エヴラ氏が語るアモリム体制に必要なのものとは？ 「シェフをころころと変えていては…」

昨季のプレミアリーグでよもやの15位に終わり、ヨーロッパリーグ決勝でもトッテナムに悔しい敗戦を喫したマンチェスター・U。そんな悪夢のシーズンを経て、今夏は攻撃陣を中心に資金を投じて、マテウス・クーニャ、ブライアン・エンベウモ、ベンヤミン・シェシュコの獲得に成功した。

今年1月にパトリック・ドルグを獲得したマンチェスター・Uだが、アモリム監督にとって、本格的なチーム再建は今夏が初。エヴラ氏はアモリム監督に自身の戦術を落とし込む時間が必要で、監督交代だけでクラブの問題を解決するなど不可能と感じているようだ。

エヴラ氏は『Stake.com』でこう語る。

「マンチェスター・Uでは何が起こるかわからない。夢を見させてくれる日があれば、次の瞬間に心を砕かれることもある。だが、彼らにあの古き良き『このユニフォームのために血を流す』という闘志が蘇ったら、周囲をハッとさせてくれるはず」

「大事なのは一時的な盛り上がりじゃなく、一貫性だ。フットボールはジャングルのようなもの。結果が出ていなければ、真っ先に責任を問われるのは監督。だが、シェフをころころと変えていては、スープの味は絶対にうまくならない」

「時間を与えるべきだが、時間はマンチェスター・Uにとって貴重なものでもある」

マンチェスター・Uはプレミアリーグ開幕節でアーセナルに0-1で敗戦。24日の次節はフラムとのアウェイ戦だが、そこで今季初白星を目指す。