コッパ・イタリア決勝で敗戦…ミランCEO「失敗のシーズンだ」

ボローニャがローマのスタディオ・オリンピコ・スタジアムで行われたコッパ・イタリアでミランを1-0で撃破。ミランのディレクターを務めるジョルジオ・フルラニは試合後、スポーツメディアセットの取材に応じ、ミランの2024-25シーズンの失望的な成績について言及した。彼はボローニャの歴代初優勝を祝福しつつ、ファンの不満を代弁。チームのパフォーマンスへの不満を表明し、来シーズンに向けた改善を誓った。

ミランは現在、セリエAの順位表で8位に位置しており、欧州大会の出場権を逃す可能性が高い。彼らの欧州での苦戦は、チャンピオンズリーグのノックアウトステージでフェイエノールトに合計スコア2-1で敗れたことで早期に終了した。

今シーズンのミランの救いとなったのは、スーペルコッパ・イタリアーナでの逆転勝利だ。インテルに2-0でリードを許したものの、タミー・エイブラハムの劇的ゴールにより3-2での逆転勝利を収めた。しかし、ファンはチームに不満を募らせており、特にライバルのインテルがチャンピオンズリーグの決勝に進出したことが大きな要因となっている。

フルラニは「まず最初に、この歴史的な快挙を成し遂げたボローニャを祝福したいと思う」と述べた。その後、ミランの今シーズンについて自身の見解を語っている。

「否定できない事実だが、これは失敗のシーズンだ。スーパーカップでの勝利にもかかわらず、私たちが設定した目標からは程遠い状態だ」

ファンたちの声を代弁するように、彼は未来についても語っている。

「ファンたちの失望を共有している。様々なミスを犯してしまった。私たちは前を向き、それらを修正し、ファンが期待する場所に戻らなければならない」

ミランは日曜日に首都へ遠征し、シーズン最終戦の前日となる試合でラニエリ率いるローマと対戦する。両チームはともにチャンピオンズリーグの4位最終枠を争っているため、この一戦は両チームの欧州での将来にとって重要な意味を持つ。