ベストがC・ロナウドのマン・Uデビュー戦を回顧「私が見た中で間違いなく最も興奮させられたデビューパフォーマンスだった」

40歳の誕生日を迎えたアル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドは、キャリア終盤に差し掛かっているものの、依然として世界的なスターの一人となっている。実際、2003年にスポルティングからマンチェスター・ユナイテッドに加入して一躍有名になったC・ロナウド。プレシーズンの親善試合でチームの選手たちを魅了し、サー・アレックス・ファーガソン監督に獲得を強く要請したことは有名な話で、その後オールド・トラフォードに加入し、プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグのタイトルを獲得する大成功を収めた。

C・ロナウドのデビューは、ボルトン戦の途中出場だった。マンチェスター・Uは4-0で勝利したが、試合後の話題は全て、印象的な活躍を見せたC・ロナウドに集中した。クラブのレジェンドであるジョージ・ベスト氏も新加入選手に魅了された一人だ。今回、C・ロナウドの40歳の誕生日を記念し、その絶賛レビューがクラブ公式サイトで再び紹介されている。

ベスト氏はマンチェスター・ユナイテッドの雑誌で自身の見解を述べた。

「クリスティアーノ・ロナウドのシーズン開幕戦ボルトン戦での途中出場デビューは、間違いなく私が見た中で最も興奮させられたデビューパフォーマンスだった。元チームメイトの何人かも試合を見ていて、彼を私に例えていた。これまで『新ジョージ・ベスト』と呼ばれた選手は何人もいたが、今回初めて私への褒め言葉となったよ」

「似たような特徴を持つ選手はいたが、この若者は誰よりも多くの特徴を持っている。特に、本当の両利きであることが際立っている。両ウィングでプレーでき、簡単に選手をかわし、左右どちらの足でも危険なクロスを上げることができる。最後にそんな選手を見たのはいつだろうね？ボルトン戦でのロナウドについて、もう一つ気に入ったのは、フィジカル面での対応だ。出場するとすぐに後ろから激しいタックルを受けたが、すぐに立ち上がってプレーを続けた。全く動じなかった。それが正しい姿勢だよ」

またベスト氏はC・ロナウドの移籍金を「破格の安さ」と評し、ポルトガルの若者を「小さな宝石」、サー・アレックスのチームにとっての「仕上げのアイシング」と呼び、「ヨーロッパカップのもう一つの優勝もそう遠くないと想像するのは難しくない！」と予言した。

C・ロナウドはマンチェスター・Uの歴史に残る偉大な選手へと成長。その後、レアル・マドリーへの大型移籍を果たした。そこでもさらなる成功を収め、クラブの歴代得点記録保持者となった。現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレーを続け、現役引退前に1000得点達成を目指して得点を重ねている。