氷点下という気温的にも、内容的にも非常に冷え込んだデンマークでの一戦で、一選手が別次元の“ワンプレー”を見せた。
その選手は、久保建英以外の何者でもない。
正直に言って、この日本人が試合を通して見せたプレーは、本来のクオリティーからは程遠かった。それでも彼はたった一つのプレーで、その類い稀な才能を証明してしまうのだ。
タケ・クボという選手の価値は、今回のゴールでまた上がることになるだろう。こういった低調な試合でも、たった数秒で圧倒的な違いを生み出してしまえるのだから、まったく、限界が見えないフットボーラーである。









