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今季のルヴァンカップがいよいよプライムラウンドに突入する。ベスト4進出を懸けて、J1勢7チーム、J2勢1チームの全8チームが4日、準々決勝の初戦を迎える。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)23-24シーズンで決勝ラウンドを戦った横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府の3チームはこのプライムラウンドから参戦する。ここでは準決勝の注目点をピックアップする。(文=河治良幸)
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今季のルヴァンカップがいよいよプライムラウンドに突入する。ベスト4進出を懸けて、J1勢7チーム、J2勢1チームの全8チームが4日、準々決勝の初戦を迎える。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)23-24シーズンで決勝ラウンドを戦った横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、ヴァンフォーレ甲府の3チームはこのプライムラウンドから参戦する。ここでは準決勝の注目点をピックアップする。(文=河治良幸)
Getty Images二大会ぶりのルヴァン王者を目指すサンフレッチェ広島は、名古屋と対戦する。第1戦はアウェイ・豊田スタジアム、第2戦はホームの広島に戻って名古屋を迎え撃つ。広島は第29節でJ1リーグ戦7連勝を遂げ、首位を走っていたFC町田ゼルビアを得失点差ながら、ついに追い抜いた。
代表ウィーク期間に行われる準々決勝ではGK大迫敬介を欠くが、プレーオフラウンドでもゴールマウスを守った川浪吾郎が改めて存在感を示すことになりそうだ。夏に欧州から復帰したMF川辺駿と新加入のMFトルガイ・アルスランがチームに新たな強度をもたらしており、猛威を振るうかもしれない。
キーマンはプレーオフラウンドのFC東京戦で、2試合3得点を記録したFW加藤陸次樹。シーズン前半戦でゴールを量産したFW大橋祐紀はイングランド2部・ブラックバーンに移籍したが、その穴を感じさせないのは加藤の存在が大きく、前線で攻撃を引っ張っている。2022年ルヴァン杯MVPのFWピエロス・ソティリウの戦線復帰や、2日に加入が発表された元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアなど、前線の強度はさらに増している。
そこにアルスランやFW満田誠が鋭く絡んでいければ、パワフルな名古屋のディフェンスを破ってゴールを奪う期待は十分だ。おそらくリーグ戦の主力が、ほぼそのまま名古屋戦でスタメン起用されると予想されるが、中3日で2試合を戦うスケジュールを考えれば、18歳のMF中島洋太朗など、リーグ戦では途中出場の多い選手に、スタメンのチャンスが与えられる可能性もある。
Getty Images名古屋は21年にルヴァン杯で初優勝を飾って以来、3大会ぶりのタイトルを目指す。プレーオフステージではFW山岸祐也、MF中山克広の得点により、合計2-1で柏レイソルを倒し、粘り強く勝ち上がった。現在J1首位の広島と違い、リーグ戦は11位、天皇杯も敗退しており、ここに懸ける思いは強いだろう。
3年前の決勝を経験している選手は守護神ランゲラックと第2GKの武田洋平、MFながら大会4得点でMVPを獲得した稲垣祥の3人だが、リーグ戦で広島を相手に得点したエースのFWキャスパー・ユンカー、最終ラインで存在感を増す三國ケネディエブスとセンターラインの役者は揃っている。
注目はやはり稲垣。17年から3シーズン在籍した古巣との対戦でもある。攻守の要として中盤を統率するが、大舞台やビッグマッチの得点力は折り紙つき。同じく古巣対戦となるMF森島司を起点とした中央突破やサイドチェンジで、3列目からの飛び出しが広島のタイトなディフェンスを打ち破るか。
8月31日に予定されていたアルビレックス新潟とのリーグ戦が台風10号の影響で延期となり、この2試合ともフルメンバーを注ぎ込める。交代カードも含めた総力戦になってくれば、前線のバトルに強いFWパトリックやドリブルで違いを作る大卒ルーキーMF倍井謙などの活躍も勝負のポイントになってくるはずだ。
Getty Images19年ルヴァン杯決勝で川崎FにPK戦で敗れ、悲願のタイトルを逃がした北海道コンサドーレ札幌。この準決勝では横浜FMと対戦する。チームは今季J1で最下位に低迷していたが、ここに来てリーグ戦も3連勝と好調で、ついに最下位を脱出した。
ルヴァン杯はアスルクラロ沼津、長野パルセイロ、カターレ富山というJ3の猛者たちを振り切ってきた。残留争いと並行する形になるもののさらに勝ち上がれば、ミシャ監督や大黒柱のMF宮澤裕樹など、19年の悔しさを経験しているだけに、逆に良いモチベーションになっていきそうだ。
途中加入で札幌に守備の安定をもたらしたMF大﨑玲央やDFパク・ミンギュの存在はここでも頼りになるが、やはりプレーオフラウンドの富山戦で決勝ゴールを記録したDF中村桐耶の奮起に期待したい。リーグ戦ではここ3試合、クローザー的な立ち位置になっているが、昨年のルヴァン杯を含めて、横浜FMを相手にハイパフォーマンスが目立っており、特に右ウイングのヤン・マテウスとのバトルはこのカードの風物詩になっている。ディフェンスリーダーである岡村大八とFWアンデルソン・ロペスのマッチアップなど、1対1の局面で見所の多いカードだ。
攻撃面では鈴木武蔵に注目したい。前半戦はゴールが決まらずに苦しんだが、ここ6試合で4得点と、ストライカーとしての感覚を取り戻している。思い返せば、プレーオフラウンドの富山戦での先制PKが、札幌に復帰しての公式戦初ゴールだった。9月1日に行われた川崎戦から中2日で、アウェーゲームとなるルヴァン準々決勝の第1戦、さらに中3日で札幌に戻って第2戦に臨むことを考えれば、リーグ戦で途中出場が多い22歳のMF田中克幸や夏の加入組で、ブレイクの予感が漂う大型FWアマドゥ・バカヨコなどの活躍なしに、横浜FM撃破はなしえないかもしれない。
Getty Images札幌に直前のリーグ戦で敗れた川崎Fは、プライムラウンドからの参戦となる。相手はJ2の甲府。両者ともに今年のルヴァン杯でのデータはなく、当然ながらリーグ戦も別カテゴリーであるため、準々決勝の4試合でも、最も読みにくい対戦と言えそうだ。
予想できるのは川崎Fが0-2で敗れた1日の札幌戦から、大幅にスタメンを入れ替えてくること。パリ五輪で活躍したDF高井幸大が日本代表のアジア最終予選で不在となるため、センターバックには長期のケガから復帰してきた車屋紳太郎が入ると予想される。また23歳のMF山内日向汰やFWエリソンなど、今季途中出場が多いメンバーはもちろん、ベンチ外の選手にもチャンスはあるはずだ。
22年の天皇杯王者である甲府は1-0で勝利した鹿児島ユナイテッド戦から中3日での試合となるが、シーズン序盤は川崎F、横浜FMとともにACLのノックアウトステージを戦っていただけに、J2ながら選手層は厚い。天皇杯はラウンド16でJ1の鹿島アントラーズに惜しくも敗れただけに、カップ戦の猛者として川崎Fを苦しめるポテンシャルは十二分にある。鹿児島戦で6試合ぶりの途中出場となったエースFWピーター・ウタカが、体力全開で来るのは川崎Fにとっても脅威だろう。
Getty ImagesJ1で躍進中のFC町田ゼルビア。ルヴァン杯プレーオフラウンドはセレッソ大阪との激しい戦いを合計スコア5-3で制して、プライムラウンド進出を決めている。リーグ戦では得失点差ながら、ついに広島に首位の座を明け渡してしまった。しかし、直近の第29節では、浦和レッズ相手に、後半アディショナルタイムのラストワンプレーで勝ち点1をもぎ取った勝利への執念は、ルヴァン杯にも引き継がれるはず。ただし、準々決勝の相手は町田がリーグ戦で1分1敗と苦しんでいるアルビレックス新潟だ。
新潟はGKをうまく使った巧妙なボール回しで、町田にハイプレスからのボール奪取をなかなか許さない。さらにトーマス・デン(今回はオーストラリア代表招集のため不在)や舞行龍ジェームズといった対人のバトルに強いディフェンス陣を揃えているので、町田の強みをダイレクトに発揮しにくいことが、苦戦の要因と考えられる。
このカードの勝負のカギを握るのはメンバー起用だ。新潟は上記の名古屋と同じく、直前のリーグ戦が延期となったことから、スコアレスドローだった8月25日の町田戦から、10日ぶりの公式戦となり、無理なくほぼベストメンバーをぶつけられる。特にプレーオフラウンドのV・ファーレン長崎戦で2試合2得点と活躍したFW長倉幹樹、リーグ戦で町田から得点を奪っている快速アタッカーのFW小見洋太に期待がかかる。
一方の町田は浦和戦から中3日となる上に、GK谷晃生、DF望月ヘンリー海輝、夏に加入したDF中山雄太の3人が日本代表、またオーストラリア代表にFWミッチェル・デューク、韓国代表にFWオ・セフンが招集されており、スタメンが大幅に入れ替わることは間違いない。
望月に代わる右サイドバックは浦和戦の後半から出場したDF鈴木準弥だろう。「昇格年のJ1リーグ優勝」という"覇業"に向けて、大幅に主力が入れ替わったチームにあって、昨季のJ2優勝を支えたメンバーの一人だ。
ここ最近は望月が先発起用されているが、実力的には申し分なく、この2試合は改めて実力を示す格好のチャンス。さらに出場停止のMF仙頭啓矢、浦和戦は期限付き移籍のため出られなかったMF柴戸海は体力万全で、新潟に向かっていくはず。本来のエースであり、リーグ戦ここ3試合で2得点と復調気配のFWエリキにも期待だ。