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ヨーロッパリーグ(EL)プレーオフ&決勝ラウンド開始! 日本人6選手の現状・注目スター選手は?

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UEFAヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトステージ、プレーオフのファーストレグが16日から開催される。ベスト16トーナメント進出をかけて、バルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドのビッグマッチのほか、守田英正のスポルティングCPや南野拓実のモナコなども参戦。ここでは、既に16強入りを決めているチームの日本人選手を含めたELノックアウトステージの注目選手を紹介する。

  • 決勝ラウンド・プレーオフ第1戦|試合日程・放送予定

    日時カード放送・配信
    2023/2/17(金)2:45ザルツブルク vs ローマテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)2:45バルセロナ vs マンチェスター・ユナイテッドテレビ:WOWOWライブ
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)2:45アヤックス vs ウニオン・ベルリンテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)2:45シャフタール・ドネツク vs レンヌテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)5:00セビージャ vs PSVテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)5:00スポルティングCP vs ミルティランテレビ:WOWOWライブ
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)5:00ユヴェントス vs ナントテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/17(金)5:00レヴァークーゼン vs モナコテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド

    ※放送・配信予定は変更になる可能性あり

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  • 決勝ラウンド・プレーオフ第2戦|試合日程・放送予定

    日時カード放送・配信
    2023/2/24(金)2:45PSV vs セビージャテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)2:45ナント vs ユヴェントステレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)2:45ミルティラン vs スポルティングCPテレビ:WOWOWプライム
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)2:45モナコ vs レヴァークーゼンテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)5:00ウニオン・ベルリン vs アヤックステレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)5:00ローマ vs ザルツブルクテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)5:00レンヌ vs シャフタール・ドネツクテレビ:なし
    ネット:WOWOWオンデマンド
    2023/2/24(金)5:00マンチェスター・ユナイテッド vs バルセロナテレビ:WOWOWライブ
    ネット:WOWOWオンデマンド

    ※放送・配信予定は変更になる可能性あり

  • tomiyasu(C)Getty Images

    冨安健洋(アーセナル)

    2018年に10代で欧州挑戦を選択、ベルギーとイタリアで経験を積み、2021年にヨーロッパ最高峰の舞台であるプレミアリーグへ到達した冨安。そのスピードに強さや体格も欧州トップレベルであることはさることながら、その抜群の戦術理解度と両足の技術を活かし、センターバックから両サイドバック、ウイングバックに3バックと守備的ポジション全てをハイレベルでこなしている。知将ミケル・アルテタ監督も「もはや利き足がどっちかわからないよ」と絶賛。モハメド・サラー対策のために左サイドバックで起用するなど、絶大な信頼を寄せている。今季は戦術上、プレミアリーグでの先発機会は限られているものの、ELでは全試合に出場中。日本代表として臨んだワールドカップ(W杯)はケガの影響もあってやや不本意に終わったが、既にベスト16入りを決めている現アーセナルで最も信頼できるDFの一人は今後、ラウンドが進むにつれてさらに重要度が増していくだろう。

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    久保建英(レアル・ソシエダ)

    これまで様々なクラブをレンタルで渡り歩いてきた日本の至宝は、今季ついに「理想郷」を見つけた。ソシエダ加入後最初の試合でゴールを奪うと、スペイン屈指のテクニカルなチームで瞬く間に攻撃を牽引する存在に。抜群のボールスキルはもちろん、高い戦術眼に献身的なランニングで周囲と連携しつつ、今季は特にゴールへの意識・関与が飛躍的に増加。チームの戦術上、フィニッシュフェーズに力を注げるようになったことで、W杯以降はほぼ毎試合ゴールに絡むような活躍を続けている。本人は加入の際、「昨季、2人の日本人(長谷部誠と鎌田大地)のEL制覇を見ました。それを目指さない理由はない」と欧州カップタイトルを意識。そんな21歳の日本代表MFをソシエダのファンは暖かく迎え入れ、すでに愛される存在として高い人気を獲得している。13日のエスパニョール戦でも見事なボレー弾を決めた久保が、ELの舞台でどんな輝きを放つのか、ベスト16からの戦いも必見だ。

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    堂安律(フライブルク)

    フライブルクでの今季前半戦で自信を高め、W杯では途中出場から“ゲームチェンジャー”として目覚ましい活躍を見せた堂安。各国メディアから絶賛された24歳アタッカーは、今ではビッグクラブへの移籍が騒がれるほど注目される存在に。得意のカットインから強烈なシュート、鋭いクロスにドリブルでのチャンスメイク、日に日に向上するセットプレーの精度ももちろんだが、何と言っても堂安の最大の長所はその強靭なメンタリティ。カタールでもそれは証明したが、今季フライブルクでもDFBポカール1回戦・2回戦と延長戦まで誰よりも走り抜き、1回戦では111分に決勝ゴールを叩き込んだ。本人が「逆境大好き」と公言するように、苦しい試合こそ輝きを放っている。ELではそういった選手が最も頼りになるだろう。グループ首位で16強入りを決めたチームで今後厳しい戦いが予想されるが、そんな時こそ堂安の1プレー1プレーに注目だ。

  • morita(C)Getty Images

    守田英正(スポルティングCP)

    ポルトガルのビッグ3加入1年目ながら、主力に定着している守田は、負傷をのぞいてほぼすべての試合に出場。若き知将ルベン・アモリム監督の信頼を獲得している。本人も「戦術眼の幅が広がった。チームの嫌なところがひとつもない」とスポルティングでの充実ぶりを認める。そして、かねてより課題に挙げていた得点力も身につけ、今季はリーグ戦でキャリアハイのシーズン6得点に迫る5ゴールをマーク。ビルドアップに関わりながら、チャンスと見れば前線に飛び出していき、新たな武器を手にしつつある。さらなるステップアップを野心に掲げる守田にとって、今季はこれまで以上の数字を期待できるシーズンとなるだろう。CLでは重要な最終節を欠場し、敗れて敗退が決まっただけに、もう一つの欧州大会であるELへ闘志を燃やす。ミッティランとのプレーオフ・ファーストレグはコンディションの問題で出場が厳しい模様だが、セカンドレグは間に合う見込みだ。

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    町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)

    町田は2022年1月に鹿島アントラーズからレンタルで加入。移籍直後は一定の出場機会を獲得していたが、今季は序盤戦ででん部を負傷し、長期離脱を強いられることに。2023年1月に入り、ようやく実戦復帰を果たした。チームはここまでリーグ戦2位と今季も好調な戦いぶりを見せる中で町田もシーズン後半戦からレギュラーに返り咲き。第22節ルーヴェン戦(1-0)、第24節ズルテ・ワレヘム戦(4-0)ではいずれもフル出場で、無失点勝利に貢献している。ケガの影響もあり、今季欧州の舞台では一度も出場機会がないが、他国のトップチームと対戦し、現在地を確かめる良い機会となる。また、町田自身にとってもサンジロワーズに買い取りを求められるよう、ベスト16入りを決めているチームと共に上を目指したい。

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    南野拓実(モナコ)

    今季から活躍の場をリヴァプールからモナコへと移した南野。より多くの出場機会を求めての完全移籍だったが、ここまでは苦しい時間が続いている。プレシーズン、シーズン序盤にチャンスを活かせずにいると、控え選手としての序列を覆せず。カタールW杯による中断明けもそれは変わることなく、リーグ戦では10試合の出場に。今冬にはレンタル移籍も模索していたが、最終的に決まらず残留が決定。想定以上に苦しい新天地での1年目となっていることは間違いない。それでも、巧みなポジション取りとターンの技術などが非凡であることは間違いない。6試合ぶりスタメンでゴールの起点となった5日のクレルモン戦でもその能力の一端を示し、流れを変えつつある状況。ELではドイツの強豪レヴァークーゼンと対戦するが、現状を打破する快活なパフォーマンスを期待したい。

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    マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)

    ゴール後、こめかみに人差し指を当てるパフォーマンスはもうお馴染みとなっただろう。「頭の中が明瞭」との意味と言われるこのパフォーマンスが示すとおり、ラッシュフォードはまさに覚醒の時を迎えている。左ウイングを主戦場としながら、ここまで公式戦34試合で21ゴール8アシストを記録。非凡なキックとスピードはそのままに、今季はゴール前での落ち着きとフィジカル面の充実が著しい。複数のマーカーを相手に強引な仕掛けで相手の守備を崩し切るシーンも頻繁に創出しており、その姿は先輩でもあるクリスティアーノ・ロナウドの全盛期を彷彿とさせる。このパフォーマンスをビッグマッチでもコンスタントに発揮できるか、プレーオフの大一番であるバルセロナ戦は必見だ。

  • saka(C)Getty Images

    ブカヨ・サカ(アーセナル)

    17歳でのトップチームデビューから、瞬く間にプレミアリーグを代表するウインガーに成長したサカ。前を向けばほぼ確実にチャンスを作り、さらに近年は独力で前を向く力が飛躍的に向上した。そして今季はゴール関与数も増加(リーグ21試合で7ゴール8アシスト)。1月のマンチェスター・ユナイテッド戦(3-2)ではカットインからGK泣かせの強烈なミドルを叩き込むなど、いよいよ止められない選手になってきている。過密日程の関係でグループリーグでは温存されることも多かったが、ラウンド16からは満を持して先発出場が増えることも予想される。悲願のヨーロッパタイトルを目指すアーセナルにとって、サカの活躍は欠かせない。絶好調のチームとともに、欧州の舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

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    ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)

    34歳となり、バルセロナへと加入したロベルト・レヴァンドフスキはすぐにチームに欠かせないエースストライカーとしての地位を確立。ラ・リーガ前半戦の12試合で13得点とゴールを量産した。チームではベテランの域だが、そのプロフェッショナルさゆえに身体能力に衰えはなく、スプリントでの勝負やフィジカルバトルでも強さを発揮。また、バジャドリー戦でのヒールシュートやアスレティック・ビルバオ戦での鮮やかなターンからのフィニッシュなど、多彩なシュートパターンも見せつけている。W杯での中断明けはラ・リーガ3試合の出場停止もあったものの、スーペルコパ・デ・エスパーニャでは2試合で2ゴール1アシストの活躍を見せ、加入後初タイトル獲得に貢献。再びエンジンをかけ直した世界最高のストライカーがマンチェスター・ユナイテッドに襲いかかる。

  • Adrien-Rabiot(C)Getty Images

    アドリアン・ラビオ(ユヴェントス)

    今季のユヴェントスにとって最も欠かすことができない選手の一人がラビオだ。カタールW杯でもレ・ブルーのファーストチョイスとして準優勝に貢献したセントラルMFは今季公式戦24試合に出場して6ゴール2アシストをマーク。広い視野と類まれなパスセンスを活かし、最終ラインと前線をつなげるリンクマンとして存在感を発揮している。また、長身ながらも非凡な足下の技術を備えており、機を見て自らドリブルで攻め上がった際の仕掛けの確度も抜群だ。クラブとしては、財務違反による勝ち点剥奪によりセリエAでの4位フィニッシュが厳しい現状だけに、是が非でもELを制したいところ。それを達成するためのキーマンの一人がラビオであることに疑いの余地はない。まずはプレーオフのナント戦でチーム勝ち抜けに貢献したい。

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