リオネル・メッシ&クリスティアーノ・ロナウドによる独占時代が終焉し、直近20年で最も開かれたレースとなった2025-26シーズンのバロンドール。ワールドカップを控える中で、世界最高の選手の名誉を得るのはどの選手になるのだろうか。『GOAL』が有力候補をランキング形式で紹介していく。
※更新日:12月26日
Getty/GOALリオネル・メッシ&クリスティアーノ・ロナウドによる独占時代が終焉し、直近20年で最も開かれたレースとなった2025-26シーズンのバロンドール。ワールドカップを控える中で、世界最高の選手の名誉を得るのはどの選手になるのだろうか。『GOAL』が有力候補をランキング形式で紹介していく。
※更新日:12月26日
AFP※2025-26シーズン:8アシスト、9試合無失点。UEFAスーパーカップ優勝
堅固な守備と爆発的な攻撃力で、PSGをチャンピオンズリーグを含む歴史的な三冠に導いたハキミ。2025年の投票では6位にランクインするなど、世界最高の右サイドバックとしての評価を揺るぎないものとした。
今季も10月下旬に足首を負傷するまでは絶好調だった。そして、いよいよ開幕したアフリカネーションズカップでもモロッコ代表は優勝候補筆頭だ。来夏のワールドカップも含めて、代表チームでの結果が彼の評価を大きく左右することになるだろう。この2つの大会でチームを牽引、躍進を見せられれば初受賞の可能性も十分だ。
AFP※2025-26シーズン:22ゴール、19アシスト。MLSカップ優勝
ヨーロッパを離れたことでバロンドール候補に挙がることはないと思われたが、やはりあの活躍を無視することはできない。MLSプレーオフ6試合で6ゴール7アシストと別格のパフォーマンスを見せ、チームを初優勝にまで導いている。彼1人がクラブの歴史を変えてしまったのだ。
そして史上最高の選手が9度目のバロンドールを手にできるかは、アルゼンチン代表がワールドカップで連覇を達成できるかどうかにかかっている。才能あふれるチームの絶対的なキャプテンは、慣れ親しんだ北米で何を見せてくれるのだろうか。
(C)Getty images※2025-26シーズン:15ゴール、9アシスト。DFLスーパーカップ優勝
もし今夏にルイス・ディアスを放出していなければ……そう思っているリヴァプールファンも多いかもしれない。この万能アタッカーは、バイエルン加入後すぐさまチームメイトたちと良好な関係を築いている。
そして今季決めたゴールのほぼすべてが息を呑むほど美しいものであり、特にチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦で叩き込んだ2ゴールは圧巻だった。来夏には自身初のワールドカップ挑戦も控えており、シーズンが進むにつれて彼のパフォーマンスはさらに上がっていきそうだ。
AFP※2025-26シーズン:12ゴール、15アシスト。DFLスーパーカップ優勝
当初はクリスタル・パレスからのステップアップを懐疑的に見る人もいたが、ブンデスリーガ王者で見せたこの1年間のパフォーマンスは驚異的だ。右サイドを破壊し、ゴールだけでなくアシスト力も高次元で兼ね備える彼は、今やドイツで最も恐ろしいアタッカーの1人である。
そしてバイエルンでの活躍により、フランス代表でも定位置を確保。ワールドカップでも主役を演じる可能性は十分だ。
(C)Getty Images
Getty Images Sport※2025-26シーズン:3ゴール、8アシスト。
昨季のレアル・マドリー戦で見せた圧巻のFK2発で、「世界最高のMFの1人」との評価を揺るぎないものとしたライス。しかし彼の成長はそこで止まらず、今季のアーセナルでさらに進化を遂げた。守備時の貢献はもちろんだが、その推進力とボックス内への飛び出しなどゴール関与率も高まっており、そして精度の高いセットプレーはアーセナル最大の武器になっている。
プレミアリーグ制覇と初のチャンピオンズリーグ優勝へ邁進するアーセナルの最重要人物であり、それはイングランド代表でも変わらない。もし彼がタイトルにあふれる1年を過ごせば……おそらく、バロンドールは彼のものだ。
AFP※2025-26シーズン:10ゴール、14アシスト。
各ブックメーカーが最も期待する存在だ。昨季の投票は惜しくもウスマン・デンベレに次ぐ2位となったが、21歳未満で史上初めてバロンドールを受賞するとすれば、その偉業は彼しか達成できないだろう。
今季はケガの影響に苦しんだものの、やはりピッチに立てば別格の存在だ。しかし、バルセロナがビッグイヤーを掲げる可能性は決して高いとは言えない状況が続いている。そのため、スペイン代表として戦う来夏のワールドカップが非常に重要になりそうだ。
※2025-26シーズン:34ゴール、8アシスト。
今季こそ「エンバペの1年」になるのだろうか? 10代で頭角を現してから、常に未来のバロンドーラーと期待されてきた。しかし27歳の誕生日を控える今でも、その悲願は叶っていない。だが、今季は彼にとって最大のチャンスかもしれない。
愛するレアル・マドリーは苦しみ続けているが、それを救い続けているのもエンバペである。個人のパフォーマンスで見れば、彼に匹敵する存在はほとんどいない。しかし、チームとしてはタイトルは遠い状況だ。フランス代表のほうがビッグタイトルに近いだろう。だからこそ、バロンドールだけを考えれば、来夏のワールドカップが最も重要になりそうだ。

※2025-26シーズン:38ゴール、6アシスト。
今季は開幕から“あの2人”すら上回るペースでゴールを重ね、その勢いは全く衰えていない。現時点で彼を止められる選手は現れておらず、このまま走り抜けてしまう可能性もある。
彼の場合、問題はタイトルを獲得できるかどうかだった。それでもマンチェスター・シティは調子を上げ、再びプレミアリーグとビッグイヤー獲得候補に躍り出た。さらにノルウェー代表はワールドカップへの切符を手にし、ダークホースとして北米で大きな爪痕を残す可能性がある。現時点でバロンドールにかなり近い存在だ。
Getty Images Sport※2025-26シーズン:35ゴール、3アシスト。DFLスーパーカップ優勝
その実力を正当に評価しない人間は常に存在してきたが、「トロフィーの呪い」を払拭した今の彼を正面から批判することは絶対にできないはずだ。驚異的なペースでゴールを量産するだけではなく、バイエルンではストライカーという役割にとどまらずにオールラウンダーとして圧倒的なパフォーマンスを続けている。
絶好調のバイエルンは、今季もブンデスリーガ優勝は間違いないだろう。そしてチャンピオンズリーグでも最有力候補であり、今の調子を続ければビッグイヤーにかなり近づけるはずだ。そして来夏、イングランドを60年ぶりの世界の頂点に導ければ……ケインはようやく世界的な名声を得るかもしれない。