White Maguire Southgate Sterling England World Cup GFXGetty/GOAL

【イングランド代表で先発すべき11人】マグワイアではなくホワイト、サカやフォーデンも選ばれるべき

いよいよ開幕したカタール・ワールドカップ。グループBに入ったイングランド代表は、21日の初戦でイラン代表と対戦する。

しかしこの一戦を前に、ガレス・サウスゲイト監督は頭を悩ませているはずだ。4年前のロシア大会では準決勝に進出し、EURO2020では決勝進出。そうして迎えるカタール・ワールドカップは、1966年以来の優勝が目標だ。だが、イラン戦へ向けた先発メンバー11人を選出するのは至難の業でもある。

今回は、『GOAL』で普段アーセナル番記者として働くチャールズ・ワッツ氏にイングランド代表が先発させるべき11人を選んでもらった。フォーメーションは「4-3-3」を勧めている。

  • Jordan Pickford England 2021Getty

    GK:ジョーダン・ピックフォード

    クラブでの活躍は疑問視されることも多いが、イングランド代表では中心であり、No.1にふさわしい。昨季後半はエヴァートンで残留に向けて重要な役割を果たし、イングランド代表として国際大会での経験も豊富。シュートストップやボール扱いにも長けている。確かにアーロン・ラムズデールとニック・ポープは素晴らしいシーズンを送っているが、まだ序列はピックフォードが上だろう。

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  • Trippier-Newcastle-2022-23Getty

    右SB:キーラン・トリッピアー

    ニューカッスルで送る今季は非の打ち所がない! 1月のプレミアリーグ復帰以降、攻守両面で突出している。そのセットプレーはチーム随一で、重圧のかかるビッグトーナメントでは大きな武器になる。リース・ジェームズが負傷、カイル・ウォーカーがまだ万全でないならば、選択肢は彼しかないだろう。

  • Ben White Arsenal

    センターバック:ベン・ホワイト

    信じられないほどの才能を持っている。今季はアーセナルで右サイドを任されているが、本職を離れてもあれだけのパフォーマンスを見せていることが何よりの証拠だ。機動力に抜群の読み、そしてポゼッションを彼よりも巧みに行う選手はいない。ホワイトは、イングランド代表メンバーにおいてまっさきに名前の挙がる選手であるべきだ。もし彼ではなく、不調のハリー・マグワイアを起用するのであれば、サウスゲイトは笑いものにされてもおかしくはない。

  • John Stones EnglandGetty

    センターバック:ジョン・ストーンズ

    ストーンズとホワイトがコンビを組めば、それは非常にエキサイティングなものになるだろう。共に球際の強さに優れ、ビルドアップはお手の物。力強く、必要であれば難しい状況を抜け出すスピードもある。ストーンズはマンチェスター・シティで十分な機会を得ており、主要大会で何が必要かも理解している。

  • Luke Shaw Manchester United 2022-23Getty

    左SB:ルーク・ショウ

    選出が難しいポジションの1つだ。もしリース・ジェームズが選ばれていれば、トリッピアーが左に回る可能性もあった。ベン・チルウェルがフィットしていれば、彼が選ばれていたかもしれない。だが、現状はルーク・ショウがトップだろう。昨季の不調から立て直し、9月のドイツ戦でも良いプレーを見せた。EURO2020の存在感も忘れてはならない。

  • Declan RiceGetty

    アンカー:デクラン・ライス

    先発は間違いない。これまでイングランドを支えてきた1人であり、4バック前でその役割を果たせる唯一の存在だ。中盤深い位置で4バックをカバーしつつ、必要とあらば前方にも進出。強靭で速く、ファイナルサードでも仕事はできる。

  • Jude Bellingham England 2022Getty Images

    インサイドハーフ:ジュード・ベリンガム

    ライスがアンカーにいれば、ベリンガムはドルトムントでのように得意とするボックス内への飛び出しを頻繁にできるだろう。彼のエンジンがあれば、攻守に様々なオプションを提供してくれる。ドイツでの数年間は目を見張るものがあり、世界の舞台で羽ばたく準備は整っている。

  • Phil Foden Manchester City 2022-23Getty Images

    インサイドハーフ:フィル・フォーデン

    そして3センターの内、フォーデンは3トップの周りを自由に動き回るNo.10としてプレーさせることができる。ライスとベリンガムがいれば、自分のプレーに集中することができるだろう。彼の場合、サイドではなく中央の方がファイナルサードでのプレーは向上すると考える。ジェームズ・マディソンやコナー・ギャラガーもいるが、私の考えではフォーデンがこの位置に入るべきだ。

  • Bukayo Saka EnglandGetty Images

    右ウイング:ブカヨ・サカ

    簡単な選択だ。3トップの右という意味では、サカ以上の選択肢はない。本人のポテンシャルを考えれば、確かに今季アーセナルでベストコンディションではないだろう。それでもプレミアリーグで4ゴール6アシストだ。イングランドにはゴールを脅かす存在が必要で、デュエルに勝てる選手が必要だ。サカはそのすべてを持っている。

  • Harry Kane Tottenham 2022-23Getty Images

    センターフォワード:ハリー・ケイン

    これは最も簡単なチョイスだった。イングランドのキャプテンにして、最高のストライカー。カラム・ウィルソンも良いシーズンを送っているが、ケインの実績はすべてを物語っている。そのクオリティや経験において、彼の右に出る者はいない。前回のワールドカップでは得点王に輝いたが、今大会もそうなってもおかしくはない。

  • Raheem Sterling Chelsea 2022-23 HIC 16:9Getty/GOAL

    左ウイング:ラヒーム・スターリング

    これは難しい選択だった。マーカス・ラッシュフォードをこの位置で使うオプションもある。だが、これまでのイングランドでの活躍・経験を考えると、彼がスタメンを守ることになる。トーナメント形式の大会で重要なことを理解しているし、必要なときは必ず立ち上がってきた選手だ。

  • England XI

    イングランド代表が起用すべきスタメン11人

    3バックは廃止。4-3-3で優れた攻撃的タレントの能力を最大限に活かすべきである。

    GK:ピックフォード

    DF:トリッピアー、ホワイト、ストーンズ、ショウ

    MF:ベリンガム、ライス、フォーデン

    FW:サカ、ケイン、スターリング