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フランクフルト vs バイエルン・ミュンヘン

2022-23シーズンのブンデスリーガ予想展望。◎本命、○対抗、▲3番手、△連下、☆注目のクラブは?

16:09 JST 2022/08/05
bayern
2022-23シーズンのブンデスリーガが、5日のフランクフルトvsバイエルンの開幕戦でスタートする。昨シーズンはバイエルンが歴代最長記録を更新する10連覇を達成。絶対王者が君臨するリーグでは、2位以下のドルトムント、レヴァークーゼン、RBライプツィヒも昨季からの前進を目指す。
  • bayern

    ◎本命:バイエルン(昨季優勝)

    今季もブンデスリーガ優勝筆頭候補はバイエルン・ミュンヘン以外に考えられない。もちろんFWロベルト・レヴァンドフスキがバルセロナへ移籍した影響は甚大だが、ユリアン・ナーゲルスマン監督はその穴を総合力で埋めようとしている。開幕1週間前に行われたドイツ・スーパーカップではDFBポカール王者のライプツィヒに5-3で勝利し、まずは一冠を得た。バイエルンの得点者はジャマル・ムシアラ、サディオ・マネ、ベンジャマン・パヴァール、セルジュ・ニャブリ、レロイ・サネと全て異なり、いわば全方向からゴールを強奪する姿勢が色濃かった。

    一方で、守備に関しては整備が必要だ。ライプツィヒ戦では3失点しており、昨季と同じくチーム全体の前傾姿勢がアンバランスさを生んでいる。ただし、それも新加入のDFマタイス・デ・リフトがフィットすれば問題が解消されるだろう。ダヨ・ウパメカノとデ・リフトのコンビが成熟すれば、ナーゲルスマン監督が理想に掲げるアタッキングフットボールに重厚性も備わる。MFジョシュア・キミッヒのゲームコントロール力にも陰りは見られず、GKマヌエル・ノイアーのゴールキーピングも未だ絶品だ。サディオ・マネ、マタイス・デ・リフトといった大物に加えて、アヤックスからMFライアン・グラフェンベルフ、SBヌサイル・マズラウィといった俊英を獲得している点にもクラブの慧眼ぶりがうかがえる。

    総合力随一にして、いつかは直面するはずだった“レヴァンドフスキ頼み”からの脱却を図る今季のバイエルンは、斬新な空気を纏ってポジティブに大変身し、そのうえで、前人未到のリーガ11連覇を目指す。

  • Nkunku

    ○対抗:RBライプツィヒ(昨季4位)

    今季の幕開けを飾るドイツ・スーパーカップではバイエルン・ミュンヘンとの乱打戦の末に沈んだが、それでも36歳のドメニコ・テデスコ監督率いるRBライプツィヒは着実にチーム力を向上させている。

    ライプツィヒには頼れるストライカーがいる。昨季のブンデスリーガで34試合20得点15アシストと大車輪の活躍を果たしたクリストファー・エンクンクはその筆頭格で、彼が他クラブへ引き抜かれない限りは得点力を維持できる。また、同じく昨季33試合で11得点5アシストのアンドレ・シルバも当然計算できるFWだ。他にもセカンドストライカー的な役割のダニ・オルモもおり、アタッキング能力は他クラブに見劣りしない。ここに噂されるティモ・ヴェルナーがチェルシーからレンタルで復帰すれば、バイエルンに匹敵する攻撃陣を形成できるだろう。

    守備面でもライバルたちに対抗できる。キャプテンのペーテル・グラーチはブンデスリーガ屈指のGKで、リベロのヴィリ・オルバン、ストッパーのルーカス・クロスターマンらのフィジカルコンタクトは強靭だ。また中盤のケヴィン・カンプル、コンラート・ライマーはテデスコ監督から中軸に据えられており、自慢の3トップを上手くコントロールできる存在としてチームに尽力できる。

    ライプツィヒがまず目指すべきはヴェルナーの帰還。それが叶えば、純然たる対抗馬として”盟主“バイエルンを追随できる存在になるだろう。

  • dortmund

    ▲3番手:ドルトムント(昨季2位)

    ボルシア・ドルトムントはバイエルン・ミュンヘンの“レヴァンドフスキ喪失”よりも深刻なダメージを負うかもしれない。2019-2020シーズン途中にブンデスリーガで衝撃のデビューを飾り、このシーズンで13得点、そして翌シーズンからは27得点、22得点と得点を量産してきたFWアーリング・ハーランドがマンチェスター・シティへ移籍した穴をどのように埋めるのか。クラブはアヤックスからセバスチャン・ハラーを獲得してその後継者に据える心積りだったが、そのハラーが睾丸腫瘍のため無期限の離脱を強いられ、早くもプランの再考を余儀なくされている。

    キャプテンのマルコ・ロイスを筆頭に、ジュード・ベリンガム、マフムド・ダフード、ジョヴァンニ・レイナなど、中盤の戦力は維持されているものの、アクセル・ヴィツェルがアトレティコ・マドリーにフリー移籍するなど、昨季からの上積みが成されていない点も気になる。ただし、昨季不安定だった守備陣はニクラス・ジューレをバイエルンから獲得し、ドイツ代表の純然たるレギュラーであるニコ・シュロッターベックをフライブルクから獲得できた点は大きい。

    それでもドルトムントは今季、2年ぶりとなるシャルケとのダービーマッチも戦わなければならない。バイエルンに次ぐ存在として期待されてきたドルトムントは今、時代の岐路に立たされている。

  • Leverkusen

    △連下:レヴァークーゼン(昨季3位)

    新進気鋭と経験ある中軸が融合するバイヤー・レヴァークーゼンは上位を打ち砕く潜在能力を兼ね備えるチームだ。特に昨季のブンデスリーガ27試合で24ゴール6アシストをマークしてロベルト・レヴァンドフスキに次ぐリーガ2位の得点数を記録したFWパトリック・シック、そして未来のドイツ代表を背負う逸材と期待され、19歳にして今冬のワールドカップに出場する可能性も高いMFフロリアン・ヴィルツは一線級で、チーム全体のポテンシャルを引き上げる要因を生んでいる。ただし、かつてアカデミー育ちのMFカイ・ハヴァーツがチェルシーへ移籍したように、レヴァークーゼンは常に主力がビッグクラブのターゲットになっている。シーズン中に戦力がダウンするリスクを孕む中でのリーガ制覇の過程には、険しい道筋が待ち構えている。

  • Christian-Streich

    △連下:SCフライブルク(昨季6位)

    昨季、UEFAチャンピオンズリーグ出場権内の4位・ライプツィヒと勝ち点3差の6位でフィニッシュしたフライブルクは異端のクラブと称される。1990年代にフォルカー・フィンケ監督体制下で1部の舞台に立ってから現在まで、このクラブで指揮を執ったのはフィンケを含めて僅か4人に過ぎない。今季も指揮を執るクリスティアン・シュトライヒ監督は2011年1月から実に11年もの長期政権を築いており、しかも、クラブは黒字経営の中で限られた資産を元に確実にチーム強化を施している。

    今季、PSVアイントホーフェンから堂安律を獲得したのも、ドイツ国内で定評のあるフライブルク・スカウト陣の成果のひとつと言えるだろう。すなわち堂安は、確かな“眼”を持つクラブに能力を見出された。ドイツ代表DFニコ・シュロッターベックがドルトムントに移籍した影響は少なからずあるだろうが、ドイツ屈指の戦術家と称されるシュトライヒ監督の手腕を基に、このチームに所属する選手たちの能力は増幅される。少なくとも今のフライブルクは、トップ3を狙えるポテンシャルがある。

  • hasebe_kamada

    ☆注目:フランクフルト(昨季11位)

    個人的な注目は、昨季のUEFAヨーロッパリーグ(以下、EL)を制したアイントラハト・フランクフルトだ。ブンデスリーガでは11位と凡庸な成績に終わったものの、それでもバイエルン・ミュンヘンに1勝1敗、ライプツィヒに2分け、レヴァークーゼンに1勝1敗など、上位チームとの対戦では互角の勝負を演じている。また、件のELではノックアウトステージでベティス、バルセロナ、ウェストハム、レンジャーズと、各国の強豪を連破して見事に大願成就した。すなわちフランクフルトは稀代の『ジャイアント・キリング』チームであり、その勢いが増幅されれば、2022-2023シーズンのブンデスリーガでも旋風を巻き起こす可能性がある。

    今季最大の注目ポイントは日本代表MF鎌田大地の起用法だ。オリバー・グラスナー監督はドイツ屈指のファンタジスタであるマリオ・ゲッツェをPSVアイントホーフェンから獲得したことで、鎌田とゲッツェの共存を模索しつつある。その提示策の一端として、プレシーズンマッチやDFBポカール1回戦のマグデブルク戦では鎌田をボランチで起用し、鎌田はそのマグデブルク戦で2ゴールをマークして今ポジションでの適合力を存分に示した。

    頼れる得点源がラファエル・ボレだけという点は心許なく、29歳にして第一線からの引退を表明したDFマルティン・ヒンターエッガーの後釜も定まっていない。しかし、チームが有事の際は必ず”あの男“が救世主になる。チーム最年長にして絶対的なリーダー、日本が誇る長谷部誠が、またしても、フランクフルトの命運を左右する存在になるかもしれない。

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