「実現を願う」　リヴァプールレジェンドのジェラードもヴィルツの加入を心待ちに

昨季のレヴァークーゼンでも活躍のヴィルツ。公式戦で18得点20アシストの数字をもってして、チームのブンデスリーガ無敗優勝やDFBポカール制覇、そしてヨーロッパリーグ決勝進出に導いた。

そんなヴィルツを巡り、今夏はバイエルンとマンチェスター・シティの熱視線が注がれるが、本人はリヴァプール行きを検討。アルネ・スロット監督のビジョンとクラブの環境に心を惹かれたためといわれ、指揮官との円満な話し合いで提示された考えにも感銘を受けている模様だ。

ジェラード氏は首を長くして待っているようで、イギリス『TNT Sports』で「ヴィルツの噂があるのは知っている。レヴァークーゼンでシャビ・アロンソのもとで素晴らしい活躍をした才能豊かな選手だ。輝かしい未来が待っているし、リヴァプールが最適な場所であるなら、実現を願うよ」

リヴァプールはヴィルツ獲得の本命と目されるが、レヴァークーゼンとの交渉はまだ継続。リヴァプールは当初、8400万ポンド(約163億9000万円)の基本移籍金に1260万ポンド(約24億5000万円)のボーナスをつける条件でオファーしたが、レヴァークーゼンは拒んだ。

その後、約1億960万ポンド(約213億8000万円)のオファーを出したリヴァプールだが、レヴァークーゼンは再び譲らず。それによって、マイケル・エドワーズ氏がさらにヴィルツ獲得の補強費として約1億2700万ポンド(約247億8000万円)を投入するものとみられる。

渦中のヴィルツはドイツ代表の活動に帯同中。今後はUEFAネーションズリーグ3位決定戦でフランス代表との対戦を控える。