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日本代表、アジアカップ優勝のキーマン5選。三笘不在が予想される序盤を支えるのは?

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 AFCアジアカップ・カタール2023で優勝が至上命題となっている日本代表。過去2大会で優勝を逃しているなど決して簡単な大会ではないうえに、コンディションが懸念される状態の選手たちもいる。一方で史上最多の9連勝を飾って大会に突入することで森保一監督下初のタイトルに期待が高まる中、優勝のキーマンとなり得る存在を紹介する。【取材・文=林遼平】

  • 20240113_Keito_Nakamura(C)Getty images

    中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)

     エースとして期待されていた三笘薫が大会前に負傷。おそらく復帰はグループリーグの第3節以降になることが想定される。そんな三笘の不在をどうやって補っていくかが鍵を握る中、左サイドで注目したいのが中村だ。

     一昨年のカタールW杯以降、日本代表で最も評価を上げた男の一人と言っても過言ではないだろう。昨年3月の初招集時にはまだまだ生き残りが懸かった選手でしかなかったが、6月シリーズのエルサルバドル戦でゴールを奪うと、そこから試合をこなすごとに存在感を発揮。トルコ戦、カナダ戦、タイ戦の3試合でもゴールを奪う高い決定力を見せ、代表でのポジションを一気に確立することになった。

     その勢いはクラブでも見られ、ケガこそありながらも今季から加入したスタッド・ランスでここまで12試合2ゴール1アシストを記録。切れ味鋭いドリブルとゴール前での得点に関わる力は、代表だけでなく、クラブでも証明されている。

     あとはさらなる成長を遂げ、三笘の座を脅かすような存在となれるか。攻撃的なセンスは決して劣っていないだけに、今回のような大きな大会で確かな結果を残し、“日本代表に中村あり”を印象付けたい。

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  • 20240113_Doan(C)Getty images

    堂安律(フライブルク/ドイツ)

     アジアカップに対してリベンジを期する思いを強く抱えている男の一人だ。

    「ふがいない大会でしたね。まったく良いものを残せなかったと思ってます」

     20歳で出場した前回のアジアカップは成績だけを見れば、6試合2得点と決して悪くない結果だったと言える。ただ、決勝では先発出場するもチームを勝利に導くことができず。準優勝に終わってしまったこともあり、悔しさの残る大会となったことは間違いない。

     あれから5年、さまざまな経験を積み重ね、再び堂安はアジアカップの舞台に戻る。絶対的な主力という立場ではないかもしれない。それでも、良い時期も悪い時期も過ごしながら成長してきた自負がある。「いろいろな経験をした上でここまできてますけど、今の自分が今までの自分の最高値であり最高のコンディションだと思っている」。

     これまでも、大一番で結果を残すのは決まって堂安だった。若さからくるギラギラ感ではなく、新たなメンタリティを得たからこそ秘める静かな闘志。攻守に圧倒的な存在感を放ち、日本を勝利に導くことができるか注目したい。

  • 20240113_Ueda(C)Getty images

    上田綺世(フェイエノールト/オランダ)

     エースストライカーとして期待されて臨む初の公式大会と言っていいはずだ。これまでA代表ではコパ・アメリカやEAFF E-1選手権、そしてカタール・ワールドカップ(W杯)と経験してきたが、どの大会でも立場としてはFW陣の中の一人でしかなかった。

     ただ、カタールW杯以降、着実に結果を積み重ねてきた男は、11月のW杯アジア2次予選でも2試合で5得点を記録。今季から加入したフェイエノールトで新たなスタイルを構築して進化を続ける上田は、日本代表のエースストライカーとしての立ち位置を確かなものとした。

     そんな上田に求められるのは、やはりゴールとなる。攻撃の組み立てに参加することはもちろん、前線からの献身的なハードワークもこなした上で、チームを勝利に導くゴールが必要となる。グループリーグからヒリヒリするような試合が続く中で、ストライカーとして結果を残し続けることができるか。こういう舞台で大きな結果を残してこそエースストライカー。強烈なインパクトを与えるような大会にしたい。

  • 20240113_Hatate(C)Getty images

    旗手怜央(セルティック/スコットランド)

     1カ月に及ぶ過酷な戦いが待つアジアカップ。試合を重ねるごとにコンディション調整が難しくなったり、ケガ人が出たりするのが常であることを考えれば、毎試合同じメンバーで戦うことは難しいだろう。そこで鍵を握るのがフレキシブルにプレーできる選手となる。

     その中でも特に推したいのが旗手だ。中盤ならばトップ下やサイド、ボランチでプレーが可能で、サイドバックの経験もある。システムを変えればインサイドハーフもこなすことができ、どのポジションでも高いクオリティを出すことができる。

     その実力はすでに昨年の6月や9月シリーズで実証済み。今季はケガもあって離脱する時期を作ってしまったが、クラブではチャンピオンズリーグ(CL)2年目を経験するなど、新たな視点で積み重ねた経験が確かな糧となっている。

     アジアカップではどんな形での起用になるかわからないが、スタメンだろうが、途中出場だろうが、確かな能力を発揮できる旗手は、大会を通して“頼りになる”選手となることは間違いない。

  • 20240113_Sugawara(C)Getty images

    菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)

     カタールW杯以降、破壊力を増した日本代表で、最終ラインの一角ながら攻撃面で確かな貢献を果たしている男がいる。右サイドバックでスタメンの座を確立した菅原だ。

     その圧倒的な攻撃力を披露しているのは日本代表だけではない。オランダのAZでプレーする菅原は、積極的に高い位置に飛び出して攻撃に関与。上下動を繰り返しながら鋭いクロスでチャンスメイクすれば、チャンスと見るやゴールを狙ってシュートを放つなど、相手にとって嫌な選手となり続けている。実際に16試合で記録したアシストは4つ。この数字はエールディヴィジに所属するDFで最多だ。

     代表でもその存在感は日に日に増している。ビルドアップにうまく絡みながら前線に出てはチャンスを創出し、11月のシリア戦ではFKから見事なゴールを奪取。すでに日本代表に欠かせない右サイドバックとなっている。

     今では欧州のビッグクラブからも関心を寄せられるようになった男は、今回のアジアカップで結果を残すことができればさらに評価を高めることになるだろう。代表としても後方から厚みのある攻撃を生んでいくために菅原の活躍は必須だ。