GazpromUEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサーであるガスプロム(Gazprom)は今年、主催する「フットボール・フォー・フレンドシップ(F4F)」の世界選手権を初めてeスポーツで開催。100を超える国から集まった10〜14歳の子どもたちが、今年8回目を迎えるF4Fの大会に参加した。
ガスプロムが主催する国際子供交流プログラムである「フットボール・フォー・フレンドシップ」は2013年に設立され、今年で8シーズン目を迎えた。これまでに211の国と地域から6000人を超える子どもたちが参加し、サポーターは600万人を超えている。
デジタル化した今年のプログラムには100万人以上が参加。成功の年となった2020年におけるフットボール・フォー・フレンドシップの取り組みを振り返る。
Gazprom今年の目標は世界中のサッカーコミュニティをサポートできるデジタルプレゼンスを開発し、毎年恒例となってきたサッカー大会に代わるものを提示することだった。
その中でフットボール・フォー・フレンドシップは様々なプロジェクトを推進。『International Football for FriendshipAward』を立ち上げ、4日間にわたって応募者がソーシャル、デジタル、スポーツなど様々なカテゴリからプロジェクトを発表した。
受賞：
『Changing the world』
ボリビアの女子サッカーアカデミー「Las super ponderosas」による、パンデミックに立ち向かう教育アクティビティ
ノミネート：
『Stadium Is Where I Am』
インド「Minerva FC」によるサッカー技術向上プログラム
『Earth is a Ball』
ナイジェリア「SACF」による、あらゆる人がサッカーを楽しめるイベント
『Driving the Planet』
ロシア「Zenit Gazprom Academy」によるサッカーコミュニティ構築プログラム
Gazprom今年は歴史上初めてF4Fがeスポーツとして開催された。32チームが2日間にわたって予選から決勝を目指して激闘を繰り広げた。決勝は生放送となり、優勝者には2021年にイスタンブールで行われるUEFAチャンピオンズリーグ決勝のチケットが贈呈された。
勝者：「Granular Salamander」
アンナ（ロシア）、アドリアーナ（ボスニア＆ヘルツェゴビナ）、アリナー（カザフスタン）、ミハイル（ラトビア）、ハムザ（UAE）
ヤングコーチ：ムハメット（トルコ）
GazpromF4F Worldは6人の選手を異なるプレーヤーが動かすことができる特別なプログラム。独自の評価基準からなる9つの重要な能力がゲームに影響を与える。また、好みのチームを選んで選手を強化していき、勝利を目指していくファンモードも実装されている。
F4F Worldは12月10日に無料でリリースされる。
F4F World is released on December 10 and is available for free.
Gazpromフットボール・フォー・フレンドシップのプログラムは総計50以上の国内外の賞を受賞するなど、2020年も大きな成果を上げた。今回も多くの参加者が集い、世界最大規模のオンライン・サッカーイベントとしてギネス認定されている。
今シーズンは、1000人を超える人々がロベルト・カルロスやメロディ・ドンシェ、アンドレアス・セトコヴィッチ、アントン・パヴリロフといったレジェンドたちとのオンライントレーニングセッションに参加することになった。
もちろん、F4Fは既にレコードブックにも掲載されており、2019年のマドリードでのイベントにおける「サッカーのトレーニングセッションに参加した人の国籍数」で世界記録を樹立している。
GazpromF4Fのヤングアンバサダーを務めたシリアの13歳の少年であるヤズンは「このような世界の状況下においても、フットボール・フォー・フレンドシップが開催され、実際に見ることができたのは、個人としてもアンバサダーとしても非常に嬉しいことです」と語った。
「これはサッカーにおける新たなビジョンであり、ゲームを通じて人々とコミュニケーションを取る絶好の機会となりました。そして、新たな友人を発見する場にもなります。キャラクターやクールなヘアスタイルは非常に気に入りました」
「もちろんチームプレーの重要性を理解することや、選手の育成などのファンモードのアイデアも素晴らしいと思いました。F4Fは仮想世界だけでなく現実世界における新たなヒーローを生み出すことになると思います」