Mikel Arteta Arsenal 2022-23 HIC 16:9Getty

アーセナル、優勝のために必要な補強は?ポジションごとにランク付け

アーセナルの選手層は、ニューカッスルとの0-0のドロー以降、多くの話題となっている。

ミケル・アルテタが試合を変えようとしたが、彼のオプションは非常に限られており、唯一の交代劇は右サイドバックのベン・ホワイトに代わって冨安健洋を起用したことのみだった。

指揮官は、クラブが移籍市場に積極的であることを明言し、シャフタール・ドネツクからウイングのミハイロ・ムドリクを獲得しようとしていることは周知の事実だ。

アーセナルの選手層はどれほど薄く、どこの補強が最も必要なのだろうか? GOALでは、各エリアの重要度をランク付けし、以下のように紹介している。

  • Ben White Arsenal 2022-23Getty Images

    SB

    このポジションは、数少ないアーセナルの選手層が厚い場所だ。実際、サイドバックを一人退団させる可能性さえある。

    セドリック・ソアレスはフラムを含むいくつかのクラブから狙われており、アルテタが多くのオプションを用意しているため、今シーズンのリーグ戦ではわずか2試合の途中出場のみだ。

    ホワイトは今シーズン開始以来、右サイドバックの座を自分のものにしており、冨安健洋は優れた控え選手である。

    左サイドバックはオレクサンドル・ジンチェンコとキーラン・ティアニーが競い合い、冨安も必要であれば、今シーズンすでに証明しているように、そこに入ることは十分に可能である。

    つまり、セドリックの移籍が認められたとしても、サイドバックは今すぐ補強を優先させるべきポジションではないのだ。

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  • Aaron Ramsdale Arsenal 2022-23Getty Images

    GK

    アーセナルには豊富な選手層があるので、今月GKを探しに行く必要はない。

    アーロン・ラムズデールは間違いなくNo.1であり、素晴らしいシーズンを送っている。一方、夏に獲得したマット・ターナーは、ヨーロッパリーグとアメリカ代表のワールドカップでの活躍により、十分すぎるほどの代役であることが証明されている。

    また、21歳の才能あるアーサー・オコンクウォはクルー・アレクサンドラへレンタル移籍している。

  • Martin Odegaard Arsenal 2022-23Getty

    攻撃的MF

    アーセナルは昨夏、ファビオ・ヴィエイラに3400万ポンド(約54億5000万円)を費やしたため、1月に他の攻撃的MFに投資することはないだろう。

    ヴィエイラはまだ新しいクラブと国に適応しているが、アーセナルが元ポルトの才能に多額の投資をした理由は時折見せてくれている。

    グラニト・ジャカは、ミケル・アルテタからより前目の役割でプレーするように頼まれると、輝きを取り戻した。キャプテンのマルティン・ウーデゴールは素晴らしいシーズンを送っている。

    そして、長期離脱していたエミール・スミス=ロウがようやく復帰し、アーセナルに攻撃的MFをもう一人獲得する緊急の必要性はないだろう。

  • William Saliba Arsenal 2022-23Getty Images

    CB

    アーセナルにはガブリエウ・マガリャンイスとウィリアム・サリバという、並外れたセンターバックのペアがいる。

    ミケル・アルテタにはロブ・ホールディングがおり、この元ボルトンの選手は今でもチームに欠かせない存在だ。

    そしてもちろん、今シーズン、4バックの右サイドで素晴らしいパフォーマンスを見せているホワイトもいる。

    長期的に見れば、アルテタはガブリエウを自然にカバーするために、もう一人左センターバックのオプションをチームに加えたいと考えているだろうが、アーセナルが冬のウィンドウが閉まる前にそのポジションで何かをしようとすることはないだろう。

    実際、この4人の強力なセンターバックのオプションはすでにクラブにあり、冨安は必要であればさらなるカバーを提供することができるため、エドゥは他のポジションを優先させるだろう。

  • Youri Tielemans Leicester 2022-23Getty

    セントラルMF

    アーセナルが夏の移籍市場でアストン・ヴィラからドウグラス・ルイスを獲得するためにプッシュして終了したという事実は、中盤のセンターが厚さを欠くエリアであることを示している。

    アーセナルは当時、トーマス・パーティとモハメド・エルネニーが負傷し、即戦力の必要性が高かった。現在も注目されるポジションであることには変わりはない。

    ユーリ・ティーレマンスは長期的なターゲットであり、アーセナルは今月、ベルギー人選手との契約が6か月しか残っていないことから、レスター・シティにオファーを出して試してみることにしたのだろう。

    トーマスはアーセナルの成功に絶対不可欠な選手であり、彼が健康を維持できれば、ジャカ、エルネニー、サンビ・ロコンガもいる中盤はシーズン終了まで十分な戦力を持つはずだ。

    しかし、アーセナルに移籍してからのトーマスの負傷歴は、大きな自信を与えてくれるものではなく、もしガーナ代表選手に何かあれば、ガナーズのタイトルの可能性に大きな影響を与えるだろう。

  • Joao FelixGetty Images

    センターFW

    ガブリエウ・ジェズスの負傷によって緊急性は高まっている。

    正確な復帰時期は明確ではないが、手術後、まだ膝に装具をつけているため、復帰はまだ先のことになりそうだ。

    アーセナルのストライカーはエディ・エンケティアただ一人。エンケティアが負傷した場合やジェズスの回復状況などを考慮し、タイトルレースを維持するために十分な補強が必要となる。

    そのためか、ジョアン・フェリックスは、今月中にアトレティコ・マドリーから移籍することを目指し、現在多くのクラブからオファーを受けているようである。

    アーセナルがこの23歳の選手を獲得するかどうかはまだわからないが、彼がなぜレンタル移籍に興味を示すかはわかるだろう。フェリックスは純粋なセントラルストライカーではないかもしれないが、ジェズスと非常によく似た特徴を持ち、ガナーズが取引を成立させようとすれば、非常に有用な補強となるはずだ。

  • Mudryk-2022-23Getty

    ウインガー

    アーセナルがこの部門を改善する必要があるのは間違いない。

    アルテタのシステム上、ウイングは非常に重要であり、現状ではブカヨ・サカとガブリエウ・マルティネッリを毎週先発する以外に選択肢はない。必要であれば主力を休ませ、ベンチから出てきて試合を変えられるような、もう一人のトップクオリティーのオプションが必要なのだ。

    ムドリクは確かにその条件を満たしているので、アーセナルがシャフタール・ドネツクからこの21歳を引き抜こうと懸命にプッシュしているのを見るのは、驚くことではない。

    このウクライナ人は、シーズン後半に大きな変化をもたらす可能性があり、まさにアルテタが必要としている選手である。