五輪男子サッカー競技がU-23歳以下の選手を対象とするチームとなった1992年以降の、歴代日本代表チームのフォーメーションやメンバー、成績を紹介する。
(C)Getty images五輪日本代表、歴代のフォーメーションは? U-23世代で最もメダルに近づいたメンバーは…
(C)GOAL1996年:アトランタ大会
成績:グループ敗退
監督:西野朗中田英寿らを擁したアトランタ大会にて、伊東輝悦の得点によって日本は初戦で優勝候補のブラジルを1-0で撃破し、“マイアミの軌跡”として歴史に名を刻んだ。しかし続くナイジェリア戦に0-2で敗れると、最終節では3-2でハンガリーに競り勝ったものの惜しくもグループ突破を逃した。
■招集選手一覧
- GK 1 川口能活
- GK 18 下田崇
- DF 2 白井博幸
- DF 3 鈴木秀人
- DF 5 田中誠
- DF 12 上村健一
- DF 13 松田直樹
- MF 4 広長優志
- MF 6 服部年宏
- MF 7 前園真聖
- MF 8 伊東輝悦
- MF 10 遠藤彰弘
- MF 14 中田英寿
- MF 15 秋葉忠宏
- MF 17 路木龍次
- FW 9 城彰二
- FW 11 森岡茂
- FW 16 松原良香
(C)GOAL2000年:シドニー大会
成績:ベスト8
監督:フィリップ・トルシエ2度目となった中田英寿だけでなく、中村俊輔や稲本潤一、高原直泰ら、その後世界へ飛び立つことになるスターを多く擁したこの世代。グループステージでは南アフリカ、スロバキアに勝利し、最終節でブラジルに0-1で敗れはしたもののグループ突破を果たした。そして迎えた準々決勝ではアメリカに敗れたが、2-2でもつれ込んだPK戦の末、4-5という激闘となっている。
■招集選手一覧
- GK 1 楢崎正剛(OA)
- GK 18 都築龍太
- DF 2 中澤佑二
- DF 3 松田直樹
- DF 4 森岡隆三(OA)
- DF 5 宮本恒靖
- DF 16 中田浩二
- MF 6 稲本潤一
- MF 7 中田英寿
- MF 8 明神智和
- MF 10 中村俊輔
- MF 11 三浦淳宏(OA)
- MF 12 酒井友之
- MF 14 本山雅志
- MF 15 西紀寛
- FW 9 平瀬智行
- FW 13 柳沢敦
- FW 17 高原直泰
(C)GOAL2004年:アテネ大会
成績:グループ敗退
監督:山本昌邦当時フェイエノールトに所属していた小野伸二を招集した日本は、初戦のパラグアイ戦でその小野が2得点をマークしたものの、試合には4-3で敗戦。その後、イタリアにも2-3で競り負けると、最終節でガーナに1-0で競り勝ったもののグループ敗退の憂き目に遭った。
■招集選手一覧
- GK 1 曽ヶ端準(OA)
- GK 18 黒河貴矢
- DF 2 田中マルクス闘莉王
- DF 3 茂庭照幸
- DF 4 那須大亮
- DF 12 菊地直哉
- DF 15 徳永悠平
- MF 5 阿部勇樹
- MF 6 今野泰幸
- MF 7 森崎浩司
- MF 8 小野伸二(OA)
- MF 10 松井大輔
- MF 13 駒野友一
- MF 14 石川直宏
- FW 9 高松大樹
- FW 11 田中達也
- FW 16 大久保嘉人
- FW 17 平山相太
(C)GOAL2008年:北京大会
成績:グループ敗退
監督:反町康治長友佑都や香川真司、本田圭佑と、その後にビッグクラブでプレーすることとなった選手たちが集結。しかし、五輪本大会では、ナイジェリア、オランダ、アメリカに3連敗を喫してグループ敗退を喫すこととなっていた。
■招集選手一覧
- GK 1 西川周作
- GK 18 山本海人
- DF 3 吉田麻也
- DF 4 水本裕貴
- DF 5 長友佑都
- DF 6 森重真人
- DF 7 内田篤人
- DF 13 安田理大
- MF 2 細貝萌
- MF 8 本田圭佑
- MF 10 梶山陽平
- MF 12 谷口博之
- MF 14 香川真司
- MF 16 本田拓也
- FW 9 豊田陽平
- FW 11 岡崎慎司
- FW 15 森本貴幸
- FW 17 李忠成
(C)GOAL2012年:ロンドン大会
成績:4位
監督:関塚隆この世代は清武弘嗣の正確なパスや永井謙佑の快速を生かした堅守速攻を得意とし、グループ初戦では大津祐樹の決勝点によりスペインを1-0で撃破。続くモロッコ戦に勝利し、ホンジュラス戦を引き分けたことで2勝1分けの首位で決勝トーナメント進出を果たして世界を驚かせた。
続く準々決勝でもエジプトに3-0で快勝すると、準決勝ではメキシコと対戦。すると、早々の12分に大津が先制点を決め切ったものの、その後に3失点を喫して3位決定戦へ。3位決定戦では韓国と激しく火花を散らしたが、0-2で敗れて惜しくもメダルを逃している。
■招集選手一覧
- GK 1 権田修一
- GK 18 安藤駿介
- DF 2 徳永悠平(OA)
- DF 4 酒井宏樹
- DF 5 吉田麻也(OA)
- DF 8 山村和也
- DF 12 酒井高徳
- DF 13 鈴木大輔
- MF 3 扇原貴宏
- MF 6 村松大輔
- MF 10 東慶悟
- MF 14 宇佐美貴史
- MF 16 山口螢
- MF 17 清武弘嗣
- FW 7 大津祐樹
- FW 9 杉本健勇
- FW 11 永井謙佑
- FW 15 齋藤学
(C)GOAL2016年:リオデジャネイロ大会
成績:グループ敗退
監督:手倉森誠南野拓実や遠藤航ら現在のA代表の中心選手たちが名を連ねたこの世代だが、初戦ではナイジェリアとの打ち合いに4-5で敗戦。続くコロンビア戦は2-2で引き分け、最終節ではスウェーデンに1-0で競り勝ったものの、2位コロンビアと勝ち点差1で決勝トーナメント進出を逃した。
■招集選手一覧
- GK 1 櫛引政敏
- GK 12 中村航輔
- DF 2 室屋成
- DF 4 藤春廣輝(OA)
- DF 5 植田直通
- DF 6 塩谷司(OA)
- DF 15 亀川諒史
- DF 17 岩波拓也
- MF 3 遠藤航
- MF 7 原川力
- MF 8 大島僚太
- MF 9 矢島慎也
- MF 10 中島翔哉
- MF 14 井手口陽介
- FW 11 鈴木武蔵
- FW 13 興梠慎三(OA)
- FW 16 浅野拓磨
- FW 18 南野拓実
(C)GOAL2021年:東京大会
成績:4位
監督:森保一※新型コロナウイルスによる延期の影響によりU-24チームで参加。登録枠も22名に拡大。
久保建英や堂安律といった早くから才能を評価されていた選手らに加え、遠藤航、吉田麻也、酒井宏樹とA代表でも大きな役割を担ってきた選手、その後に世界的なブレイクを果たした三笘薫らを招集。母国開催で、メダルへの期待が高まっていた。
すると、グループステージでは久保の3戦連発などにより南アフリカ(1〇0)、メキシコ(2〇1)、フランス(4〇0)と3戦全勝で首位通過。続く準々決勝ではニュージーランドとスコアレスでPK戦にもつれ込んだが、4-2で制す。そして迎えた準決勝ではアセンシオやオヤルサバルらを擁するスペインと延長戦までを戦ったが、115分にアセンシオの一撃を浴びて0-1で敗戦。3位決定戦でもメキシコに3-1で敗れている。メキシコ戦で一矢報いたのは、コンディションの問題によって大会中に先発がなかった三笘だった。
■招集選手一覧
- GK 1 大迫敬介
- GK 12 谷晃生
- GK 22 鈴木彩艶
- DF 2 酒井宏樹(OA)
- DF 3 中山雄太
- DF 4 板倉滉
- DF 5 吉田麻也(OA)
- DF 13 旗手怜央
- DF 14 冨安健洋
- DF 15 橋岡大樹
- DF 20 町田浩樹
- DF 21 瀬古歩夢
- MF 6 遠藤航(OA)
- MF 7 久保建英
- MF 8 三好康児
- MF 10 堂安律
- MF 11 三笘薫
- MF 16 相馬勇紀
- MF 17 田中碧
- FW 9 前田大然
- FW 18 上田綺世
- FW 19 林大地