Getty Images Sportアントニー・セメンヨの新シーズンのスタートは、現チャンピオンを含むいくつかのトップクラブの目にとまった。リヴァプールは、夏の間に左ウイングのルイス・ディアスを手放し、代わりにウーゴ・エキティケとアレクサンデル・イサクを獲得した。だが来シーズンが始まるまでに、トップクラスのワイドプレーヤーを獲得するために、再び移籍市場に参入するかもしれない。リヴァプールのほかにチェルシーとトッテナムも、今シーズンこれまでに8試合で9得点を記録しているガーナ代表選手を獲得しようとしていると報じられているところだ。
ボーンマスが今夏に7000万ポンドのオファーを要求したとされた中、彼はサウスコーストで5年間の契約延長を選択した。しかし、『talkSPORT』の報道によると、この契約には解除条項が盛り込まれているとされており、早ければ1月にも彼の獲得をめぐる争奪戦が繰り広げられる可能性が高くなっている。
Getty Images Sportセメンヨの契約解除条項に関して、ボーンマスは具体的な金額の開示を渋っている。夏にクラブが要求していた7000万ポンドに近い金額と予想されている。だが移籍に際して、必ずしもこの移籍金になるとは限らない。
状況は、今年前半にモーガン・ギブス=ホワイトのトッテナム移籍が破談になったケースと類似している。同MFの契約には6000万ポンド強の条項があるとされたが、トッテナムがこれを発動したにもかかわらず、金額は非公開だった。結局、ギブス=ホワイトはノッティンガム・フォレストと契約延長している。この25歳の選手獲得を検討する他クラブも、この事例を注視することになるだろう。
セメンヨの今シーズンの活躍により、ボーンマスは現在4位に位置。首位アーセナルとはわずか2ポイント差だ。夏に守備陣を全員失ったにもかかわらず、チェリーズは結束し、アンドニ・イラオラ監督の下でこれまでと変わらぬ強さを見せている。セメンヨは、クラブの好調なスタートがシーズン後半に向けて高い基準を打ち立てたと確信している。
「僕たちはしばらく好調を維持している。基準はかなり高く設定されたと思う。全体的に見れば、間違いなく良いシーズンスタートだ。謙虚さを忘れず、慢心しないよう心がけている。試合ごとに冷静に対応している。とはいえ、このスタートには満足しているし、選手たちはこの流れを継続するために全力を尽くしている」
AFPセメンヨの契約解除条項が発効する時期については明確になっていない。一部のクラブは、1月に主力選手を失うことを避けるため、契約を夏にのみ発動可能とする構造を採用している。ボーンマスが欧州リーグ出場を夢見る中、このウインガーにも同様の条件が適用されている可能性がある。その場合、クラブがプレミアリーグで最も注目される選手を正式に獲得できるのは、2026年夏まで待たねばならない可能性が高い。
ただし、マテウス・クーニャがウルブスからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したケースと同様に、クラブは早期の夏の移籍に向けた準備を整える可能性はある。とはいえ、ボーンマスが上位争いを続けられる限り、セメンヨの関心は引き続きボーンマスに注がれるだろう。
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