約3年半を過ごしたスコットランドから、向かった地はフランス。「欧州ビッグ5」のリーグ・アンに所属するレンヌは、グッチやサンローランなどハイブランドを展開する「ケリンググループ」の創業者であるフランソワ・アンリ・ピノー氏が1998年からオーナーを務める、1901年創設の歴史あるクラブでもある。
——レンヌ移籍を決めた理由を教えてください。
3年半セルティックで幸せな時間を過ごせました。まだまだできる時間はありましたが、このタイミングで良いお話をいただいて、話を聞く中で熱量を感じましたし、新しい環境で素晴らしいリーグでまたイチからチャレンジしたいという気持ちが強くなり、移籍を決めました。シーズン途中にもかかわらず、送り出してくださったセルティックに感謝しています。
——レンヌの印象を教えてください。
歴史あるクラブですし、オーナーが本当にすごい方です。ホームは毎試合満員になると聞いています。デビューするのが本当に楽しみで、少しでもチームの起爆剤なれればと思っています。
——リーグ・アンの印象は?
練習してすごく感じますが、選手一人ひとりの技術だったり身体能力だったりは本当にレベルが高くて、1対1の局面は、もうなんて言うんですかね(ドリブルで)スラスラっと抜けていったり、1人2人剥がすのも当たり前の環境なので、毎日の練習ですごく刺激をもらっています。すごく楽しいです。試合をするのが楽しみです。
——チームに合流してセルティックとの違いは感じましたか?
1対1で剥がすというのはやはり違うなと感じました。なんていうのかな、足が伸びてくるし、ドリブルで仕掛けている時も無駄な力が入っていないというか。相手にドンってプレスを体で当てに行っても、フニャンという言い方はあれですけど、衝撃を受け流すというか、それを逆に利用して前に入って行くんです。そこはすごいなと感じています。ちょっと伝え方が下手なんですけれども。
——ご自身の一瞬のスピードは武器になると思いますか?
はい、そこはやはり僕の強みなので生きていると思います。でもまだ来て1週間ぐらいしか経っていないので、ちょっとずつ、あまり喋れない英語ですけど、選手たちとコミュニケーションを取って、ちょっとずつ合わせていこうという努力はしています。
——移籍の際に、リーグ・アンでプレーする日本代表選手に連絡を取りましたか?
言っていいか分からないですけど、(伊東)純也くんは「移籍するの?」みたいな感じで連絡をくれました。「今年あまり調子良くないけど、すごく良いチームだよ」っていうふうに言ってもらいましたし、連絡は取っていました。