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Man City best 25 players 21st centuryGetty

ハーランド、デ・ブライネ…21世紀のマンチェスター・シティ最高の選手ベスト25ランキング

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マンチェスター・シティの21世紀は旧ディヴィジョン2から始まり、ホームスタジアムは中古のメイン・ロードだった。外国のサッカーファンの多くはマンチェスター・Cのことを知らず、イングランド以外の場所で「マンチェスター」と言えば、彼らの憎むべき敵マンチェスター・ユナイテッドのことだった。ところが、この25年で状況はすっかり変わった。

マンチェスター・Cは今や誰もが認めるイングランドのトップクラブであり、2000年以降、プレミアリーグを最多タイの8回優勝している。過去4年は連続優勝を誇り、さらにFAカップを3度、リーグ・カップを6度、チャンピオンズリーグとクラブ・ワールドカップも制覇した。

ペップ・グアルディオラという、サッカー史上最高の一人で、現代サッカーにおける最高の監督が就任し、過去15年で信じられないほど素晴らしいチームができあがった。所属選手の中にはワールドカップ優勝者や、つい最近バロンドールを受賞した者もいる。

では、今世紀最初の四半期を振り返り、マンチェスター・Cの持続的な成功を支えてきた選手をランキングしてみよう。

  • Richard DunneGetty

    25リチャード・ダン

    この元アイルランド代表選手は本当にクラブに対して献身的だった。アブダビによる買収以前のマンチェスター・シティで最も愛され、尊敬された選手のひとりである。2000年にエヴァートンから350万ポンドでマンチェスター・Cに加入し、9シーズン在籍してその間ずっと活躍した。

    マンチェスター・Cに来た最初のシーズン、降格となったチームに残留し、プレミアリーグ復帰に貢献した。トップリーグで最も安定して活躍しつ続け、2005年から2008年まで4年連続でクラブの年間最優秀選手賞を受賞している。

    しかしながら、このセンターバックは、サポーターたちから尊敬された一方、必ずしもオーナーたちからは評価されていなかった。元CEOのギャリー・クックが、アブダビによる買収の直後、「尊敬はするが、リチャード・ダンと言っても北京では通じない」と言ったことは有名である。ダンはマンチェスター・Cの新時代の1年目に在籍した後、2009年の夏にアストン・ヴィラへ移籍したが、彼のチームへの貢献は、ある年代のファンには決して忘れられないものである。

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  • Shaun Goater Man CityGetty

    24ショーン・ゴーター

    バミューダ諸島からイングランド本土のマンチェスター・ユナイテッドに加入するという、最も起こりそうにないことをやってのけたのがゴーターで、その後、彼はマンチェスター・Cで崇拝されるヒーローとなった。

    このストライカーは1998年、ディヴィジョン2にいた暗黒時代のマンチェスター・Cに加入したが、チームを連続昇格でプレミアリーグに導いた。4シーズン連続でチーム最多得点者となり、2001-02シーズンには30得点以上を記録して降格したばかりのチームをトップリーグへスピード復帰させた。

    その得点力だけでもゴーターはマンチェスター・Cのファンから愛されていたが、メイン・ロードでの最後のマンチェスター・ダービーでクラブのレジェンドとしての地位を確立した。2得点を挙げて3-1での勝利に貢献し、ギャリー・ネヴィルに恥をかかせたのである。

  • Edin Dzeko Man CityGetty

    23エディン・ジェコ

    マンチェスター・Cにプレミアリーグ初優勝をもたらすゴールを決めたのはセルヒオ・アグエロかもしれないが、それを可能にしたのは、その2分前にQPR相手に同点ゴールを決めたジェコだった。あの試合は、ボスニア・H出身のジェコがいつもアグエロの陰に隠れていたことを象徴するものだったが、彼がマンチェスター・C'の最初の2つのタイトル獲得に貢献したことを過小評価してはならない。

    ジェコは2011-12シーズンの開幕4試合で6得点を挙げ、プレミアリーグの他のどの選手よりも最高のスタートを切った。この記録はアーリング・ハーランドに破られるまで13年間続いた。マンチェスター・ユナイテッドを6-1と壊滅させた時にも2得点しており、得失点差でマンチェスター・Cが赤い悪魔からタイトルを奪取するのに重要な役割を果たした。2014年にマンチェスター・Cが再びタイトルを獲得した時には、アグエロとわずか1ゴール差でチーム内2位の得点数を記録している。

    最終的にマンチェスター・Cはチームに純然たるストライカーを2人確保しておくことはできないとの結論に達し、2015年、ジェコをローマに売却した。

  • Gareth Barry Man CityGetty

    22ギャレス・バリー

    ロドリのバロンドール獲得は、目立つことは稀でもおそらくピッチで最も重要な役割を果たしているボランチの選手にとって、滅多にない快挙であった。そして、ロドリがエティハド・スタジアムで輝くずっと以前、バリーはその役割を完璧に果たしていた。

    2009年、アストン・ヴィラからマンチェスター・Cに加入したバリーは、最終的にイングランドのサッカーを制覇するのに必要な守備と安定性をチームにもたらし、FAカップと最初のプレミアリーグ優勝を果たした際には、最もコンスタントにプレーする選手のひとりとなっていた。「彼はバリーでなくボラーだった。ボールを巧みに扱うボラーだ。笑っちゃうほど凄かった。まるで、ナンドス(訳注:イギリスで人気のグリル・チキン・レストラン)のあの…ピリ辛のペリペリソースのようだ」と、チームメイトのマイカ・リチャーズは言った。

    バリーはマンチェスター・Cを去った後も、プレミアリーグ歴代トップの出場試合数を誇っている。

  • Shaun Wright-Phillips Man CityGetty

    21ショーン・ライト=フィリップス

    ライト=フィリップスはロンドンで生まれ育ち、アーセナルのレジェンドであるイアン・ライトの養子となったが、サッカーはマンチェスター・Cで成長した。10代でアカデミーに入り、常に話題にされるようなプレーをして、クラブの最優秀若手選手賞を4度受賞した。2003-04シーズンには、息をのむようなウイングとしてのプレーで、エティハド・スタジアムでマンチェスター・Cでの最初のシーズンに活躍し、シニアの賞も受賞している。とりわけ、ダービーで大胆なチップシュートを決め、マンチェスター・Uを4-1で下すことに貢献した。

    ほどなくチェルシーに移籍したが、2008年、アブダビによる買収の直前にマンチェスター・Uに戻り、再び記憶に残る活躍をした。マーク・ヒューズが監督だったチームで活躍したが、ロベルト・マンチーニ監督時代は不遇をかこち、FAカップ決勝ではチームを外れた。今でも絶大な人気を誇る選手であり、現在はクラブのアンバサダーを務めている。

  • Carlos Tevez Manchester City 2012Getty

    20カルロス・テベス

    アブダビによる買収から1年足らずの頃、カカとの契約に失敗したマンチェスター・Cは、彼らの言うビジネスとは何かを示すため、移籍市場に打って出る必要があった。そこで、情熱的で、たまたまライバルチームにいた最高の選手のひとり、ワールドクラスのアルゼンチン代表を獲得したのだった。

    マンチェスター・Cは即座に「マンチェスターへようこそ」という言葉とともにテベスのカリスマ的なイメージの写真を掲げ、テベス自身もピッチの上で大活躍した。最初の2シーズンで43得点を記録し、チームをチャンピオンズリーグへ導いて、35年ぶりのトロフィー獲得に貢献したのである。

    ところがその後テベスは機嫌を損ね、バイエルン・ミュンヘン戦でウォーミングアップを拒否した後アルゼンチンに帰国してしまい、数カ月ゴルフに明け暮れることとなる。それでもテベスは間一髪のところで退団をまぬがれ、タイトル争いでマンチェスター・Cがマンチェスター・Uを上回るのに貢献した。

  • Pablo Zabaleta Man CityGetty

    19パブロ・サバレタ

    サバレタはマンチェスター・Cで300試合以上出場してチームに大いに貢献したが、それはおらそくバックラインにもたらしたスキルだけのことではない。運動量が非常に多く、前線にも積極的に顔を出し、巧みに試合の流れを読み、守備の強さで9年にわたってチームの大黒柱を務めた。すべての試合に毅然とした態度で臨んだサバレタは、ファンの心の特別な場所にいつまでもい続けることだろう。

    サバレタは他の多くのアルゼンチン出身選手と違い、流ちょうな英語を話し、イングランドの文化を受け入れ、フィッシュ・アンド・チップスが好きだと公言して、地元に溶けこんだ。

  • Ruben Dias Man CityGetty

    18ルベン・ディアス

    マンチェスター・Cは2019-20シーズン、リヴァプールにプレミアリーグの栄冠を譲っただけでなく、勝ち点差を18もつけられ、守備の問題を最優先で解決する必要に迫られた。スポーツ・ディレクターのチキ・ベギリスタインはテコ入れのために大胆かつ高額な移籍契約を結び、6,100万ポンドでポルトガル代表のセンターバックであるディアスを獲得した。

    ディアスはたちまち高額移籍に見合う活躍をし、チームに鉄壁の守備を再構築したのみならず、果敢な攻撃も見せた。グアルディオラ監督のチームはタイトルを獲得したが、ディアスの影響は明らかだった。事実、ディアスはDFとしては32年ぶりにFWA年間最優秀選手賞を受賞した。

    それ以降ディアスはマンチェスター・Cの守備の中心として常に存在し続けている。彼の加入と同時にチームの連続優勝が始まったのは偶然の一致ではない。

  • Riyad Mahrez Man CityGetty

    17リヤド・マフレズ

    マフレズはマンチェスター・Cにいた5年間で、公式戦78得点56アシストを記録し、トロフィーを5つ獲得した。このアルジェリア代表選手は必ずしもコンスタントに活躍していたわけではなかったが、エンターテイメント的な価値で言えば、彼を凌ぐ選手はほとんどいない。

    「私のキャリアにおいて、私が見てきた中で最も楽しそうにプレーする選手のひとりだ」と、昨年の夏マフレズが退団した際、グアルディオラ監督は言った。

    このウイングの得点力は常に頼りにされ、現在クラブにいるウイングたちと比較して彼の得点数は飛びぬけており、プレミアリーグで112分に1点の割合で得点している。

  • Joe Hart Man CityGetty

    16ジョー・ハート

    「ジョー・ハートは怪物だ」と、2015年のチャンピオンズリーグでバルセロナがマンチェスター・Cを下した後、リオネル・メッシは言った。「彼はどんなシュートも防ぐ」。この言葉は、ハートの長きにわたるチームへの貢献を考察すれば、記憶すべき言葉であるだろう。

    最近引退したこのGKは、グアルディオラ監督が最初に見切った選手であったが、この決断はカタルーニャ出身監督が就任した最初のシーズンで見事に裏目に出た。ハートはロベルト・マンチーニ元監督とその後のマヌエル・ペジェグリーニ元監督の下で、マンチェスター・Cの二冠獲得シーズンでの中心選手だった。

    国内での5つのトロフィーに加え(そのうちの2つはリーグ優勝でFAカップと2度のリーグ・カップ制覇)、ハートは、プレミアリーグで最も無失点試合が多かったGKに与えられるゴールデングローブ賞も4度受賞。これはリーグ記録タイである。

  • Manchester City v AC Sparta Praha - UEFA Champions League 2024/25 League Phase MD3Getty Images Sport

    15ジョン・ストーンズ

    以前にグアルディオラ監督はジョン・ストーンズとの関係を父と息子のようなものだと言ったが、監督がこのイングランド代表DFを溺愛する理由は明白である。グアルディオラ監督は、就任1シーズン目におよそ5,000万ポンドでエヴァートンからストーンズを獲得するようマンチェスター・Cを促し、これによりストーンズはプレミアリーグ史上最も高額なDFとなった。ストーンズがスタートでつまずき、後方からのボール運びでマンチェスター・Cに失点が重なると、監督はストーンズを擁護し、彼の勇気を称賛した。

    それから8年が経ち、ストーンズは今もマンチェスター・Cにいる。ボールを奪うのが巧みなMFとなりつつも、完璧な守備を披露することもでき、土壇場にヘディングで決定的な得点を挙げることもできる。「バーンズリー生まれのベッケンバウアー」の異名を持つストーンズはファンに崇拝されるヒーローであり、チームメイトから計り知れない尊敬と愛を受けている。特にベルナルド・シウヴァは愛犬にストーンズの名前を付けているほどだ!

  • FBL-ENG-PR-MAN CITY-ARSENALAFP

    14カイル・ウォーカー

    マンチェスター・Cは、グアルディオラ監督の就任2シーズン目、DF強化におよそ2億ポンドを費やして笑いものになったが、ウォーカーだけは生き残り、センセーショナルな契約が正しかったことを証明した。このイングランド代表選手は最初の数シーズンで、マンチェスター・Cの攻撃力を驚異的なものに改善し、2年前にグアルディオラ監督がチームを改造してウォーカーは自身の新しい戦術に適応できないだろうと言った際には、監督が間違っていたことを大いに証明した。シーズン終盤、三冠達成の中心としてプレーするウォーカーに、グアルディオラ監督はぜひとも残留してくれと頼んだのだった。

    ウォーカーは2023-24シーズンのマンチェスター・Cで最も安定してプレーした選手のひとりとなった。その後、2025年へのミランへのレンタル移籍を経て、バーンリーに完全移籍している。

  • EDERSON Man CityGetty

    13エデルソン

    「エデルソンはマンチェスター・Cで最も重要な選手のひとりだと思う。彼がいなくなったら、あんなに圧倒的なチームではいられないだろう」と、マンチェスター・Cの元GKピーター・シュマイケルは語った。「エデルソンほど足技のうまい選手はいない」。

    グアルディオラ監督がエデルソンの獲得を切望したのは、その足技のうまさ故だが、彼が加入するまで、マンチェスター・Cは彼のことを本当には理解していなかった。エデルソンはペナルティーエリアの中でも外でも自信をもってボールを処理し、そのおかげでマンチェスター・Cはポゼッションを支配できているのだが、エデルソンは後ろからの直接的なロングキックで決定的なチャンスを生みだしてもきたおり、GKとしては異例のアシスト数を記録した。2023年のチャンピオンズリーグ決勝ではインテル相手に勝利を決定づける仕事をしている。それでも、ジャンルイジ・ドンナルンマを補強した2025年夏にはフェネルバフチェへ渡っている。

  • Manchester City's Fernandinho.Getty

    12フェルナンジーニョ

    2016年にグアルディオラがマンチェスター・Cの監督となった時、すでにフェルナンジーニョはチームにいたが、わずか3カ月後、監督は彼のプレーに感激し、クラブにこのブラジル代表MFと新しい契約を交わすよう促した。「フェルナンジーニョがいれば、チャンピオンになれる」と、グアルディオラ監督は言った。

    「彼はすでに我々とともにいるが、彼にはスピードがあり、賢く、空中戦に強く、いくつものポジションでプレーできる。スペースを見つければすぐに走りこむ。修正が必要な時はチャレンジをする選手がひとりいればいいが、その選手が彼だ」。

    マンチェスター・Cはグアルディオラ監督が就任した最初のシーズンではチャンピオンになれなかったが、その後チームが4つのタイトルを獲得するのに、フェルナンジーニョは不可欠な役割を果たし、主に守備的MFとして必要な場合はセンターバックとしてもプレーした。2022年に彼の退団を知らされたグアルディオラ監督は衝撃を受け、250試合出場を果たしたフェルナンジの「縁の下の力持ち」的な働きを称賛した。

  • Raheem Sterling Manchester City 2021-22Getty Images

    11ラヒーム・スターリング

    スターリングがリヴァプールからマンチェスター・Cに4,900万ポンドで移籍した当時は論争が起こり、当初は計画どおりに事は運ばなかった。最初の2シーズンでリーグ戦に出場したのはわずか13試合だけだったのだ。しかし、グアルディオラ監督の助けを借りてスターリングは自身のスタイルを磨き直し、素晴らしいストライカーに成長した。コンスタントにアシストできる選手でもあり、ゴールラインまで縫うように進み、切り返してボールをチームメイトに出し、シュートを決めさせる名人である。

    スターリングはチャンピオンズリーグ以外のすべてのタイトルをマンチェスター・Cで獲得したが、2020年の準々決勝のリヨン戦でありえないミスをして敗退の要因となった。1年後の決勝でチェルシーと対戦した時も残念なプレーをして、チームは負けてしまった。同じ頃グアルディオラ監督との関係が微妙となり、2022年、マンチェスター・Cは5,000万ポンドでチェルシーに渡った。

  • Yaya ToureGetty

    10ヤヤ・トゥーレ

    その前年、移籍市場に混乱をもたらしたマンチェスター・Cは、2010年にバルセロナからトゥーレを2,400万ポンドで獲得し、彼らのビジネスがどういうものかを示した。この金額は当時としては高額で、マンチェスター・Cのそれまでの状態から言えばとんでもなかったが、安い買い物であったことが証明された。このコートジボワール代表は8年にわたってマンチェスター・Cの中盤のボスとなり、チームの戦略を最も賢くこなした選手のひとりであることを証明してみせたのである。

    トゥーレは試合をデザインするだけでなく、最も大事な時にチームに勝利をもたらした。2011年FAカップ準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦と決勝のストーク戦ではいずれも唯一の得点を決め、マンチェスター・Cを35年ぶりの栄冠に導いた。翌年にはシーズンを通して活躍し、ニューカッスル戦で2得点して、チームのプレミアリーグ初優勝に向かう道を整えた。

    2年後の2014年、トゥーレはリヴァプールを追いかけるマンチェスター・Cを牽引し、再びプレミアリーグ優勝をもたらした。中盤から驚きの20得点を挙げたのである。トゥーレは8年間マンチェスター・Cに在籍し、グアルディオラ監督の就任前にピークを迎え、監督との関係が難しいものであったにもかかわらず、さらにもう一度プレミアリーグ優勝を果たしたのだった。

  • Phil Foden Manchester City 2023-24Getty

    9フィル・フォーデン

    2019-20シーズン当初、グアルディオラ監督が一緒に働きたい最も才能ある選手はフォーデンだと言った時、多くの人が監督はどうかしていると思った。しかし、カタルーニャ出身監督は、またしても自身が正しかったことを証明したのだった。

    フォーデンはマンチェスター・Cで躍進し、「ストックポートのイニエスタ」と称賛されたが、バルセロナのレジェンドと同じくらい試合をコントロールできるのと同時に、はるかに決定力があることを証明してみせた。

    フォーデンは年ごとに影響力を増していき、昨シーズンは全公式戦で29得点を決め、国内の個人賞を総なめにして最高のシーズンとなった。すでに6度のプレミアリーグ優勝を果たしたフォーデンは浮き沈みも経験しているが、まだ25歳。マンチェスター・Cの歴代最高選手に成長する可能性さえ残している。

  • Erling Haaland Champions League trophyGetty

    8アーリング・ハーランド

    2022年、マンチェスター・Cはハーランドと契約する必要はなかったという議論が起こった。事実上センターフォワードなしで勝つ方法を構築しているというのである。しかし、彼らが獲得したのは古いタイプの点取り屋ではなく、世界で最も冷徹なキラーであった。ノルウェー代表のハーランドはプレミアリーグに適応するのに少し時間がかかるのではないかと言われていたが、これまで以上に得点を積み重ね、歴代最高の選手への道をすすんでいる。

    ハーランドはプレミアリーグのこれまでの偉人であるアラン・シアラーやアンディ・コールをあざ笑うかのように最初のシーズンで36得点を決めてこれまでの記録を更新すると、それ以降スピードを落とすことなく、1試合に約1得点という信じられない得点率を誇った。

    このストライカーはすでに驚くべき数の記録を更新してきており、プレミアリーグやマンチェスター・Cの歴代最多得点選手になる道を阻むものがあるとしたら、ケガか他のクラブからの誘惑だけであろう。

  • Rodri Manchester City 2023-24Getty Images

    7ロドリ

    守備的MFは必ずしもその偉業に見合う評価を受けられないものだが、何年にもわたるロドリのマンチェスター・Cへの貢献を無視することは不可能だ。それが評価されて、バロンドールを受賞して世界最高の選手という当然の称号を手に入れた。

    得点とアシストの数は攻撃的MF以上のものがあり、最も重大な瞬間に得点を決めてきた。2023年のチャンピオンズリーグ決勝がその最たるものである。しかし、ロドリが本当に重要な選手であることは、彼の不在時に必ず明らかになる。

    長期離脱の後は万全のコンディションになることに苦しんでいるが、まだまだキャリアをさらに輝かせる時間は残っている。

  • Bernardo Silva Man City 2023-24Getty

    6ベルナルド・シウヴァ

    「私が人生の中で見てきた中で最高の選手のひとり」というのが、かなりの数の素晴らしい選手を見てきたグアルディオラ監督のポルトガル代表ベルナルド・シウヴァへの評価である。ベルナルドはモナコの選手としてエティハド・スタジアムを痺れさせた後すぐに、4,350万ポンドであっても非常に賢い契約であったことを証明した。67得点69アシスト以上を記録したが、この数字も、彼がクラブで繰り広げてきた素晴らしい物語のほんの一部を語るものでしかない。

    ベルナルドはほぼすべてのポジションでプレー可能で、その輝きは過小評価されがちである。2023-24シーズンのマンチェスター・ダービーの後、グアルディオラ監督は見事に総括した。「彼はピアスもタトゥーもしていないし、高級車にも乗っていない。我々にとって信じられないほど素晴らしい選手である」。

  • Ilkay Gundogan Manchester City 2022-23Getty Images

    5イルカイ・ギュンドアン

    ギュンドアンは直接的に得点で貢献するのと同じくらい、試合を組み立て、思うままに操って得点の責任をすべて自分で負うことのできる稀有な選手のひとりである。マンチェスター・Cでのキャリアは最初のシーズンに膝を負傷して悪夢とともに始まったが、グアルディオラ監督が最もコンスタントに起用し信頼する選手のひとりとなった。

    「彼は何でもできる。何でもするし、うまくやる」と、監督は2023年5月のエヴァートン戦でギュンドアンが2得点して3-1で勝利し、事実上タイトル獲得を決めた後、言った。「彼はボランチとして問題なく守備をこなしながら、ボックスの近くでは素晴らしいゴールセンスを見せる」。

    ギュンドアンは2020-21シーズンにマンチェスター・Cのチーム内得点王となってゴールを嗅ぎ分ける力を見せつけ、翌シーズンの最終日にはアストン・ヴィラ相手に2得点を挙げてチームにタイトルをもたらした。三冠達成にも大いに貢献し、正念場の5月には、FAカップ決勝でマンチェスター・Uに勝った試合での2得点を含む、6得点を記録した。マンチェスター・Cを去ってバルセロナに移籍したギュンドアンが1年後に復帰した際、諸手をあげて歓迎されたのは当然のことなのである。

  • Vincent Kompany Man CityGetty

    4ヴァンサン・コンパニ

    生まれついてのリーダーであるコンパニは、その頭脳とオールラウンドな才能により、ピッチの中でも外でもマンチェスター・Cの隆盛に大きな役割を果たした。この元キャプテンは燦然と輝くDFであり、強い決意をもって度重なるケガから何度も復活してきた。

    常に故障に苦しんできたにもかかわらず、コンパニはマンチェスター・Cでの最後のシーズンとなった2019年、マンチェスター・Cが2連覇を達成した際には再び重要な役割を果たし、レスター戦で衝撃的な20m越えのシュートを決めて、歴代で最も素晴らしい別れ方となった。それはもうひとつの歴史的ゴールである、2011-12シーズンのタイトル争いでマンチェスター・Cを優位に導くことになった、マンチェスター・ユナイテッド戦でのヘディングシュートから7年後のことであった。

    アブダビによる買収があった夏に守備的MFとして加入したコンパニは、マンチェスター・C史上最も偉大なDFとなり、クラブに12個のトロフィーをもたらした。スタジアムの外に銅像が建てられた。バイエルン指揮官としてインパクトを残す男が、いつかマンチェスター・Cの監督として戻ってきてほしいとすべてのファンが願っている。

  • David Silva Man CityGetty

    3ダビド・シルバ

    ダビド・シルバはバレンシアで名を上げた後、レアル・マドリーかバルセロナに移籍するだろうと思われていたが、2010年、未知の世界へ飛びこむべくマンチェスター・Cに加入した。この移籍が確かに正しかったことは、マンチェスターでの輝かしい10年間で14のタイトルを獲得したことが証明している。

    この元スペイン代表はチームに到着した途端にまったく新しいレベルのサッカーをもたらし、加入した最初のシーズンで、マンチェスター・Cを初めてのチャンピオンズリーグに導き、FAカップを制覇して35年ぶりのトロフィーをもたらした。マンチェスター・Cのプレミアリーグ初優勝においても重要な役割を果たし、同シーズンのオールド・トラフォードでマンチェスター・Uに6-1で大勝した際にはチームの牽引力となった。彼の優れた能力は、2014年の2度目の優勝の際にも重要な役割を果たした

    だが、マンチーニとペジェグリーニのチームで最も才能ある選手となった後、シルバはグアルディオラ監督と意気投合し、チームをさらに高い地平へと導いた。「魔術師」はチームのスターとなり、2017-18シーズンには、息子が5カ月の早産だったというトラウマを乗り越え、驚愕の100得点を記録した。2019年のマンチェスター・Cのタイトル保持の際にも主力となり、1年後、77得点131アシストという記録を残してクラブを去った。

    「彼はチームに成功をもたらす選手のひとりだった」と、昨年シルバが引退した際、グアルディオラ監督は語った。「彼の監督として、毎日彼の才能を見られたことは最高の喜びだった」。

  • Sergio Aguero Man CityGetty

    2セルヒオ・アグエロ

    2011年にアグエロが加入するまでにマンチェスター・Cは非常に良いチームになっていたが、飽くなきストライカーである彼がチームに欠けていたピースであったことが証明され、プレミアリーグ優勝のために越えられないでいた一線を超えることができたのであった。アグエロは最初から存在感を示し、デビュー戦となったスウォンジー・シティとの試合で2得点すると、決してスピードダウンすることはなかった。

    アグエロがQPR戦で「ファーギー・タイム」に得点し、タイトルを獲得したことで、マンチェスター・Cにおける彼の地位は確立していたが、この元アルゼンチン代表は飽くなきゴールハンターで、10年間の在籍中、驚異の260得点を挙げ、リーグ優勝を5度も果たした。その記録はハーランドに破られたかもしれないが、アグエロがプレミアリーグ時代のチーム最初のカリスマ的ストライカーで、チームを偉大にした選手であることは間違いない。

  • Kevin De Bruyne Man CityGetty

    1ケヴィン・デ・ブライネ

    ジョゼ・モウリーニョの監督としての力が衰え始めたのがいつか知りたかったら、2014年1月からと言えるだろう。この月、チェルシーの監督だったモウリーニョは、ケヴィン・デ・ブライネをたった1,800万ポンドでヴォルフスブルクに売ったのである。そのわずか18カ月後、デ・ブライネは、5,500万ポンドという記録的な金額で、今度はマンチェスター・Cと契約してプレミアリーグに戻ってくると、その金額が安いものであったことを証明した。

    このベルギー代表は、388試合で276得点に貢献したが、自身での得点は103点で、173点はチームメイトにプレゼントしている。「私はいつも、得点よりアシストが好きだ。アシストは私に、違った感情をもたらしてくれる」と、2017年に言っている。「得点を決めたときは素晴らしい気持ちになるが、素晴らしいパスを出せた時は、私にとって特別だ」。

    2022-23シーズンの三冠達成の際には31ものアシストを記録。2023-24シーズンはケガでシーズンの半分を棒に振ったにもかかわらず、17アシストだった。2024年のニューカッスル戦では5カ月ぶりの出場だったが、ベンチスタートから魔法のようなプレーを見せ、マンチェスター・Cにおける彼の司令塔としての重要性が強調された。最終的にはタイトル争いで違いを見せつけ、ハムストリングの手術後に復帰してから、プレミアリーグで14得点に貢献した。

    だが、30代半ばに差し掛かる中でパフォーマンスの低下も目立ち始め、2025年夏にはナポリへ移籍。だが、イタリアの地でもそのプレービジョンを披露している。