リーグフェーズ開幕5試合で1勝と厳しいスタートとなったシュトゥットガルト。それでも、連勝を果たし、プレーオフ出場圏内が十分に視野に入る24位につけている。そもそも、レアル・マドリーやユヴェントス、アタランタと対戦したシュトゥットガルトは相手に恵まれなかった側面もあり、決して地力がないわけではない。実際、ブンデスリーガでも4位につけ、サプライズとなった昨季に続いて安定した戦いぶりを見せている。
そんなチームにおいてサプライズとなったのが20歳DFチェイス・アンリ。序盤、最終ラインに負傷者が続出すると、昨年8月にトップチームデビュー。CLでもレアル・マドリー戦、アタランタ戦に出場するなど、ワールドクラスの選手を相手に経験を積んだ。だが、ここにきて負傷者が徐々に戦列に戻り、チェイスの序列は低下。再びセカンドチームが主戦場となり、チャンピオンズリーグではメンバー入りしているものの3試合出番なしとなっている。とはいえ、セバスティアン・ヘーネス監督は実戦経験が重要と判断してのことで、若さを考えればそれほどネガティブに捉える必要はないだろう。
シュトゥットガルトが最終節に対戦するのはパリ・サンジェルマン。ビッグクラブながら22位と苦戦しており、一切の油断なく全力で挑んでくることが予想される。プレーオフ進出を狙うシュトゥットガルトとしては最低でも1ポイントを獲得したいところだ。