清水エスパルスの新キャプテンMF宇野禅斗は「一言でいえば“勝つサッカー”です」と、昨季までヴィッセル神戸を率いていた吉田孝行新監督のスタイルを形容した。
今季から人生初となるキャプテンマークを巻く22歳は、生まれ変わった清水に確かな手ごたえを感じている。
今月2日にMUFGスタジアム(国立競技場)で明治安田Jリーグ百年構想リーグの開幕イベントが行われ、8日に名古屋グランパスとの初戦を迎える清水からは宇野が登壇。「自分らしく頑張っているところですね」とはにかみながらも、主将の目はやる気に満ちていた。
「(吉田)監督が来てくださって、自分と一緒に仕事をしていないなかでも信頼していただいたことは、とてもうれしいです。昨シーズンのパフォーマンスや立ち振舞いを見ていただけたと思うので、キャプテンを任されたからには、しっかりと全うできるようなパフォーマンスを見せたいです」
名門の青森山田高で成長し、2022年よりFC町田ゼルビアに加入。2025年には育成型期限付き移籍から完全移籍に切り替える形で、清水の一員となった。
昨夏には東アジアE-1サッカー選手権2025を戦う日本代表のメンバーにも選出され、2試合に出場。攻守において高い運動量を維持する中盤のダイナモとして存在感を発揮し、清水でもリーグ戦27試合を戦った。
そんな宇野の活躍を、吉田監督は古巣の神戸時代から目をつけていたようだ。
新監督は今年1月に実施された春季キャンプの前に、背番号6に対してキャプテンを打診。その後、同キャンプ中におけるピッチ内外での貢献を評価して、正式に「お願いできるか?」と、腕章を22歳に託した。
「やります」
二つ返事で引き受けた。吉田監督の哲学に、自身のサッカー観と通じるものがあったという。
「タカさん(吉田監督)の言葉ですごく印象的なのは、“確率”という言葉を使って自分たちに説明してくれることが多いことです。例えば『こう守ることで失点しない確率が高くなるよね』と説明してくれるので、自分たちとしてもすごく落とし込みやすかった。
僕は青森山田でやっていたので、勝つことから逆算したサッカーには馴染みがあるし、感触もいい。僕はロジカルな考え方が好きなタイプなので」

