ついに終了した2025-26シーズンのチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ。144試合という膨大な試合数と数多くのゴール、ドラマを経て、ノックアウトフェーズにストレートインする8チーム、プレーオフを戦う16チーム、そして敗退12チームが決定した。
今回は、毎節のように激闘が繰り広げられたリーグフェーズのベストイレブンを選出する。
Getty/GOALついに終了した2025-26シーズンのチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ。144試合という膨大な試合数と数多くのゴール、ドラマを経て、ノックアウトフェーズにストレートインする8チーム、プレーオフを戦う16チーム、そして敗退12チームが決定した。
今回は、毎節のように激闘が繰り広げられたリーグフェーズのベストイレブンを選出する。
Getty Images Sportアーセナルはリーグフェーズ全体での失点数がわずかに「4」。そのうちラヤは5試合でクリーンシートを達成した(トッテナムGKグリエルモ・ヴィカーリオに次ぐ2位)。最多セーブ(49)を記録しボードー/グリムトをプレーオフに導いたニキータ・ハイキンも特筆に値するが、やはり安定感という意味でもラヤに敵うものはいなかった。
出場した7試合で20本の枠内シュートを受けたラヤだが、そのうち18セーブと驚異的なスタッツを記録。セーブ成功率90%はダントツだ。さらに17本のハイボール処理を見せ、「ペナルティエリアを支配できない」という批判に答えてみせた。
また、彼の精確な配給がなければ、アーセナルが最多得点(23得点)を記録することもなかっただろう。彼が現在のレベルを維持すれば、2026年のヤシン・トロフィーの最有力候補として台頭する可能性を秘めている。
Getty Images Sportそんなラヤの活躍、は間違いなく強力なディフェンスラインがあってこそだ。特に右サイドのティンバーは、対峙するあらゆるウインガーを抑え込んだ。スピード、強さ、知性を完璧に兼ね備え、攻撃時にも効果的なパスや時にボックス内まで侵入する大胆さでチームを支えている。今やこのポジションで世界最高の選手の1人と言っていい。
ミケル・アルテタは先日、「彼はあらゆる面で驚異的だ。彼のレベルとチームのレベルを新たな次元へと引き上げたと確信している」と絶賛した。この言葉に疑問を抱く人はいないはずだ。
AFP34歳で迎えた今シーズンは、やはり全盛期と比べてしまうとやや衰えの兆しが見え始めている。特にPSV戦は苦しんだ。しかし、先発したその他7試合はほぼ完璧なプレーを見せており、特にアトレティコ・マドリー戦は後半アディショナルタイムの決勝点で3-2の劇的勝利をもたらした。
センターバックながら5ゴールに関与。ピッチ上で最も重要な両ボックス内で決定的な存在であり続けている。アジリティは多少落ちたかもしれないが、未だ支配力は健在だ。
Getty Images Sportバイエルン移籍後もレヴァークーゼン時代と変わらぬパフォーマンスを見せており、今回も当然のようにベストイレブン入り。特にパリ・サンジェルマン戦(2-1)では8回のクリアと3回のリカバリーを記録し、パス成功率95%を達成するなど、圧倒的な存在感を放った。
デュエルで敗れることはほとんどなく、ダヨ・ウパメカノとの連携も抜群。どうしてもバイエルンは恐ろしいアタッカー陣ばかりに目が行きがちだが、ターの存在が2019-20シーズン以来となるビッグイヤー獲得の希望を支えてくれるはずだ。
Getty Images SportPSG連覇に向けたスタートは厳しく、リーグフェーズは4勝にとどまりプレーオフ圏内に甘んじた。しかし、4ゴールに絡み、特にバルセロナ戦(2-1)で決定的なアシストを記録したヌーノ・メンデスは、世界最高の左サイドバックとしての評価をさらに高めている。
抜群の運動能力だけでなく、ピッチ中央~ハーフスペース間でも真価を発揮。ルイス・エンリケから「戦闘機」と称された彼のプレーレベルは凄まじい。そして恐ろしいことに、まだそのポテンシャルのすべてを発揮しているわけではない。
Getty Images Sport慢性的な負傷とチームの連携不足に苦しみながらも、ピッチに立てば世界最高の選手であることを証明した。ドリブル成功数は72回を記録し、2位のジェレミー・ドクを18回も上回っている。さらに、90分あたりのチャンス創出数でもトップ10に入った。
ヤマルは6ゴールに絡んだが、2試合を欠場したことを考慮すれば十分な結果である。また、クルブ・ブルッヘ戦やコペンハーゲン戦で見せたゴールは、彼がなぜ世界の頂点に最も近いのかを感じさせる、信じられないような得点だった。ファンの心を最も踊らせた選手であることは間違いない。
AFP今季苦しい戦いが続くリヴァプールだが、現チームの大半を彼が背負っている。万能なハンガリー代表MFはリーグフェーズで8ゴールに関与、枠内シュート数も6位を記録した。
フランクフルト戦やマルセイユ戦のロングシュートは、彼がピッチのどこにいても脅威であることを証明するものだった。また、パス精度など攻撃面のクオリティだけでなく、38回のボール奪取や705分の出場で走行距離約34kmを記録するなど、献身性も抜群である。
Getty Images Sport第5節で対戦したトッテナムのトーマス・フランクは、「次期バロンドーラーだ」と絶賛した。その試合のヴィティーニャはハットトリックを達成、『Sofascore』で「9.9」と驚異的な評価を獲得している。
PSGのすべてのテンポをコントロールするだけでなく、彼にしか見えないパスコースに通し、さらに効果的なドリブルでチームを押し上げる。そして今季は、トッテナム戦を象徴するように得点力にさらに磨きがかかった。彼の存在だけで、連覇は十分に可能だと思わせてくれる。
Getty Images Sportリーグフェーズは7試合に出場、そのうち3試合は途中出場だったが、記録したゴール数は「6」。特にアトレティック・クルブ戦、バイエルン戦では、ベンチから登場した彼が大きな勝利をもたらした。彼がいなければ、アーセナルが全勝で終えることは決してなかっただろう。これで準決勝までセカンドレグをホームで戦えることになる。
確かに近年は批判されることも増えているが、抜群の切れ味を誇るドリブルと冷酷なフィニッシュ、魔法のようなプレーはどんな相手も困難に陥れることが可能である。
Getty Images Sportワインのように歳を重ね、32歳にしてキャリアの全盛期を迎えたようだ。公式戦31試合で35ゴール、リーグフェーズ8試合で8ゴール。また自らゴールを決めるだけでなく、世界最高レベルのチャンスメーカーとして中盤まで降りて攻撃にアクセントを加えている。
現バイエルンは、ケインの能力を最大限に引き出すことが可能な選手が揃っており、そしてイングランド代表FWはその期待に応えてチームを新たな次元へと引き上げた。このままの調子で行けば、バロンドール最有力候補と呼ばれる日も近いはずだ。
(C)GettyImages憧れレアル・マドリーで、憧れのクリスティアーノ・ロナウドの軌跡を辿る決意を固めているようだ。リーグフェーズ7試合で13ゴール、もちろん得点ランキングトップの数字である。C・ロナウドが保持するチャンピオンズリーグの1シーズン最多得点記録(17)の更新も期待できるだろう。
ベンフィカに敗れてトップ8入りを逃した現在のレアル・マドリーに、何かを成し遂げる力があるかは未知数だ。それでも、エンバペはチームの欠点すべてを覆い隠すべく奮闘し続けている。枠内シュート数(22本)トップに立つ彼は単独で突破口を作り出すことも多く、相手DF陣は常に一瞬も気を抜けない時間を強いられている。確かに今のマドリーにビッグイヤーはあまりに大きすぎるように見えるかもしれないが、エンバペという存在によってすべてがひっくり返るかもしれない。マドリーは元来そういうクラブでもある。