ケインが残念…ブンデスリーガ優勝間近もライプツィヒに土壇場で追いつかれ先延ばしに

ケインはライプツィヒで出場停止処分を受けていたが、バイエルンが2-0の劣勢から3-2と逆転した瞬間、スタンドから試合を観戦していた。イングランド代表キャプテンのケインは、ついにキャリア初の大タイトル獲得が目前に迫ったかのように見えた。チームメイトと共にピッチサイドへ駆け寄り、勝利を祝おうとした。しかし、最終ホイッスルを待つ間、ユスフ・ポウルセンが同点ゴールを決め、試合は再び振り出しに戻った。ケインとバイエルンは、再び勝利を待つことになった。

ケインは2023年にバイエルンに加入し、トロフィーを獲得することを目指したが、トッテナムのファーストチームで10シーズン過ごした間、一度もトロフィーを獲得できなかった。そして、ドイツでのデビューシーズンでも驚くべきことに、いかなるトロフィーも獲得できなかった。クラブは今シーズンのDFBポカールで12月に敗退し、チャンピオンズリーグでは準々決勝で敗退。しかし、ケインが一年間狙っていたのはブンデスリーガだ。

「キャリアを通じて、やりたいと思っていたことをたくさん成し遂げてきた。もちろん、チームトロフィーが皆が振り返るものだと分かっているが、結局はどんな状況でもベストを尽くすことが大切で、その点では自分なりに努力してきたと思い」と、ケインは先月ブンデスリーガ・ドットコムのインタビューで語った。

「1つのトロフィーで終わるか20つのトロフィーで終わるか、最終的に私のマインドセットや達成したいこと、そしてその達成方法には変わらない。先ほども言ったように、今年はまたトロフィーを獲得するチャンスがある。それが実現すれば素晴らしいことだし、もしかしたら僕を取り巻く騒ぎを少し和らげるかもしれない。しかし、サッカーという世界では、常に自分を疑う人や批判する人がいるものさ」

圧倒的な崩壊と信じがたい得失点差の逆転がなければ、バイエルンは2024-25シーズンをブンデスリーガ王者として終える。その状況は、9ポイント差で追うレヴァークーゼンが、得失点差で30ポイント劣る状況でフライブルクに敗れる場合、日曜日に実現する。レヴァークーゼンが勝利した場合、バイエルンは5月10日のホームでのボルシアMG戦での1ポイント獲得でタイトルを確定させる。