昨シーズン半ば、アンディ・タウンゼントは『talkSPORT』のインタビューでチェルシーの得点力不足について問われた際、カイ・ハヴァーツを「ピンとこない」と話していた。
このドイツ代表は、ヨーロッパで最も「奇妙な」選手の1人だろう。チャンピオンズリーグとクラブ・ワールドカップという大舞台で決勝ゴールを奪ってみせるメンタリティの強さはある。しかし、決定力が高いとは言えないし、最も得意とするポジションも定まっていない。「ハヴァーツはどんな選手?」、「チェルシーが獲得に費やした7500万ポンドは正解?」、これらの質問に明確に答えられる人は多くないだろう。
そんな中で、プレミアリーグのライバルであるアーセナルがハヴァーツとの契約に動いていることが発覚。移籍金は6000万ポンド(約109億円)を超える可能性が取り沙汰されているか、果たしてその金額を投じるべき選手なのだろうか?
文=マーク・ドイル










