続けることができると確信させた。

バイエルン・ミュンヘンは、今後数週間以内にクシ＝アサレとの契約延長交渉を継続する見込み。この若手選手は、ブンデスリーガとチャンピオンズリーグでベンチメンバーとして起用されるだろう。バイエルンは、クリストファー・エンクンクとニック・ヴォルテマーデの獲得も検討している中、彼の成長を注視していく方針だ。