サウジアラビア移籍の噂が高まるも…。カゼミロはクラブへの残留を希望を「契約を全うしたい」

マンチェスター・ユナイテッドに加入後のカゼミロは、2022年にレアル・マドリーから実績豊富な守備的ミッドフィールダーを獲得した時に期待されていたようなものとはなっていない。オールド・トラフォードでの順調なスタートを切ったものの、ブラジル人選手の年齢が影響し始め、この1年半は調子を落としている。そのため、2026年まで契約が残っているにもかかわらず、移籍の噂が絶えなかった。

今年1月、カゼミロはクリスティアーノ・ロナウドが所属するアル・ナスル、ベシクタシュ、そしてフラメンゴへの移籍など、複数のクラブと関連付けられていた。

しかし、すべての可能性が消え、カゼミロはルベン・アモリム監督率いる苦戦中のチームでシーズンを終え、夏に移籍する可能性があると考えられている。ただ、32歳のカゼミロは現在、クラブが置かれている苦境から脱出する手助けをしたいと考えており、チームとの契約終了まで残留する意向を明かした。

カゼミロは『AS』のインタビューで、アモリム監督のスターティングイレブンに入るために何をすべきかと質問され、自身の見解を明かした。

「僕は今やっていることを、敬意と教養を持って続けなければならない。もちろん、もっと試合に出場したいと思っている。プレーをして、チームを助けたくないと思う選手はいないだろう。また、この時期にクラブを助けたいと思っている。僕はチームメイトと技術スタッフを尊重しながら物事に取り組んでいる。そして何よりも、僕が大変感謝しているユナイテッドを尊重している」

「僕には契約が1年半残っており、マンチェスターでその契約を全うしたいと思っている。私も家族も快適に過ごしている。彼らも適応し、英語も話せるようになった。オールド・トラフォードのファンとクラブには本当に感謝しているよ。クラブレベルでは幸せだ。ベンチでは幸せか？もちろんそうではない。それは別の話だ」

レアル・マドリーのレジェンドは日曜日のトッテナム戦にスタメン出場したが、このスタメン起用は主にアモリム監督が怪我と病気により12人のファーストチーム選手を欠いてロンドンに向かったことが大きな理由だった。2月22日土曜日のエバートン戦までに選手が戻ってこなければ、カゼミロは2試合連続でスタメン出場する可能性がある。これはアモリム監督がチームの指揮を執って最初の2試合以来、2試合連続スタメン出場となる可能性がある。