「冗談だろ?」アーセナル女子のファン、バイエルンとの女子CL決戦が男子カラバオカップと重なるため、エミレーツから敵地へ変更されたことに怒り

カラバオカップでミケル・アルテタ率いるアーセナルとオリバー・グラスナー率いるパレスの一戦は、現地時間12月18日19時30分にエミレーツでキックオフの予定だ。しかし、この日はアーセナル・ウィメンとバイエルン・ミュンヘン女子による女子チャンピオンズリーグ（UWCL）とバッティング。同日夜の遅い時間に開始予定だったため、両試合を調整する必要があり、スタジアム準備のための時間が限られていることを考慮すると、女子チームはメドウ・パーク（アーセナル女子が通常使っているホームスタジアム、男子のユースチームも使用）での開催も考慮されたが、このスタジアムはUEFAの国際大会を主催する基準要件を満たしていない。

この変更により、複数のアーセナルファンが怒り、ソーシャルメディアで不満をぶちまけた。

アーセナルファンの@puckinghell_は、「これは冗談だ、アーセナルWFC対バイエルンというチャンピオンズリーグの試合が数ヶ月前から予定されているのに、カラバオカップの試合のために直前で移動することになるなんて」と投稿。また、@arsenaljoe_,は「女子の試合が移動されるのは本当に残念だ」と述べた。

@catsfootball_は「EFLカップのパレス戦が、女子チャンピオンズリーグのバイエルン戦よりも力を持つのはクレイジーだ」とツイート。別のファン、@br14njkは、「ワンクラブ…？ 怒ってはいない、ただ失望しているだけだ😔」と書いた。そして、@awfcdreamerは、「チケットが数ヶ月前から販売されているのに、女子チームをエミレーツから追い出すんだね」、@reveaIismもまた憤慨しており、「女子のUCLがこのために台なしになるという事実が本当に嫌だ。 誰かが不利益を被ることは分かっていたが、先に予定されていた試合が動かされることに苛立っている」、@ems_022は「チャンピオンズリーグの試合はのほうが先に予定されており、基本的には優先されるべきだ。MP（メドウ・パーク）はUEFAの基準を満たしておらず、また最後のグループ試合であるため、他のグループCの試合と同じ時間に行われる必要がある。これがどう機能するのか？ 冗談だ」と投稿した。

アーセナルはスケジュールの問題に素早く対応し、ファンを安心させるための声明を発表、次のステップを明確にした。「EFLは、カラバオカップ準々決勝のクリスタルパレス戦の日程を確認しました。男子チームは12月18日にエミレーツ・スタジアムでの大会ベスト8に臨みます。試合開始は午後7時30分です。女子チームに関して我々はUEFAと協議しており、バイエルン・ミュンヘンとのUEFA女子チャンピオンズリーグの試合についての詳細は追って発表します」。

この女子CLの試合は、アーセナル・ウィメンにとって重要であり、グループCの最終戦を迎え、ノックアウトステージ進出を目指す彼女たちにとって大きな意味を持っている。バイエルン女子と、グループ初戦で対戦し、その際にはドイツのチームが5-2で勝利を収めていた。

アーセナル・ウィメンは現地時間11月8日の夕方にWSL（イングランド女子1部リーグ戦）でホームにブライトンを迎え、続く12日に女子CLでユヴェントスとの厳しいアウェー戦に臨む。一方、アルテタのチームは水曜日の夕方にサンシーロでインテルと対戦する。