2024-25シーズンのプレミアリーグがついに開幕した。
新シーズンの予想がいろいろとされてきたが、ご多分に漏れずGOALもそうである。今回は今後9カ月間で最高のコストパフォーマンスを見せる選手が誰か、予想してみよう。
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新シーズンの予想がいろいろとされてきたが、ご多分に漏れずGOALもそうである。今回は今後9カ月間で最高のコストパフォーマンスを見せる選手が誰か、予想してみよう。
Getty Imagesマーク・ドイル:リッカルド・カラフィオーリはアーセナルに素晴らしいものをもたらすはずだ。シックで多才なイタリア代表は、ミケル・アルテタ監督が喉から手が出るほど欲しい、テクニックに優れた選手である。カラフィオーリは、いつどこでプレーしても、それがセンターバックであり左サイドバックであれ、中盤であったとしても、素晴らしいプレーを見せてくれると期待している。だが、プレミアリーグで最もエキサイティングな新加入はサヴィオだろう。このブラジル人は、ジローナにレンタル移籍していた後マンチェスター・シティに加入した、トリックの宝庫だ。中立的な立場でも、サヴィオとジェレミー・ドクが破壊的なドリブル・テクニックで敵のサイドバックを苦しめる姿を見て楽しめるだろう。
Gettyアミー・ルスカイ:これは難題だ。プレミアリーグのチームにそれほど目を引く移籍はなかった。私としては、レンタルから完全移籍に変わった契約を選んでみたいと思う。オマリ・ハッチンソンが1,800万ポンド(約34億円)でイプスウィッチに移籍した。ユースではチェルシーとアーセナルに所属していたハッチンソンは、昨シーズン、チャンピオンシップ所属のイプスウィッチの昇格に貢献した。プレミアリーグに復帰したチームが長くその地位を維持するのに、ハッチンソンとの契約は大いに役立つことだろう。自分の力だけで試合を決めることのできる選手だ。
(C)Getty Imagesステフェン・ダーウィン:EURO2024でブレイクしたリッカルド・カラフィオーリは、ミケル・アルテタ監督の先発メンバーへの躍進を果たすはずだ。ガナーズがタイトル獲得に失敗するのは左サイドバックに問題があるからで、守備が固く、楽々と前線へボールを運べるカラフィオーリは、左で起用されれば、ガブリエウ・マルティネッリやレアンドロ・トロサールたちを完璧に補完するだろうし、センターバックに入ってもうまくやるだろう。これまでの移籍市場は大して面白くないが、カラフィオーリがアーセナルに入ったのはその中では最高だろう。
Getty Imagesリチャード・マーティン:サヴィオは昨シーズン、まさかのラ・リーガ優勝争いをしたジローナの一番槍だった。予測不可能な走りで左右両サイドの守備を破壊し、9得点10アシストを記録して、ジローナをチャンピオンズリーグの扉が開く3位に導いた。ドリブルのうまさでヴィニシウス・ジュニオールと比較されてきたが、今後長きにわたって、このレアル・マドリーのスターとともにブラジル代表の攻撃を牽引していくことになるだろう。彼は1億ポンド(約191億円)に値する選手だが、マンチェスター・シティは、マルチクラブ・オーナーシップのおかげで姉妹クラブのトロワから3,000万ポンド(約57億円)で獲得できた。ペップ・グアルディオラ監督がこの20歳の多才な若者に戦略というものを教えこめれば、マンチェスター・Cはまたひとり、素晴らしい才能を持ったFWを武器とすることができるようになるだろう。
Getty Imagesトム・マストン:10代のレニー・ヨロ、アーチー・グレイ、ディーン・ハイセンがプレミアリーグにやって来たことは、数年後にはすべて見事な契約だったことが証明されると確信しているが、2024-25シーズンに彼らがすぐにインパクトを残せるかどうかはわからない。そこで、チェルシーからアストン・ヴィラにやってきたイアン・マートセンについて話そう。オランダ出身のサイドバックで、昨シーズンはスタンフォード・ブリッジで公正なチャンスを与えられなかったが、シーズン後半にボルシア・ドルトムントにレンタル移籍したのが大正解で、彼の高い攻撃性能は、ブンデスリーガでもチャンピオンズリーグでも相手DFを悪夢に突き落とした。3,750万ポンド(約72億円)という金額は少し法外に思われるかもしれないが、まだ22歳のマートセンにはヴィラ・パークでその金額以上の働きをする時間がたっぷりある。
(C)Getty Imagesクリスハン・デイヴィス:今のところ移籍市場は非常に静かで、見るべきものはあまりないが、鎌田大地のような才能ある選手との契約は、クリスタル・パレスのような規模のクラブには真の大当たりだと思われる。とりわけフリーでの移籍となれば。攻撃的MFの鎌田は昨シーズン、イタリアのラツィオで苦労していたが、西部ロンドンでのオリヴァー・グラスナ監督との出会いで、この日本代表は最高の実力を発揮するようになるかもしれない。グラスナ監督の攻撃的なプレースタイルに理想的な選手であり、エベレチ・エゼがいなくなればパレスの背番号10へのステップアップも期待できる。
Getty Imagesコナー・シンプソン:リッカルド・カラフィオーリに4,200万ポンド(約80億円)は決してお買い得ではなかったが、彼はどこをとってもアーセナルのバックラインにとって完璧な選手である。ガナーズはすでに昨シーズン、プレミアリーグで最も堅い守備を誇っていたが、カラフィオーリの体格とタックルのタイミングの良さは、ボールのないところでの恐怖を増やすだけだろう。アーセナルの無様な左サイドを解放するのにも役立つだろうし、ガブリエウ・マルティネッリを最大限活用して、マルティン・ウーデゴールとブカヨ・サカの負担を軽くするだろう。総じて、彼の獲得は実に賢いビジネスに思える。
Getty Imagesジェームズ・ウェストウッド:トッテナムがアーチー・グレイを3,000万ポンド(約57億円)で獲得したのは、この夏最大の衝撃だった。18歳のグレイは、リーズのチャンピオンシップ昇格の立役者で、年齢に見合わない優れたテクニックと落ち着きを披露してきたが、今後はアンジ・ポステコグルー監督のチームの中盤に次元の違うものをもたらすだろう。グレイは、実質的にプレミアリーグのレベルにステップアップする準備がすでにできているようだから、すぐに先発メンバーに入れるべきである。彼が全力を尽くせば、スパーズはトップ4を争う以上のことができるかもしれない。
Getty Imagesジョー・ストレンジ:ウェストハムはジャロッド・ボーウェンやマイケル・アントニオの得点をとる負担を軽減する真の背番号9を求めてきたが、ついに、ニクラス・フュルクルクを獲得した。この188cmの長身のドイツ代表はEURO2024で途中出場から2得点を決めた。フィジカルの強さが求められるプレミアリーグにうってつけの選手と思われるし、この夏加入したクリセンシオ・サマーフィルを含む、ウェストハムの優秀な攻撃的MFからボックス内でボールを受け、ゴールを量産することだろう。得点王争いに絡むほどではないかもしれないが、フュルクルクの献身的な動きは、相手DFを大いに翻弄し、サポーターの喝采を浴びるにちがいない。