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Jリーグアウォーズで発表される「2018 Jリーグベストイレブン」に選出される選手は?~FW編~
©J.LEAGUE鈴木 優磨(鹿島アントラーズ)
1996年4月26日生まれ 182cm/75kg
将来を嘱望されてきたアカデミー出身のストライカーが、ついに本格ブレイク。力強いポストワークで起点となり、クロスやこぼれ球には身体ごと反応し、泥臭くゴールを陥れる。金崎夢生が鳥栖に移籍したシーズン後半は責任感も増し、ゴールの数を飛躍的に増やしていった。キャリアハイとなる11ゴールを記録する一方で、アシストも10を数えた。独りよがりではなく味方も生かすスタイルを身に付け、自他ともに認める鹿島のエースに成長を遂げた。
©J.LEAGUE興梠 慎三(浦和レッズ)
1986年7月31日生まれ 175cm/72kg
監督交代を強いられるなど混迷したチームにおいて、浦和のエースもシーズン前半は大いに苦しんだ。しかし鹿島時代の恩師、オズワルド・オリヴェイラ監督が就任すると復調し、W杯中断明け後は3試合連続ゴールを記録するなど勢いに乗った。終わってみれば昨季の20得点には及ばなかったものの、川崎Fの小林悠と並んで日本人トップの15得点をマーク。鋭い動き出しと、身体の強さを生かしたポストワークは、今季も相手の脅威となった。
©J.LEAGUE伊東 純也(柏レイソル)
1993年3月9日生まれ 176cm/68kg
まさかのJ2降格を強いられたチームにおいて、日本代表にも名を連ねる高速ドリブラーは、ひとり気を吐いた。昨季に続いて全34試合に出場し、6ゴールをマーク。得点数は昨季と同じながら、アシストの数はニ桁を記録。鋭いドリブルからの正確なクロスで、多くの得点機を生み出した。圧巻だったのは第29節の広島戦。強風の中で2つのゴラッソを叩き込み、3-0の快勝に貢献。来季の海外移籍も噂されるアタッカーの動向に注目が集まる。
©J.LEAGUEディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)
1990年6月22日生まれ 179cm/78kg
柏から期限付きで加入した強靭なストライカーは、新天地でその能力をいかんなく発揮した。特に広島と首位争いを繰り広げたシーズン前半は圧巻のパフォーマンスを披露。長崎戦のハットトリックを含め、第11節までに9得点とゴールを量産した。ハイプレス、ショートカウンターの戦術をベースとするFC東京において、単騎で相手に圧力を与えられるこのFWの存在は貴重。後半戦はやや失速したものの、来季は完全移籍での加入が決まっている。
©J.LEAGUE小林 悠(川崎フロンターレ)
1987年9月23日生まれ 177cm/73kg
昨季の得点王でMVPにも輝いた優勝チームの頼れるキャプテン。鋭い動き出しとゴール前での俊敏性を生かし、今季も仕上げ役を担った。ACLとの両立を強いられたシーズン前半は結果を出せなかったものの、お得意の夏場に入るとギアを上げ、ゴールを量産。超決定機を逃したり、PKを失敗したりど、不安定な側面もあったが重要な場面で結果を出し、難しいシュートを容易くゴールに叩き込むなど、今季もそのエンターテイナーぶりは健在だった。

ジョー(名古屋グランパス)
1987年3月20日生まれ 192cm/97kg
昨年のブラジル全国選手権でMVP&得点王に輝いた元セレソンの点取り屋は、その肩書きに偽りはなく、24ゴールを挙げて得点王に輝いた。開幕戦でゴールを記録したものの、シーズン前半は低迷するチームにおいて自身も苦しんだ。しかし、後半戦の働きはまさに圧巻。第19節からの7試合で14得点とゴールを量産し、V字回復を実現したチームの原動力となった。高さとしなやかさを生かした多彩なフィニッシュワークは、観る者を大いに魅了した。
©J.LEAGUEファン・ウィジョ(ガンバ大阪)
1992年8月28日生まれ 184cm/73kg
今季のJリーグでインパクトを放ったひとりだろう。昨季にG大阪に加入した韓国出身のFWは2年目の今季に大ブレイク。開幕から結果を出せないチームにおいてひとり気を吐くと、韓国代表として参戦したアジア競技大会で得点王を獲得。その勢いをチームに持ち込んで、9月以降にゴールを量産。9連勝を達成し、一気に残留を決めたチームの牽引車となった。力強いドリブルと果敢にゴールに向かう姿勢は、まさにストライカーの矜持を示していた。
©J.LEAGUEパトリック(サンフレッチェ広島)
1987年10月26日生まれ 189cm/82kg
高さと強さ、さらにはスピードも兼ね備えたブラジル出身のストライカー。昨季途中にG大阪から加入し残留に大きく貢献すると、今季は城福浩監督の求めたスタイルに完全フィット。開幕からゴールを量産し、広島の快進撃の立役者となった。アバウトなボールも前線でしっかりと収め、クロスやセットプレーには打点の高いヘッドで合わせる。しかし、相手の警戒が強まったシーズン後半は結果を出せなくなり、チームの失速を招く要因ともなった。

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