過去に輝けると予測されてた逸材がいる。しかし、実際才能の多くは、プロキャリアで期待に応えることができなかった。今回は将来を嘱望されながらも…キャリアで輝けなかったいくつかの才能を紹介する。
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将来を嘱望されながらも…キャリアで輝けなかった天才たち
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アドリアーノ
パルマ時代に中田英寿やアドリアン・ムトゥとともに強力攻撃陣を形成し、得点を量産したアドリアーノ。2005年のコンフェデレーションズカップでは得点王とMVPに輝き、ブラジル代表でもその地位を確固たるものにしたが、その後はケガに悩まされると、私生活の乱れが目立ち、次第に評価を落としていく。とてもプレーできないほど体重が増加し、晩年は試合出場もままならなかった。
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フレディー・アドゥー
14歳10カ月でプロデビューを果たし、アメリカ代表の未来を背負うことを期待されていたアドゥーだが、海外移籍を機に出場機会が激減。「早熟の天才」と言えば、彼の名前が真っ先に挙げられるだろう。
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アンデルソン
2007年にポルトからマンチェスター・ユナイテッドへ加入したアンデルソンは、初年度こそリーグ優勝とチャンピオンズリーグ制覇に貢献したものの、その後は度重なる体重増加により戦力外に。2019年に31歳の若さで現役を退いている。
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ライアン・バベル | アヤックスでの活躍が認められ、2007年に約22億円でリヴァプールに加入したバベル。しかし、出場機会に恵まれず、その後はドイツ、トルコ、UAEなどを転々とすることに。しかし、晩年は復活を果たし、6年ぶりのオランダ代表復帰も果たした。
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ヴァレリ・ボジノフ | レッチェで頭角を表したポジノフは、フィオレンティーナ、マンチェスター・シティへとステップアップするも、度重なる負傷に悩まされ、次第に出場機会を失っていくことに。中国、スイス、母国ブルガリアなどでプレーしたのち、現在はイタリアのペスカーラで現役を続けている。
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アントニオ・カッサーノ
バーリでデビューしてまもなく、セリエA王者のローマへ移籍したカッサーノ。ファビオ・カペッロ政権下では二桁得点を挙げ、フランチェスコ・トッティとともに強力な前線を形成したが、カペッロが退いてからは、相次いで指揮官と衝突。理解者でもあったトッティとの衝突も明らかとなり、2006年にレアル・マドリーへ移籍。しかし、マドリーでも素行の悪さは改善されず。ベンチにすら入れない日々が続き、2007年にイタリア復帰を果たした。その後所属したミランとインテルでは、元々兼ね備えた類まれな才能を発揮する一面も見られたが、サンプドリアやエラス・ヴェローナ時代では契約で揉めに揉めるなど、キャリアの晩年もつねに問題がつきまとった。
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マコーレー・クリサントゥス
2007年・U-17ワールドカップ優勝メンバーであるクリサントゥス。元ナイジェリア代表ストライカーには当時、欧州の複数ビッグクラブが関心を寄せていたが、その後のキャリアは下降線をたどることに。現在はサウジアラビアでプレーしている。
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セバスティアン・ダイスラー
ダイスラーもまた、将来を嘱望されながらも度重なるケガと、プライベートでの問題から発症したうつに悩まされ、27歳の若さで現役を退いている。
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デニウソン
2002年の日韓W杯で5試合に出場し、優勝に貢献したデニウソンだが、キャリアはその後下降。彼は2010年に引退する前に、アメリカ、ベトナム、ギリシャでプレーした。
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ジエゴ
ドイツでは大きな成功を手にしたジエゴだが、ブラジル代表では同ポジションにカカが控えていたため、W杯には出場せず。ファンタジスタと称されたが、強烈なインパクトを残すまでには至らなかった。
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ロイストン・ドレンテ
若くしてレアル・マドリーの一員となったドレンテだが、その後彼のキャリアは下り坂に。29歳の若さで引退し、ラッパーに転向したが、再び現役に復帰するという異色のキャリアを築いた。
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マイケル・ジョンソン
イングランドで最も才能のあるミッドフィールダーの1人と見られていたジョンソンだが、相次ぐ負傷で居場所を失うと、その後は体重増加や飲酒運転で逮捕されるなど多くの問題を抱えていたため、シティは契約を解除。2013年に現役を退いた。
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ボージャン・クルキッチ
ジュニアレベルでは天才と称され、リオネル・メッシの後継者として期待されていたボージャン。しかし、スターが揃うバルセロナで定位置を確保できず、その後はローマやストークなどを渡り歩いたが、次第に表舞台から姿を消していった。30歳となった現在は、MLSのモントリオール・インパクトでプレーしている。
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ニイ・ランプティ
1991年にガーナ代表としてU-17ワールドカップで優勝したにもかかわらず、このプレーヤーのキャリアは、利益優先主義の代理人によって悪用されたため、トッププレーヤーになることは叶わなかった。
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フェデリコ・マケダ
マーカス・ラッシュフォードの前は、ユナイテッドはマケダに潜在的な期待を寄せていた。2009年4月のアストン・ヴィラ戦で挙げた決勝ゴールは、マケダの輝かしい将来を期待させるものだったが、結局ユナイテッドでは出場機会を得ることができず。様々なクラブにローン移籍した末に、現在はパナシナイコスでプレーしている。
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アレシャンドレ・パト
彼は若くしてミランでキャリアの頂点に到達した。しかし、一連のケガで彼は衰退し、現在は母国のブラジルでプレーしている。
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ジャーメイン・ペナント
飲酒運転などピッチ外の問題により、ペナントは自身にとって最高の可能性を探求することに集中できなくなり、彼のキャリアは時間とともに衰退していった。
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ラース・リッケン
1997年のチャンピオンズリーグ決勝でドルトムントのヒーローになったリッケンだが、度重なるケガのために30歳で引退することになった。
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リー・シャープ
ライアン・ギグスが脚光を浴びる前、オールド・トラフォードは彼が左サイドを掌握していた。しかし、ケガの問題等もあり、ユナイテッド退団後はキャリアの下降線を辿った。現在は、テレビのリアリティー番組に出演しており、若い世代によく知られた存在だ。
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