世界最高の選手を決める『Goal50』。今年の勝者は、Goalエディションではなく完全なるファンの投票により決定した。
女子選手の順位をチェック。
(C)Getty/Goal【GOAL50 2021】世界最高の女子選手TOP50が決定
GOAL50ニコル・ビッラ | FW | ホッフェンハイム | オーストリア
昨シーズンの女子ブンデスリーガタイトルをめぐる、バイエルン・ミュンヘンとヴォルフスブルクとの戦いは非常に激しいものであった。だが、得点王争いはそうではなかった。オーストリアのゴールマシーンは22試合で23得点とゴールを量産し、クラブの欧州カップ戦出場権獲得に貢献した。
GOAL49スティーナ・ブラックステニウス | FW | BKヘッケン | スウェーデン
2021年はスウェーデンの25歳のゴールに湧きっぱなしだ。オリンピックまでのリーグ戦12試合で11得点を叩き出したかと思えば、日本で行われた五輪では5試合5得点を記録し、銀メダルを獲得。母国に戻ってからも好調を維持している。
GOAL48サンディ・ボルティモア | FW | PSG | フランス
PSGにはエキサイティングなタレントが多数在籍している。この21歳もその一人だ。ボルティモアは8得点11アシストを記録し、フランスの巨人に初めてのタイトルをもたらした。女子CLの準決勝での役割も同様に大きなものだった。
GOAL47カデイシャ・ブキャナン | DF | リヨン | カナダ
このDFはリヨンでこれまでのようにタイトルを獲得することができなかったが、カナダ代表では間違いなく大きな貢献を果たし、オリンピックで金メダルを獲得。堅い守備で母国に初めての栄冠をもたらした。
GOAL46クリスタル・ダン | MF | ポートランド・ソーンズ | アメリカ
この29歳はポートランドをNWSLチャレンジカップ優勝に導いた。中盤の新たな役割に順応し、決勝のPK戦でも得点した。その後のオリンピックでは左サイドバックで出場し、苦戦を強いられたアメリカ代表に銅メダルをもたらした。
GOAL45バネッサ・ギレス | DF | ボルドー | カナダ
自身の堅い守備でボルドーを初めて女子CL出場圏内に導いたこの25歳は、その後のオリンピックでそれ以上の活躍を見せた。カナダ代表で金メダルを獲得し、大会ベストイレブンにも選出されたのだ。
GOAL44ウジェニー・ルソメ | FW | OLレイン | フランス
昨シーズンにリヨンで14試合に先発して7得点を記録したこのFWは、今夏初めてフランスを離れ、アメリカのOLレインに移籍した。NWSLチャンピオンシップ優勝を狙う新たなクラブでも絶好調を維持している。
GOAL43サマンサ・メウィス | MF | マンチェスター・シティ | アメリカ
昨年女子スーパーリーグに移籍したアメリカ代表のスターたちの中でも、このMFは最も大きなインパクトを残した一人だ。メウィスのハイライトはマンチェスター・シティがFAカップを制した際のウェンブリーでの得点だろう。また、夏のオリンピックでは銅メダルを獲得している。
GOAL42ジェニファー・マロジャン | MF | OLレイン | ドイツ
昨シーズン、フランスで22試合15アシストを記録したマロジャン。アシストランク1位に輝いた後、世代を代表するドイツのプレーメーカーはリヨンを離れてOLレインに加入した。移籍後すぐにアメリカでも影響力を発揮。クラブとともにNWSLチャンピオンシップ制覇を狙っている。
GOAL41グレース・ゲヨロ | MF | PSG | フランス
昨シーズンPSGのリーグ優勝メンバーの一人である24歳は、女子CLで準決勝に進出した際にも素晴らしい活躍を見せた。宿命のライバルであるリヨンに勝利した準々決勝での得点が特に印象的だ。
GOAL40ベッキー・サワーブラン | DF | ポートランド・ソーンズ | アメリカ
ポートランドをNWSLチャレンジカップ優勝に導き、決勝のPK戦でネットを揺らしたセンターバックは、東京五輪でも銅メダルを獲得。その後に母国に戻ってソーンズのNWSLチャンピオンシップ制覇に向けた進撃を続けている。
GOAL39カロリーネ・セゲル | MF | ローゼンゴード | スウェーデン
オリンピックで銀メダルに輝いたスウェーデンにおいて、出色の出来を見せた選手のうちの一人。試合を落ち着かせる守備的MFとして、この36歳の影響力はクラブでも強く、リーグ優勝に向けて首位を走るチームのキャプテンを努めている。
GOAL38カディディアトゥー・ディアニ | FW | PSG | フランス
フランスのシーズン終了後には2つの最優秀選手賞が祝われるが、今年は両方ともディアニが受賞。このFWはリーグ戦19試合の出場で13得点を挙げ、9アシストをマークし、PSGに初めてのタイトルをもたらした。
GOAL37エリー・カーペンター | DF | リヨン | オーストラリア
まだ21歳だが、オーストラリアのサイドバックは今夏、年齢に見合わぬ見事な活躍をオリンピックで見せ、スター揃いのチームでも重要な存在となっていた。リヨンでも重要な存在にありつつあるカーペンターは、同チームで初めてフルシーズンを過ごし、数多の称賛を浴びた。
GOAL36デビーニャ | FW | ノースカロライナ・カレッジ | ブラジル
2021年NWSLチャレンジカップの最優秀選手に選ばれた29歳は、見る者を楽しませ続けている。この際の好調ぶりはレギュラーシーズンでも発揮され、さらにオリンピックでも2得点を挙げた。ブラジル代表で挙げたゴール数も50得点に近づいている。
GOAL35ワンディ・ルナール | DF | リヨン | フランス
2020-21シーズンはリヨンにとって難しいシーズンとなったが、それでもキャプテンはフランスリーグのベストイレブンに選出された。持ち前の得点感覚で二桁得点に乗せており、センターバックとして驚きの数字を残した。
GOAL34リン・ウィリアムズ | FW | ノースカロライナ・カレッジ | アメリカ
このFWの得点力は、ノースカロライナ・カレッジがNWSLチャンピオンシップ優勝を狙える位置にい続けるためには重要なものだ。ウィリアムズはオリンピックでも大きな存在感を見せた。準々決勝のオランダ戦で得点とアシストを記録するなど、アメリカ代表の銅メダル獲得に貢献した。
GOAL33ルーシー・ブロンズ | DF | マンチェスター・シティ | イングランド(Team GB)
リヨンにトロフィーをもたらす活躍を残した後でイングランドに戻ったこのサイドバックは、マンチェスター・シティでも女子FAカップを制し、タイトルを獲得し続けた。シティは惜しくもリーグ優勝を逃したが、ブロンズ自身は非常によい活躍を見せていた。
GOAL32クリスティアネ・エンドレル | GK | リヨン | チリ
このGKは2つの初優勝に欠かせない存在であった。PSGでは22試合中19試合でクリーンシートを並べ、クラブ初のリーグタイトルを獲得。なお、そのうち2試合は前年王者のリヨンとの試合で記録したものであった。また、母国を初のオリンピック出場にも導いている。
GOAL31ケイトリン・フォード | FW | アーセナル | オーストラリア
女子スーパーリーグでこのオーストラリア人より多く得点した選手は3人しかいない。多くの負傷離脱者に苦しんだアーセナルで21試合に出場し10ゴール5アシストを記録。また、母国をオリンピックでベスト4に導いた。
GOAL30クリスティアナ・ジレッリ | FW | ユヴェントス | イタリア
このイタリア人の棚には、昨シーズンに多くのトロフィーが追加された。21試合で22得点を稼ぎ、ユヴェントスは完璧な無敗優勝を達成。ジレッリ自身は得点王に輝き、セリエAの最優秀FWと最優秀選手も受賞した。
GOAL29クリステン・プレス | FW | エンジェル・シティ | アメリカ
冬の間、病気に悩まされたが、昨季最後の3試合で4得点を挙げ、さらにアメリカ代表では10試合で9ゴールをマーク。オリンピックでは銅メダルを獲得した。
GOAL28スベニャ・フート | FW | ヴォルフスブルク | ドイツ
昨シーズン、女子ブンデスリーガで最多アシスト数を記録。ヴォルフスブルクで絶好調を維持しつつも、あまり評価は高くなかったが、難しいシーズンでDFBポカールを7連覇するなど結果を残した。
GOAL27カディジャ・ショー | FW | マンチェスター・シティ | ジャマイカ
PSGやリヨンのような攻撃的な選手が多いフランスリーグの中で、昨シーズンは20試合で22ゴールを挙げて得点王を獲得した。この活躍によってボルドーは女子CL出場を果たしている。
GOAL26ハンナ・グラス | DF | バイエルン・ミュンヘン | スウェーデン
このサイドバックが今年好調であったことは、クラブと母国にとって大きなものとなった。バイエルン・ミュンヘンで5アシストを記録し、クラブは5年ぶりのタイトルを獲得。女子CLではクラブを準決勝まで導き、スウェーデン代表としてオリンピックの銀メダルを手にした。
GOAL25エスター・ゴンサレス | FW | レアル・マドリー | スペイン
このスペイン人は昨シーズン、ゴール前で獅子奮迅の活躍を見せた。リーグ戦34試合で30得点を記録。レバンテを女子CL出場圏に押し上げた。同時にスペイン・スーパーカップでは決勝戦に進出。そして、今夏にはレアル・マドリーへと移籍した。
GOAL24マリー=アントワネット・カトト | FW | PSG | フランス
この22歳は21得点8アシストを記録し、PSG初のリーグタイトルの火付け役となった。中でも最も重要な得点といえば、1-0で勝利した前年度王者リヨン戦での得点だ。また、女子CLでも4得点を奪い、クラブはベスト4に進出した。
GOAL23熊谷紗希 | DF | バイエルン・ミュンヘン | 日本
日本人スターのクオリティを数字で測ることはできないが、センターバックとしても、守備的MFとしても、リヨンで好調を維持していた。その後にバイエルン・ミュンヘンに移籍し、母国開催となったオリンピックではキャプテンマークを巻いた。
GOAL22マリオナ・カルデンテイ | FW | バルセロナ | スペイン
このスペイン人は実力に見合った評価を受けることが少ない。彼女ほどインテリジェンスに溢れた選手はそうそういないだけに、それは残念だ。だがバルセロナは彼女の才能の一切を享受している。彼女は昨シーズンに17得点を記録。数字は素晴らしいものだが、それだけが彼女の影響力のすべてではない。
GOAL21サム・カー | FW | チェルシー | オーストラリア
このオーストラリア人は21得点を奪い、チェルシーをリーグ優勝に導いた。コンチネンタルカップ決勝ではハットトリックを達成した上、女子CL決勝までに3得点を奪った。そして、オリンピックでは豪州でキャプテンを務めて4得点を記録し、準決勝まで勝ち進んだ。
GOAL20マグダレーナ・エリクソン | DF | チェルシー | スウェーデン
チェルシーのキャプテンはチームを女子スーパーリーグ優勝に導き、コンチネンタルカップ優勝と女子CL決勝進出も果たした。東京五輪ではスウェーデン代表として銀メダルを獲得。準々決勝で得点も記録している。
GOAL19アシュリー・ローレンス | DF | PSG | カナダ
PSGでタイトルを獲得してフランスリーグのベストイレブンに選出されたこのDFは、クラブをCL準決勝まで押し上げた後、オリンピックにも出場。東京でも出色の活躍を続け、カナダ代表で金メダルを獲得した。
GOAL18チ・ソヨン | MF | チェルシー | 韓国
女子スーパーリーグにおいて最も才能に恵まれた選手の一人。このMFはチェルシーのリーグ優勝とコンチネンタルカップ優勝、そして女子CL決勝進出のキーパーソンであった。CL準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦での試合を決定づけるゴールが昨シーズンのハイライトだ。
GOAL17アイタナ・ボンマティ | MF | バルセロナ | スペイン
世界最高級の才能を持つ若手MFとして知られているが、この23歳はこの評価に「若手」という形容をつける必要がないほどの活躍を見せた。バルセロナでは3冠を達成し、女子CL決勝のMOMに選ばれた。
GOAL16パトリ・ギハーロ | MF | バルセロナ | スペイン
この23歳はバルセロナの3冠獲得に際して類まれな活躍を披露。リーグ戦で8得点を決めただけでなく、メインとなる中盤での役割以外にも、女子CL決勝でもそうであったように、必要とあればセンターバックまでこなした。
GOAL15リンダ・ダルマン | MF | バイエルン・ミュンヘン | ドイツ
昨シーズン、女子ブンデスリーガでアシスト数2位につけた27歳は、バイエルン・ミュンヘンで得点も6度奪い、クラブを5年ぶりのタイトルに導いた。彼女の創造性は女子CLで残したベスト4という結果にとって重要な要素であった。
GOAL14ジェニファー・エルモソ | FW | バルセロナ | スペイン
スペインでリーグ戦26試合に出場し31得点を記録し、3年連続5度目の得点王を受賞した。また、バルセロナの3冠のひとつとして獲得した女子CLでも得点王に。7試合で6得点を記録している。
GOAL13フラン・カービー | FW | チェルシー | イングランド(Team GB)
16得点11アシストを記録したこのFWは特筆すべきパフォーマンスを見せ、チェルシーの女子スーパーリーグ制覇に貢献。コンチネンタルカップ決勝では6得点すべてに関与した。また、女子CLでは決勝進出を果たし、エルモソと同着の大会得点王となった。
GOAL12イングリッド・エンゲン | MF | バルセロナ | ノルウェー
このノルウェー人は、中盤の底で働く世界最高峰のMFとして静かに地位を確立している。その能力は数字で測ることができないが、バルセロナにとっては当然の評価であった。ヴォルフスブルクをDFBポカール優勝に導いたことで契約にこぎつけたのだ。
GOAL11ペルニレ・ハルダー | FW | チェルシー | デンマーク
このデンマーク人はチェルシーで新たな役割が割り当てられたため、これまでよりは得点を奪えなかったが、それでも16得点を記録。ブルーズの女子スーパーリーグとコンチネンタルカップの優勝に多大な影響をもたらした。また、女子CLの決勝進出にも大きく貢献した。
GOAL10リナ・マガル | MF | バイエルン・ミュンヘン | ドイツ
バイエルン・ミュンヘンが5年ぶりの女子ブンデスリーガ優勝を果たす中、この27歳は好調を維持。20試合に出場し、5得点6アシストをマークした。クラブの女子CL準決勝進出にも重要な役割を果たしている。
GOAL9フィフィアネ・ミデマー | FW | アーセナル | オランダ
オランダのスターは昨シーズン、24歳にして女子スーパーリーグの得点王に。22試合で18得点の活躍を見せた。さらにオリンピックでは過去の記録を大幅に更新し、なんと4試合で10ゴールを奪っている。
GOAL8コソヴァレ・アスラニ | MF | レアル・マドリー | スウェーデン
金メダルを切望したオリンピックでは銀メダルに終わったものの、創造性あふれるMFはスウェーデンで輝きを放ち、五輪ベストイレブンに選出された。昨シーズンはレアル・マドリーで16得点を挙げている。
GOAL7マピ・レオン | DF | バルセロナ | スペイン
バルセロナで3冠を果たしたシーズンにおいて、その攻撃力は称賛を受けたが、このセンターバックも素晴らしい出来であった。堅守を披露し、リーグ戦34試合で喫した失点はわずか15。自身はゴールでもチームに貢献する場面があった。
GOAL6キャロライン・グラハム・ハンセン | FW | バルセロナ | ノルウェー
このノルウェー人はアシスト量産機としての期待に応え続けている。昨シーズンはバルセロナでリーグ戦19アシストを供給するだけでなく、8得点を奪った。ワールドクラスのウインガーは、女子CLでは3得点5アシストを記録し、優勝に大きく貢献した。
GOAL5シドニー・ローマン | MF | バイエルン・ミュンヘン | ドイツ
ドイツで最も有望な若手の一人と評価されている21歳は、バイエルン・ミュンヘンで20試合に出場し、10得点を記録。クラブは2016年以来のタイトルを獲得した。女子CLでも4得点を奪い、クラブを4強に導いている。
GOAL4リーケ・マルテンス | FW | バルセロナ | オランダ
オランダのウインガーはバルセロナで20ゴールを奪い、3冠に貢献。特に女子CLの終盤戦でまばゆい輝きを見せた。オリンピックでは4試合に出場し4得点を挙げている。
GOAL3アシサト・オショアラ | FW | バルセロナ | ナイジェリア
このナイジェリア代表選手はリーグ戦18試合に先発し、18得点を記録。所属するバルセロナは3冠を獲得している。さらに女子CLでも4ゴールを奪っており、特に準々決勝のマンチェスター・シティ戦で試合を決めた2ゴールがハイライトとなった。
GOAL2イレーネ・パレデス | DF | バルセロナ | スペイン
このスペイン人は昨シーズン、PSGのディフェンスリーダーとして君臨。19度のクリーンシートを記録し、女子リーグタイトル獲得に貢献した。バルセロナ移籍の前に女子CLでベスト4進出に貢献したが、惜しくもカタルーニャの雄に敗れた。
GOAL1アレクシア・プテージャス | MF | バルセロナ | スペイン
キャプテンマークを巻きながら、全コンペティションで25得点を記録。バルセロナの3冠獲得において見事な活躍を見せた。コパ・デ・ラ・レイナ決勝ではMOMに選出され、さらに女子CL決勝では得点も奪っている。