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ベルギー1部シント=トロイデン、J2長崎運営のジャパネットと資本業務提携…株式の一部を譲渡。現在は日本人6選手が所属

ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)のシント=トロイデンVV(以下:STVV)は22日、株式会社ジャパネットホールディングス(以下:ジャパネット)との資本業務提携および、プラチナスポンサー契約の締結を発表した。

本件はSTVVが掲げる「日本の若い力が欧州で挑戦し、世界を目指す」というビジョンに対して、通信販売事業にとどまらず、明治安田J2リーグのV・ファーレン長崎を運営するなどでスポーツ・地域創生事業にも取り組むジャパネットの賛同を得て実現した。

この提携により、2025年7月18日付けでSTVVの一部株式がDMMグループからジャパネットに譲渡。STVVは株式会社マルハン東日本カンパニー、株式会社セプテーニ・ホールディングスとも資本業務提携を結んでおり、DMMグループを含めた4社による出資体制となる。

今後は2025-26シーズンのユニホーム(右胸)にジャパネットのロゴが掲出され、BS放送局「BS10」を通じたSTVVの試合や特別番組の放送により、日本国内での認知度向上を図るとともに、クラブマネジメントのノウハウも共有し、チーム強化も進める。

オンラインで会見に出席したSTVVの最高経営責任者(CEO)を務める立石敬之氏は「スポーツビジネスやメディア運営の知見も我々現場と共有していただくとかで、さらに広げて日本とヨーロッパを繋ぐプロジェクトを加速していきたい」と語った。

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    ジャパネットの代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)を務める高田旭人氏は海外クラブとのマルチオーナーシップを模索した過去があったなかで、「すでに積み上げられたものに関与する方がプラスになるのではないか」と感じ、この提携に至ったと説明した。

    その上で「何度か話をさせていただくなかで、ジャパネットだからこそできる、V・ファーレン長崎だからこそできることがあるなと思い、こうして参画させていただくことになった」と続けている。

    DMMグループは2017年にSTVVの経営権を取得。これまで冨安健洋や遠藤航らの日本人選手がステップアップしていき、新シーズンに向けても小久保玲央ブライアン、畑大雅、谷口彰悟、山本理仁、松澤海斗、伊藤涼太郎の6選手が所属している。

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