Paris Saint-Germain v FC Bayern München - UEFA Champions League 2025/26 League Phase MD4Getty Images Sport

バイエルン・ミュンヘン、GKノイアーの引退検討を受けて下した決断とは

  • 39歳のGKマヌエル・ノイアーは、ヴァンサン・コンパニ監督の下でもスタメンの座を守り続けている。

    キャリアの晩年を迎えているにもかかわらず、週ごとにトップクラスの実力を証明し続けているのだ。

     先週末のユニオン・ベルリン戦(2-2)でバイエルンの16連勝を止めた致命的なミスを犯したにもかかわらず、ノイアーが依然として正ゴールキーパーであることに疑いの余地はない。バイエルンが今季戦った17試合のうち、ノイアーは14試合に出場しているからだ。

    しかしノイアーがバイエルンに永遠に留まることはない。この伝説的ゴールキーパーは来年3月に40歳を迎え、契約も残り7カ月となった。

    『ビルト』の報道によれば、バイエルンは象徴的な選手の将来について決断を下したという。同紙はクラブがノイアーの契約を2027年6月までさらに1年延長する意向だと伝えている。

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  • FC Bayern München v Bayer 04 Leverkusen - BundesligaGetty Images Sport

    バイエルンはノイアーが来夏以降もクラブに残留するよう確約する決意であり、契約交渉は12月中に本格化する見込みだ。

    クラブは同選手のパフォーマンスだけでなく、さらなる負傷再発を防ぐため日常的に取り入れた大幅な生活習慣の変更にも極めて満足している。

    『ビルト紙』によれば、ノイアーは毎日理学療法士と相談し、チーム練習のたびにウェイトトレーニングを実施しているという。 さらに、メインのトレーニングセッション終了後には週2回、追加で30分間のウェイトトレーニングを行っている。

    ノイアーがフィットネスに関してさらに努力を重ねていることから、彼はキャリアを長引かせようとしているように見えるかもしれない。しかし、このゴールキーパーは、自分の将来について深く考えることはなく、その日その日を大切に過ごしている。

    「私はまったく気にしていない。最も重要なのは、チームとして何をするかだ」と、ノイアーは今月初めのUEFAチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン戦前に報道陣に語った。

    「ミックスゾーンでもほのめかしたが、私の健康状態も重要になるだろう。 少なくともこの冬の間は、時間をかけて、まったくリラックスして過ごしている。多くの要素が関係している。健康、フィットネス、モチベーションの問題だ。しかし、来シーズン、クラブがどうなるかも関係する。まだ時期が早すぎるから、私自身は答えられない。もちろん、いつでも話し合うことはできる。あらゆる要素が関係している」

  • バイエルンではノイアーとの契約延長合意が成立すると見られている。

    同時に、控えGKヨナス・ウルビヒの将来についても楽観視している。ウルビヒは今年1月にケルンからバイエルンに移籍して以来、わずか15試合の出場に留まっている。『ビルト紙』によれば、ノイアーは後継者候補の存在に刺激を受けている。同僚が非常に有望なゴールキーパーであることを理解しており、現在の不動の正ゴールキーパーとしての地位を当然のこととは全く考えていない。

    一方ウルビヒは、ノイアーやスヴェン・ウルライヒといったベテランから学ぶ経験を積極的に受け入れている。

    ノイアーの契約延長の有無には関心を払っていないと語る。「そうした事柄は自分には関係ない」と彼は『ルンヒシャウ紙』に語った。

    「マヌ(ノイアー)やクラブが下す決断について、私がコメントする立場ではないからだ。 私はマヌ(ノイアー)、ゴールキーパーチーム、そしてチーム全体との日々の仕事に集中している。私たちの関係は良好で、うまく連携している。ゴールキーパーチーム全体で良好な関係を築けていることを強調したい。マヌエルとスヴェンは単に信じられないほどの経験の持ち主であり、私はそこから多くを学べる」

    まだ22歳のウルビグについて、バイエルンはノイアーが引退しない可能性もある2026-27シーズンに、彼の控えとしてさらなる成長が期待できると見ている。

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  • FBL-GERMANY-URUGUAY-FRIENDLYAFP

    ノイアーの引退の是非は、おそらく彼が代表復帰を果たすかどうかにかかっている。

    ここ数カ月の報道によれば、バルセロナでマルク・テア・シュテーゲンの立場が不安定な状況を踏まえ、ドイツ代表がノイアーに復帰を促す可能性があるという。

    また、ドイツサッカー連盟(DFB)の有力者たちがユリアン・ナーゲルスマン監督に対し、ノイアーの復帰を認めるよう働きかけているとの憶測も流れている。ただし最終決定権は指揮官にある。

    『ビルト紙』はさらに、DFBのスポーツディレクターであるルディ・フェラー氏が、来夏開催予定のFIFAワールドカップを見据え、ノイアーに代表復帰の意思を確認する会談を持ったと報じている。

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