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インテルが土壇場で契約撤退をした後に実現。ネスタが明かすミラン移籍の舞台裏「ミランには行きたくなかった」

  • イタリア代表のレジェンドであるアレッサンドロ・ネスタ氏は、ミラン移籍に至った舞台裏について明かした。現在49歳のネスタ氏は当初、ユヴェントスへの移籍を拒否した後、インテルに移籍することになっていた。今回、ネスタ氏はインテルが直前に関心を取り下げたことを振り返り、移籍期間の終了が迫る中、インテルと同じ都市のライバルであるミランが彼へ土壇場で動きを見せ、最終的に彼が契約を進めることになった流れを回顧した。

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    若い頃にラツィオのためにローマを拒否したことを「誇りに思っている」というネスタ氏は、インテルが動いてきた時、全く異なる道をたどる可能性があったことを明かした。

    ミラン移籍に至る時期について、彼は『BSMT』に次のように語った。

    「数ヶ月前、ユヴェントスに加入する可能性があったが、私は行きたくなかった。その後、ユヴェントスの話は流れ、インテルに行くはずだったが、5月5日の後、インテルは姿を消した。おそらく他の選択をしたのだろう。そして移籍期間の最終日に、ミランが現れたんだ」

    ネスタは当初、インテルが翌シーズン優勝すると確信していたためミランに加入したくなかったと認めたが、運命は別の計画を持っていた。ミランでの最初の年、彼はチャンピオンズリーグを制覇した。

    「翌年、インテルが優勝すると確信していたので行きたくなかった。しかし代わりに、私はミランに行き、最初の年にチャンピオンズリーグで優勝した。私にとってはうまくいったね」

  • 元ラツィオのキャプテンは、かつてレアル・マドリーが彼をスペインに誘おうとしたことも明かし、こう付け加えた。

    「ミランに加入する前年、レアル・マドリーとの親善試合の後に彼らから連絡があった。ある選手が、私は彼らのためにプレーすべきだと言ってきた。私は自分がラツィオでプレーしていると伝えると、彼は私をバカだと思ったようだ。しかし翌年、私は去らざるを得なくなった。8ヶ月間給料を受け取っていなかったんだ」

  • AC Milan v AC Monza - Serie AGetty Images Sport

    当初の躊躇にもかかわらず、ネスタ氏のミランでの時間は歴史的なものとなった。デビューシーズンに、ミランは決勝でユヴェントスを破りチャンピオンズリーグを制覇し、コッパ・イタリアも獲得した。その後の10年間で、ネスタ氏はミランで300試合以上に出場し、2012年にセリエAを去る前にヨーロッパで最も尊敬されるディフェンダーの一人となった。

    現役時代はレジェンドたるプレーを見せたが、ネスタ氏は監督としては同じ成功を再現できなかった。2024年のモンツァでの期間は困難な章となり、チームはセリエAの最初の17試合でわずか1勝しか挙げられず、12月に彼は解任された。7週間後に再任したが、それでも状況を好転させることはできず、次の14試合でわずか1勝しか挙げられずにモンツァは最終的に降格した。クラブは新シーズンに向けてチームを率いるため、6月にパオロ・ビアンコ監督を任命した。