Chelsea WSL champions GFXGetty/GOAL

浜野まいか所属チェルシー女子、圧巻の20戦無敗でリーグ6連覇&最速優勝達成!三冠の可能性も

30日に行われたFA女子スーパーリーグ(WSL)第20節、チェルシー・ウィメンはマンチェスター・ユナイテッド・ウィメンと激突した。

約1年前にもオールド・トラフォードで6-0と大勝し、優勝を達成していたチェルシー・ウィメン。今回は、この試合の前に2位アーセナルが2-5で敗れたため、タイトル獲得には1ポイントが必要な状況だったが、74分にCKからルーシー・ブロンズが決勝弾を叩き込み、1-0で勝利。この結果、史上初の20試合無敗でリーグ6連覇が決まっている。

2試合を残してのWSLは、大会史上最速記録に。これまでエマ・ヘイズ前監督(現:アメリカ女子代表監督)体制で5連覇を達成、今季から指揮するソニア・ボンパストール監督の下でも記録を達成した。これでFA女子リーグカップに続きWSLも制し、さらに5月にはFAカップ決勝も控えるなど、シーズン三冠の可能性を残している。

なでしこジャパン(女子日本代表)FW浜野まいかも途中出場した優勝を決めた大一番、『GOAL』が各選手を採点する。

  • Naomi Girma Niamh Charles Chelsea 2024-25Getty Images

    GK&DF

    ハンナ・ハンプトン(7/10)

    早い時間に危ういシーンもあったが、その後は素晴らしいセーブを何度も披露。クリーンシートで優勝に大きく貢献。

    ルーシー・ブロンズ(7/10)

    ボールを簡単に失う場面もあったが、粘り強く戦い、タイトルを決める見事なヘディングを叩き込んでいる。

    ミリー・ブライト(6/10)

    相手の脅威にうまく対処する時間もあったが、危ういタックルでPKを献上する可能性も。

    ナオミ・ギルマ(8/10)

    女子世界記録の移籍金で加入し、世界クラスの才能を見せた。クリントン相手の重要なブロックがこの日のハイライト。

    ニアム・チャールズ(6/10)

    序盤は苦労したが、徐々にパフォーマンスを上げている。

  • 広告
  • MF

    キーラ・ウォルシュ(7/10)

    ボールを持つと自信に満ちた冷静なプレーを披露し、苦しんでいたチームに攻撃のキッカケをもたらした。

    エリン・カサート(7/10)

    デュエルで圧倒的な強さを発揮し、ボール扱いも素晴らしかった。一方で数本雑なパスも。

    ヴィーケ・カプテイン(7/10)

    混戦の場面でも常に体を張り、試合が進むにつれ徐々に輝きを増していった。

  • Sandy Baltimore Chelsea Women 2024-25Getty Images

    FW

    アギー・ビーバー=ジョーンズ(6/10)

    ラミレスの負傷交代後に中央へ。エネルギーに溢れ、懸命に働いたが、決定力を欠いた。

    マイラ・ラミレス(6/10)

    膝のケガで30分に交代するまで、鋭いプレーと活発な動きを見せた。

    サンディ・ボルティモア(7/10)

    最終ラインで常に選択肢を提供し、オープンプレーやセットプレーからチャンスを作った。その内1つが試合を決めている。

  • 交代選手・監督

    ヨハンナ・リッティン・カネリド(5/10)

    ラミレスに代わって出場し、エネルギーをもたらしたが、ファイナルサードでのパスが雑だった。残り15分で交代に。

    シェーケ・ニュスケン(7/10)

    チェルシーが徐々に試合の主導権を握る中で、精力的なプレーで存在感を示した。

    グルー・レイテン、カタリーナ・マカリオ、浜野まいか(N/A)

    出場時間が短く採点なし。

    ソニア・ボンパストール(7/10)

    ラミレスのケガを含む複数の負傷で制限されたものの、相手が優勢な時間もパニックに陥らず。冷静な采配と見事な調整で、チームに6連覇という歴史的なタイトルをもたらしている。