バルセロナ、クロアチアのワンダーキッドを獲得へ？

『スポルト』の報道によると、バルセロナのスポーツディレクターを務めるデコがクロアチアを訪れ、ディナモ・ザグレブに所属する有望な若手選手2名に関する視察と交渉を行った。元ポルトガル代表選手は木曜日、代理人のアンディ・バラ氏と共に遠征。スタディオン・マクシミールでディナモがフェネルバフチェを3-1で下すヨーロッパリーグの試合を観戦した。

クロアチアの首都に滞在中、デコは有望なブラジル人若手選手ラファエル・ベリーニョ側と非公式会談を持ったと報じられている。会談はザグレブのウェスティンホテルで行われ、選手の父親も同席した。この会談は将来的な移籍を見据え、クラブが有望選手と直接の接点を築くための初めての接触と理解されている。

この遠征は、バルセロナが中盤のカルドソ・バレラへの長年の関心を改めて示す機会ともなった。カタルーニャのクラブは以前からこの若手を追跡しており、昨夏の獲得交渉は失敗に終わったと報じられている。バレラは最近、ザグレブと2028年までの新契約を結んだが、バルセロナは依然として強い関心を示しており、来夏のアプローチを計画しているとみられる。バレラは木曜日に勝利した試合で93分に途中出場している。

デコによるスカウト活動は、バルセロナが欧州全域でトップクラスの若手選手を発掘し、獲得する戦略を浮き彫りにしている。クラブはエージェントのアンディ・バラとの強固な関係を活かし、ダニ・オルモやジョアン・ガルシアといった選手の移籍を過去に仲介してきた実績がある。今回の視察は2026年夏の移籍市場に向けた地固めを示しており、ベリーニョとバレラがクラブの注目リストに確実に名を連ねていることを示している。デコ氏のスカウト活動は今週末も継続され、オビエドのリーグ戦観戦のため同地へ移動する予定だ。