Getty2025-26シーズンは早くもフェルナンデスを浮き沈みの嵐に巻き込んだ。第2節ではフラム戦で決定的なPKを失敗。前半に放ったシュートは空を舞い、ユナイテッドは1-1の引き分けに終わった。数日後にはさらなる痛手。レッドデビルズはカラバオカップで屈辱的な敗退を喫し、リーグ2のグリムズビーにPK戦で敗れた。
Getty Images Sportしかしフェルナンデスは代表戦中断前に名誉挽回を果たした。ターフ・ムーアでのバーンリー戦では、劇的な3-2勝利を決める決勝ゴールを叩き込み、遠征したユナイテッドサポーターの熱狂的な歓喜を呼び起こすと同時に、批判派に彼の試合を決める能力を改めて思い知らしめた。
フェルナンデスは、自分が直接プレーに関わっていない時に最も強い緊張に襲われると説明した。サイドラインから、あるいはテレビで観戦している時でさえ、まるでピッチ上にいるかのように落ち着きがなく歩き回り、叫んでしまうという。
BBC『マッチ・オブ・ザ・デイ』 のインタビューでフェルナンデスはこう 語った。
「試合を観ている時の方が緊張するんだ。 だって、チームメイトの苦しみを共有しているようなものだから。彼らが不利な状況に陥り、打開策を模索しているのに結果が出ない時、本当に神経がすり減る。ベンチでも自宅でも落ち着いていられないんだ」 家で試合を観る時は、声を上げずにはいられない。声を出し、動き回らなきゃいけない。まるで自分が試合に出ているような感覚だ。どの試合でも緊張する。良い意味での緊張感だ。試合に関わりたい、頭で考え続けたいんだ」
Getty Imagesフェルナンデスは主将の腕章を巻いて以来、責任から決して逃げなかった。しかし、トロフィー獲得が求められるユナイテッドでは、厳しい監視が絶え間なく続く。フラム戦で失敗したPKは評論家から激しく非難され、グリムズビー戦での惨敗ではチーム内のリーダーシップに疑問が投げかけられた。しかし、過去を振り返っている時間はない。フェルナンデスは今、イングランドサッカーで最も恐るべき一戦の一つ、日曜日にエティハドで行われるマンチェスター・ダービーに直面しているのだ。
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