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チェルシー、21世紀の最強ベストイレブン。圧倒的な守備力と強烈な個によるソリッドなチームに

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    欧州ビッグクラブの21世紀のベストイレブンは? 『Goal』では、ビッグクラブの21世紀ベスト11を選定。2001年以降の出場試合数とクラブ貢献度、個人パフォーマンスをベースに、ユーザーアンケート結果を加味したうえで、期間最高の11人を選出した。第8回はチェルシー編だ。

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
    マンチェスター・U編
    レアル・マドリー編
    ミラン編
    バイエルン編
    リヴァプール編
    バルセロナ編
    インテル編
    ドルトムント編
    アーセナル編
    ユヴェントス編
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  • Petr Cech ChelseaGetty Images

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    ゴールキーパー:ペトル・チェフ
    在籍期間:2004年~2015年

    21世紀のチェルシーを代表する守護神と言えばこの人しかいないだろう。名手カルロ・クディチーニとのポジション争いに勝ち、レンヌからの加入初年度に当時のプレミアリーグの連続無失点記録(694分)を更新。長い手を活かしたセービング、クロスに対する圧倒的な空中戦の強さはプレミアリーグの歴史の中でも最高クラスだった。2006年には頭蓋骨陥没骨折の重傷により選手生命も危ぶまれたが、驚異的な回復とともに約3カ月後に復帰。その後も付け続けたヘッドギアはトレードマークに。公式戦494試合に出場し、4度のプレミアリーグ優勝と2011-12シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験した。
  • Cesar Azpilicueta Chelsea 2019-20Getty Images

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    右サイドバック:セサール・アスピリクエタ
    在籍期間:2012年~現在

    選出に際してはブラニスラフ・イヴァノヴィッチとの一騎打ちに。甲乙つけがたいが、スペイン出身ながらクラブ主将に上りつめたアスピリクエタがより多くの支持率を集めた。2012年にマルセイユから加入すると、当時のジョゼ・モウリーニョ監督により左サイドバックにコンバートされ、アシュリー・コールからポジションを奪取。その後、アントニオ・コンテ監督の下では3バックの右ストッパーも務めるなど、様々なポジションで活躍し続けている。モウリーニョが「彼がポジショニングミスを犯したのを見たことない」と口にしたほど、常に的確なポジション取りを見せる職人だ。
  • Ricardo Carvalho | ChelseaGetty

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    センターバック:リカルド・カルバーリョ
    在籍期間:2004年~2010年

    わずか失点「15」という驚異の新記録で2004-05シーズンのプレミアリーグを制したチェルシー。当時、テリーと鉄壁のセンターラインを形成したのが、モウリーニョがポルトから直々に連れてきたリカルド・カルバーリョだ。広範囲をカバーする機動力を売りとしたポルトガル代表DFの安定感は、プレミアリーグのセンターバックの中でも群を抜いていた。全盛期が短かったのが残念だが、それでもインパクトは強大だった。
  • 2017-05-16-chelsea-terry(C)Getty Images

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    センターバック:ジョン・テリー
    在籍期間:1998年~2017年

    「キャプテン、リーダー、レジェンド」。スタンフォード・ブリッジに掲げられる横断幕の通り、テリーは21世紀初頭に「多国籍軍団」と呼ばれたクラブの中で、生え抜きとして活躍し続けてサポーターに愛された。抜群のフィジカルとタイトなマーキング、統率力を備えた闘将は、クラブ歴代3位となる通算717試合に出場。5度のプレミアリーグ制覇を経験し、2004-05シーズンにはDFながらPFA年間最優秀選手賞を受賞した。
  • Ashley Cole Chelsea Champions LeagueGetty Images

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    左サイドバック:アシュリー・コール
    在籍期間:2006年~2014年

    アーセナルの印象が強かったアシュリー・コールだが、2006年のライバルクラブ移籍後もハイパフォーマンスを継続し、息の長い選手として活躍。当時は世界最高の左サイドバックとして広く認知され、とりわけオーバーラップのタイミングと攻撃のサポート能力は突出していた。また、線の細さの割に守備も強固で、抜群の間合いで対面のウインガーを悉くストップした。最終的にはアーセナル時代(227試合)よりも多い338試合の出場を記録し、7ゴール38アシストをマークした。
  • Claude Makelele Chelsea Premier LeagueGetty Images

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    アンカー:クロード・マケレレ
    在籍期間:2003年~2008年

    ボール奪取の怪物をアンカーに選出する。レアル・マドリー時代、攻撃偏重の銀河系軍団の中盤の守備を一人で支えながらもクラブから正当な評価を得ることができず退団。チェルシーでは、モウリーニョのソリッドなチームをアンカーとして支え、最少失点優勝チームの屋台骨となった。守備力ばかりがフォーカスされるも、足下の技術もしっかりしており、つなぎの部分でミスをする場面はほとんどなかった。
  • N'golo Kante ChelseaGetty

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    守備的MF:エンゴロ・カンテ
    在籍期間:2016年~現在

    好調時には間違いなく世界最高レベルのセントラルMFだったマイケル・エッシェン外しは厳しい決断だが、近年のチェルシーで重要な存在となっているカンテを支持率の高さから選出。偉大な先人であるマケレレと比較されることも多いが、より攻撃的センスを備えており、本職のアンカーだけでなく右インサイドハーフとしてもハイレベルなパフォーマンスを披露。危険察知能力は現代の守備的MFの中でも突出しており、どんなタイプの監督でもチームに欲しいタイプのプレーヤーだ。
  • Frank Lampard Chelsea BoltonGetty Images

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    セントラルMF:フランク・ランパード
    在籍期間:2001年~2014年

    セントラルMFながら211得点をマークし、チェルシーの歴代最多得点記録を保持するレジェンド。164試合というクラブのリーグ連続出場記録を残した鉄人で、通算ではクラブ歴代4位の648試合に出場した。展開力に優れ、またオフ・ザ・ボール時には抜群のタイミングでボックス内に侵入してクロスに合わせ、幾度となくネットを揺らしてきた。2005年にはバロンドールでロナウジーニョ(当時バルセロナ)に次ぐ2位の得票数を得ている。
  • Joe Cole | ChelseaGetty

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    右ウイング:ジョー・コール
    在籍期間:2003年~2010年

    イングランド屈指のテクニシャンは、モウリーニョの就任と共にその才能を遺憾なく発揮した。本来の得意ポジションであるトップ下だけでなく、ダミアン・ダフ、アリエン・ロッベンらと共にチェルシーの翼となった。右がロッベンの場合は左ウイングも務め、同選手の負傷時には右ウイングに入ってさらに輝きを増すなど、ユーティリティ性を活かして躍動。もともとの課題だった守備意識やフィジカルもモウリーニョの下で強化され、3度のプレミアリーグとFAカップ制覇などに大きく貢献した。
  • hazard(C)Getty Images

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    左ウイング:エデン・アザール
    在籍期間:2012年~2019年

    リールで2シーズン連続リーグ最優秀選手賞に選ばれるなどリーグ・アン時代から既に世界有数の選手と認められ、2012年に満を持してプレミアリーグ挑戦。その評判どおり、圧倒的なスキルでもって7シーズンにわたって活躍した。PFA年間ベストイレブンに4度選出され、2014-15シーズンにはPFA年間最優秀選手賞を受賞。2018-19シーズンにリーグ戦16ゴール15アシストという圧巻の成績を残し、レアル・マドリーへと旅立った。
  • Didier Drogba Chelsea 19052018Getty Images

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    センターフォワード:ディディエ・ドログバ
    在籍期間:2004年~2012年、2014年~2015年

    全盛期は「強い、速い、上手い」の3拍子揃った完全無欠のストライカーだったドログバ。第一期モウリーニョ時代にはカウンターサッカーの中で必要不可欠な存在となり、ロングボール一本からボールを収めて起点となった。また、カルロ・アンチェロッティ政権でもニコラ・アネルカと好連係を構築。2009-10シーズンには当時のプレミアリーグ最多得点記録(103得点)を更新してリーグ制覇したチームの大エースとして活躍した。2012年に一度退団したのち、2014-15シーズンに復帰し、途中出場がメインもピッチ内外でクラブを支えてリーグ制覇に貢献している。
  • chelsea_fom2(C)Goal

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    ベストイレブン布陣(4-3-3)

    GK:チェフ
    DF:アスピリクエタ、リカルド・カルバーリョ、テリー、アシュリー・コール
    MF:マケレレ、カンテ、ランパード
    FW:ジョー・コール、ドログバ、アザール

    ■他のビッグクラブの21世紀ベスイレは?
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