ポッターがチェルシーをダメにしたのか、その逆か…FAカップ敗退の勝者と敗者

マフレズはチェルシー相手にまたもやってのけた。彼の完璧なフリーキックはケパ・アリサバラガの脇を抜けてゴール隅に突き刺さり、それまでビッグチャンスが全くなかったこの試合で均衡を破ったのである。さらに、後半にはPKを獲得し、ゴールネットを揺らし、チェルシーに屈辱を与えた。

今シーズン、チェルシーと対戦した3試合すべてでゴールを決め、現在、全コンペティションで8ゴールを記録している。

この31歳は、試合中も常に仲間のアタッカーとコンビネーションし、時には危険なボールをボックス内に入れるなど、生き生きとした姿を見せていた。

試合開始早々、マンチェスター・シティのロドリに対して、ボールの近くにおらず、ロドリの足を踏みつけたときにも、ボールを奪うつもりはなかったようで、ハヴァーツは幸運にもカードをもらうことなく、その場をしのいだ。

また、1-0で迎えた試合では、チェルシーのボックス内であからさまなハンドを犯し、シティにPKを献上してしまった。

この23歳の選手は、前半のどの時点でもシティのGKステファン・オルテガを試すことができず、シティにとって前線での脅威はゼロだった。

ハーフタイムに交代させられ、ダビド・ダトロ・フォファナと交代させられたのも当然だった。

グアルディオラはこの日、すべてをうまくやり遂げた。ハーランドやデ・ブライネを休ませるなど、先発メンバーを適切に変更しながらも、相手を圧倒するチームを作り上げたのだ。

チェルシーとは正反対に、スマートでモチベーションの高いチームは、フィールドの至る所で相手を圧倒した。

3日後にはカラバオカップのサウサンプトン戦、さらにその3日後にはマンチェスター・ダービーという一戦が控えており、このオフは最も重要な選手2人をフレッシュに保つのに役立つだろう。

グアルディオラ監督にとっては、経験の浅い選手たちが仕事をこなすことができるのは喜ばしいことであり、2つのカップ戦とチャンピオンズリーグを維持しながら、プレミアリーグのタイトル争いに這い上がろうとしている今、重宝されるかもしれない。

チェルシーの監督は、カイ・ハヴァーツがシティに与えたPKのリプレイを見ながら、「くそったれ」と言ったのが目撃された。47歳のチェルシー監督が職を失うような状況に陥っていることを考えると、これはまさにうってつけの反応だった。

後半には、ファンが前任者であるトーマス・トゥヘルの名前を歌い始め、その憤りをあらわにした。

ポッターはこの試合でも選手に闘志を植え付けることができなかったのだから、この怒りも無理はない。彼の先発メンバーはFAカップよりもプレミアリーグを優先していることを示していたが、少なくともこの試合ではやる気と闘志を見せるべきだった。

チェルシーはイングランド人監督のもとで戦った18試合のうち、わずか8試合しか勝利しておらず、この記録がすぐに改善されない限り、シーズンが終わる前に監督が退任することになるかもしれない。

フォーデンはこの勝利に極めて重要な役割を果たし、適切な位置からチームの3点目を放ち、後半にはPKを獲得した。

グアルディオラのチームではジャック・グリーリッシュとレギュラーを争っているフォーデン。しかし、素晴らしい動きと危険なポジションに入る能力は、イングランド王者にとって大きな脅威となるだろう。

そして、グアルディオラがこの素晴らしい才能を生かしたいのであれば、フォーデンに先発の座を与えなければならないことを証明した。

マウントは左ウイングに移され、前線のカイ・ハヴァーツをサポートしたが、チェルシーの攻撃は単なるホログラムのようで、この試合では1つのチャンスも作り出せなかった。

ハヴァーツは後半に入る前に交代させられたが、マウントはそれ以上うまくいかず、残り15分強で交代させられた。

周りの選手とうまく連動できず、チェルシーの最初のシュートを放ったものの、味気ない、不正確なシュートであり、残りの出場時間では、この1回の関与から発展することができなかった。