20221124 Costa Rica national teamGetty Images

もう後がないコスタリカ代表の警戒すべき5選手…絶対的守護神、大ベテラン、新鋭まで

日本代表にとってカタール・ワールドカップの大事な2戦目で相対するコスタリカ代表。初戦のドイツ戦で逆転勝利を飾って波に乗っており、連勝でグループステージ突破に近づきたいところ。一方のコスタリカは初戦でスペインに大敗を喫しているだけに、必勝を期して向かってくるだろう。

GOALでは、コスタリカの警戒すべき5選手を紹介。絶対的な守護神であるケイロル・ナバスの他、大ベテランや新鋭などのプレースタイルをまとめていく。

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    GKケイロル・ナバス(パリ・サンジェルマン)

    コスタリカ史上最高のGKと言っても過言ではないだろう。母国でキャリアをスタートさせ、2012年にスペインで海外挑戦をスタート。2014年ワールドカップで世界中の注目を集め、レアル・マドリーへとステップアップを果たす。そこで史上初のチャンピオンズリーグ三連覇の立役者となり、現在はフランスの強豪PSGでプレーしている。184センチとGKとして上背はないが、驚異的な反射神経と思い切りの良い飛び出しでゴール前に立ちはだかる。愛称は“黒豹”だ。コースが限定された状態でのシュートはほぼ完ぺきにストップされるため、日本代表はいかに確度の高いチャンスを作れるかが重要となる。

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    MFジェイソン・ベネット(サンダーランド)

    現在のチームで最年少選手なのがベネットだ。左利きのウインガーであり、今季からイングランド2部サンダーランドでプレーする。父もサッカー選手であったベネットはスピードと正確な左足でのクロスを武器とする。コスタリカ代表では2021年8月にデビューしたばかりだが、ニュージーランドとの予選プレーオフでは決勝点をアシストした。また、9月の韓国代表戦では2ゴールをマークしており、中央に入ってくればフィニッシュの局面でも大きな脅威を発揮する。初戦のスペイン戦では先発出場し、61分までプレー。強豪相手にもたらしたものは大きくなかったが、得た経験は十分。勝利が必要なコスタリカにとってはキープレーヤーとなるかもしれない。

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    MFセルソ・ボルジェス(アラフェレンセ)

    34歳のボルジェスは、まさにコスタリカのレジェンドだ。2008年に代表デビューを果たしたセントラルMFは、ここまで母国の代表として155キャップを記録。同国歴代最多出場記録を誇っている。2014年のブラジルW杯ではオランダ代表との準々決勝でPK戦の末に敗退するまでの全5試合にスタメン出場し、コスタリカ史上初のベスト8入りに貢献。中盤の底から精度の高いキックを活かして的確にボールを配給するとともに、抜群のバランス感覚でチーム全体をオーガナイズできるチームの支柱だ。強度の高い守備だけでなく、代表キャリアで25ゴールを挙げているように、機を見た攻撃参加からの一発にも日本としては注意したい。

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    FWブライアン・ルイス(アラフェレンセ)

    37歳となったブライアン・ルイスは、2005年にデビューしたコスタリカ代表でボルジェスに次ぐ歴代2位の147キャップを記録。W杯ベスト8時の主力メンバーでもあり、ケイロル・ナバスと共に母国のアイコン的存在となっている。クラブレベルではフラム時代にプレミアリーグでインパクトを残し、ベルギーやオランダ、ポルトガルなどの欧州各国リーグでも結果を残すなど、最も経験豊富な選手の一人だ。全盛期ほどのエネルギーはなくとも、高いボールキープ力や虚をつくポジショニングと飛び出し、決定力は非凡。このカタールW杯を最後に現役引退する主将は、自身の集大成として期する思いで日本に立ちはだかってくるだろう。

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    FWジョエル・キャンベル(クラブ・レオン)

    17歳でプロデビューを果たすと、名将アーセン・ヴェンゲルの目に留まって2011年にプレミアリーグの名門アーセナルへ加入。その後ビジャレアルやスポルティングCPなど数々のクラブを渡り歩き、現在はメキシコに活躍の場を移している。コスタリカ代表には18歳で初招集され、これまでの11年間で119キャップを記録。2014年ワールドカップのベスト8進出の立役者となるなど、同国の歴史に名を刻むアタッカーだ。スピードと体の強さが武器で、右サイドからのカットインが最も得意とする形。また近年では、最前線で起用される機会も増えてきた。ファイナルサードの攻略は彼が中心となるため、対峙する選手はスペースを与えない対応が求められる。

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