「100年に1人の才能だ。信じられないストライカーだよ、本当に信じられないね。まだ若いのに成熟していて、本物の脅威だよ。これで彼にプレッシャーをかけるつもりはないけど、私が愛する素晴らしい選手の1人だよ」
2019-20シーズン、カラバオ・カップのラウンド16で対戦したユルゲン・クロップが語った言葉だ。当時18歳のガブリエウ・マルティネッリがリヴァプール相手に2ゴールを叩き込むと、世界屈指の名将は最大限の賛辞を送った。
しかしこのクロップの賛辞は、マルティネッリの「重荷」になってしまったことは否めない。ブラジル4部イトゥアーノから加入した無名のアタッカーは、この評価で一気に世界中の注目を集めることになった。確かにその後も見事な成長を見せ、ミケル・アルテタの下でレギュラーに定着。優勝に迫った過去2シーズンの活躍は称賛されるべきだ。だが今季、ケガの影響ももちろんあったが、停滞気味だったのも確かである。
それでも、彼はアーセナルが最も必要な時期に戻ってきた。直近のパフォーマンスは、間違いなくクラブを牽引するものであった。






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