Atletico de Madrid Training Session And Press Conference - FIFA Club World Cup 2025Getty Images Sport

アトレティコと一度は合意も…。シュトゥットガルトのミロがアル・アハリ移籍を選択へ

  • ミロがシュトゥットガルトから2800万ユーロの移籍に合意
  • アトレティコ、支払い条件の不一致で撤退
  • シュトゥットガルトがファビオ・ヴィエラでミロを代替
WhatsAppでGOALをフォロー! 🟢📱
  • シュトゥットガルトのエンゾ・ミロが、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・アハリへの移籍に合意した。移籍金は報道によると2800万ユーロ(約48億2000万円)のようだ。この取引は、以前から交渉があったアトレティコ・マドリーと合意していたにもかかわらず実現した。アトレティコはヨーロッパ内で有効な彼の契約解除条項の価値である約2000万ユーロ(約34億4000万円)で獲得を目指していた。

    アトレティコとの交渉は、支払い条件の違いにより決裂したと報じられている。シュトゥットガルトは分割払いではなく一括払いを主張していた模様だ。移籍情報に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏と『スポルト』は、ミヨとアル・アハリの合意を確認。選手はすでにメディカルチェックのためジッダに滞在していると伝えた。移籍金が契約解除条項より高額なのは、それがサウジアラビアのクラブには適用されないためだ。アル・アハリのマティアス・ヤイスレ監督は、シュヴァーベン地方出身者としてこの契約の確保に重要な役割を果たした模様だ。

  • 広告
  • Enzo MillotGetty

    ミロはアトレティコ、トッテナム、ガラタサライなどヨーロッパの主要クラブから関心を集めていた。昨シーズンは43試合で12得点、8アシストを記録。シュトゥットガルトのDFBポカール優勝において重要な役割を果たした。

    アトレティコはミロを主要な中盤の補強選手として見ていたが、シュトゥットガルトの条件を満たすことができず、代替としてナポリのジャコモ・ラスパドリの獲得を進める模様。一方、シュトゥットガルトはミロの後釜としてアーセナルのファビオ・ビエイラを狙っており、ミロのサウジ移籍によって財政状況も大幅に改善されるだろうと伝えている。

  • ミロのシュトゥットガルトとの契約は2028年まで続くが、約2000万ユーロの契約解除条項はヨーロッパのチームにのみ有効だった。サウジ・プロフェッショナルリーグとの取引はその金額を約800万ユーロ(約13億7000万円)上回っており、ヨーロッパ以外のクラブの財政的影響力の拡大を反映している。

  • DSC Arminia Bielefeld v VfB Stuttgart - DFB Cup Final 2025Getty Images Sport

    ミロは昨シーズン、サウジ・プロフェッショナルリーグで5位に終わったアル・アハリで、マティアス・ヤイスレ監督の下、サウジアラビアでの新たな章を始めることになる。リーグ順位向上を目指すチームの中盤で、主導的な役割を担うことが期待されているようだ。