Goal.com
ライブ
nishikawa(C)Yuta Tamada

歴代1位の快挙は持ち越しも「価値を高められる」浦和レッズGK西川周作が変わらぬ笑顔で臨む新シーズン「やっぱり西川だね」

明治安田Jリーグ百年構想リーグの開幕イベントが今月2日に都内で行われ、7日に初戦を迎える浦和レッズGK西川周作が新シーズンへの意気込みを語った。

プロ生活22年の重みをプレーで証明していく。

今季も浦和の背番号1を背負う西川は「ゴールキーパーの価値を高められる良いハーフシーズンになる」と百年構想リーグに向けて目を輝かせた。

2月から6月まで開催される同リーグ戦の地域リーグラウンドでは、90分で決着がつかなかった場合、PK戦で勝敗を決める方式となっている。

これまで数々のPKストップを披露してきた西川は「勝ち点1と3では順位も変わってくる。決着がつけられるのは非常にポジティブ」と胸を高鳴らせた。

「試合を観ている人はドキドキすると思うんですけど、やっている選手の方がいい意味でワクワク、ドキドキしていると思います。僕はデータとかを見るタイプでもないので、PKはそのときのキッカーで決める感じ。PKは決めて当たり前だと思われているから、逆に緊張しているのはキッカーの方だと思います。 僕は楽しみながらやりたいです」

2005年に大分トリニータU-18からトップチームに昇格した西川。日本代表としても数々の死闘をくぐり抜けて来た守護神は、2014年から浦和のユニフォームに袖を通し、今年で在籍13年目を迎えた。

気が付けばチーム最年長となり、今年の6月18日には節目の40歳を迎える。堅実なプレーとリーダーシップでチームを引っ張り続けてきた男は、2024年に史上3人目となるJ1通算600試合出場を達成した。

「健康第一でプレーすることが大事」とトレードマークの笑顔を見せた西川には、達成間近の記録がある。J1通算出場試合数歴代1位という快挙だ。

西川は現在660試合で、歴代1位の元日本代表MF遠藤保仁氏が記録した672試合に次ぐ数字。残り12試合に迫った大記録が百年構想リーグで塗り替えられるのではないかと期待されたが、先月26日にJリーグから「独立した別大会の公式試合として扱う」と発表され、ハーフシーズンでの記録はJ1出場にカウントされないと決まった。

それでも西川は笑顔のままだ。

  • nishikawa(C)Yuta Tamada

    大記録達成は持ち越し…それでも笑顔の守護神

    これまでだって、記録のためにプレーしてきたことはなかった。その姿勢はプロ22年目の今季も変わらない。

    「(出場数が)カウントされても、されなくても試合の重みは変わりません。僕たちの目指すものはアジアの舞台に戻ることなので、その目標を達成するために1試合、1試合を全力で戦いたいです」

    浦和レッズは今月7日にフクダ電子アリーナでジェフユナイテッド千葉と開幕戦を戦う。

    西川の大記録達成は百年構想リーグ後に持ち越しとなったが、対戦相手で盟友の千葉DF鈴木大輔の隣で「大ちゃんがPKキッカーのときは笑顔で迎えたい」と笑い声をあげた。

    「いままでだって完封数とかは意識していなくて、応援してくれる方やクラブの方が教えてくれていました。僕だけじゃなくて、周りの方も一緒になって喜んでくれていることが、すごくうれしいです。

    この年齢までプレーできると思っていなかったので、毎試合でプレッシャーを感じつつも、たくさんの方に応援されながらプレーできる喜びを感じて、なおかつ結果を出したい。『やっぱり西川だね』と、言わせないといけないですね」

    何度も白い歯が光った。

    大記録よりも、まずは目の前の一戦。変わらぬ笑顔を見せた守護神が、今季も浦和のゴールマウスに立ち続ける。

    取材・文=浅野凜太郎

  • 広告
0