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2010年代のワールドベスト11発表!最前線では現代サッカー最高の2人の名前も…

18:00 JST 2019/10/21
Robert Lewandowski Lionel Messi Cristiano Ronaldo
まもなく2020年がやってくる。『Goal』はこれまで過去10年間でのベストイレブンをリーグごとに発表してきた。そして、このシリーズのラストが全世界での最高の11人を選出することだ。クラブと代表の両方での活躍を考慮し、ここにベストイレブンを発表する。

  • Manuel Neuer Bayern 2019-20

    GK:マヌエル・ノイアー

    マヌエル・ノイアーは、ここ数シーズンこそケガの問題を抱えているが、過去10年で最も影響力のあるゴールキーパーであり、2013年から2016年まで4年連続で国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)の世界最優秀シュート・ストッパーに選ばれている。

    事実、ドイツ代表のノイアーは、試合の先を読む直観力、卓越したボールコントロール、正確なパスによって、11人目のフィールドプレーヤーとして欠かせない存在となり、「スイーパー・キーパー」の時代の先駆けとなってGKというポジションの再定義を促進した。

    2013年、バイエルン・ミュンヘンの歴史的な3冠達成の立役者となった後、翌年ブラジルで開催されたワールドカップでドイツ代表を優勝に導き、バロンドールの最終候補者にも残っている。

  • Dani Alves Barcelona Villanovense Copa del Rey

    RB:ダニ・アウヴェス

    ダニ・アウヴェスは史上最高のサイドバックのひとりであり、その証として数々の栄誉を獲得している。

    過去10年間だけでも、スペイン、イタリア、フランスの国内リーグで優勝を果たし、バルセロナではチャンピオンズリーグを2度制覇した。

    現在は、ワールドクラスのテクニックを持つ頑強な右サイドバックとして生まれもった才能に衰えが見えるかもしれないが、それでも今年のコパ・アメリカで注目すべき最高の選手であった。

    事実、36歳のアウヴェスは、開催国ブラジルを感動的な優勝に導いて大会MVPに輝いており、クラブと代表を合わせて40ものタイトルを手にしてきた選手なのである。

  • Raphael Varane France 2018

    CB:ラファエル・ヴァラン

    ラファエル・ヴァランはまだ26歳である。だが、レアル・マドリーでもう8年もプレーしている。それこそ彼が並外れたDFであることの証明だ。この間2回のラ・リーガ優勝を果たし、ただただ称えることしかできない4回のチャンピオンズリーグ制覇を果たした。

    他方、代表では、昨年のワールドカップ・ロシア大会に優勝し、準々決勝のウルグアイ戦では貴重な先制点を挙げてフランスを勝利に導いた。

    だが、本当にヴァランが素晴らしいのはトロフィーをいくつも獲得していることではなく、ピッチ上におけるエレガントで冷静な態度である。常に世界屈指のストライカーたちをほとんどミスなく抑え、悪質なファウルを犯すことがない。

    あらゆる面で優等生なのだ。

  • Sergio Ramos Club World Cup trophy 2018

    CB:セルヒオ・ラモス

    セルヒオ・ラモスのサッカー界における評価は賛否両論だが、偉大なディフェンダーのひとりであることは間違いない。

    彼のずる賢いやり方には疑問を呈する向きもあるだろうが、レアル・マドリーとスペイン代表でレギュラーを務めるラモスがとびきり有能であることに疑いはない。およそ15年にわたってクラブと代表のディフェンスの巨人であり続けている。

    周りにいるすべての選手を統率し、モチベーションを高められるラモスは、チャンピオンズリーグの決勝で2度ゴールを決めており、偉大なストライカーでもありビッグチャンスを逃さない男であることも証明済みだ。

    過去10年では、レアルで4回チャンピオンズリーグを制覇し、2010年の南アフリカワールドカップと2年後のEUROでスペインの優勝に貢献しており、今回のベストイレブン選出に漏らすことのできない選手である。

  • Marcelo, Real Madrid

    LB:マルセロ

    現代社会で不変のものが3つあるとすれば、それは死と税金、そしてマルセロが『FIFPro』のワールドイレブンに選ばれることである。

    今年の選出は、昨シーズンのマルセロがレアル・マドリーで苦戦していたことを考えると疑問に思われることもあるかもしれないが、2014年から2018年の間は間違いなく世界一の左サイドバックであった。

    マルセロは、5年間で4回チャンピオンズリーグを制したレアルにおいて、クリスティアーノ・ロナウド、セルヒオ・ラモス、ガレス・ベイル、あるいはルカ・モドリッチほど多くの喝采を浴びていないかもしれないが、重要な選手である。

    31歳のマルセロは左サイドからの攻撃の起点として優秀で頼りになる選手であり、その創造性豊かなテクニックから、ロナウドやジネディーヌ・ジダン、レアルのすべてのファンから揺るぎない支持を得ている。

  • Toni Kroos Germany Argentina Fifa World Cup Brazil Final 13072014

    CMF:トニ・クロース

    トニ・クロースは現在のサッカー界で最も成功した選手のひとりであり、以前から最も過小評価されている選手でもある。

    多才な司令塔にもかかわらず主要な個人賞に選ばれることはないが、過去10年の最も注目すべき勝利のいくつかにおいて、重要な役割を果たしていることは事実だ。

    2013年にバイエルン・ミュンヘンを歴史的3冠に導き、翌年には、ドイツ代表として目覚ましい活躍を見せてワールドカップを制覇。大会ベストイレブンにも選出された。

    その後、レアル・マドリーに2500万ユーロ(約30億円)で加入し、彼の代名詞である勤勉さとイノベーションで、5年で4度のチャンピオンズリーグ制覇を下支えした。

    他の場所では、彼に値する栄誉を与えられていないかもしれないが、我々はクロースを過去10年の中盤の匠として表彰する。

  • Sergio Busquets Barcelona Spain La Liga

    CMF:セルヒオ・ブスケツ

    もうひとりの無冠のヒーロー、セルヒオ・ブスケツが報われないのは、ファウルを受けた際の大げさなリアクションと審判への異議が癖になってしまっているからかもしれない。だが、彼は特別な才能の持ち主であり、2010年以降7回ラ・リーガを優勝し、2回チャンピオンズリーグを制覇している。

    今は亡きヨハン・クライフはかつてこう言った。

    「ブスケツは、スペイン代表としてワールドカップとEUROの両方に優勝したが、ペップ・グアルディオ監督のもとで初めてプレーした時から、ベテランのようだった。選手が筋肉ではなく頭脳で試合を仕切っていた別の時代にタイムスリップしたのかと思ったね」

    バルセロナでは、かつてのチームメイトであるシャビやアンドレス・イニエスタほど話題になることはなかったかもしれないが、簡潔に言って、バルサの黄金時代はブスケツなしではありえなかっただろう。

  • David Silva Premier League Team of the Week

    CMF:ダビド・シルバ

    過去10年のプレミアリーグで最も優れた選手は誰か。この点に関して、ダビド・シルバには強力なライバルが大勢いたかもしれない。

    だが、過去10年のイングランドのトップリーグで、彼ほどコンスタントにプレーしていた選手が他にいないことは明らかだろう。

    2010年、バレンシアからマンチェスター・シティに移籍して以来、シルバは卓越したタッチとしなやかな体幹、クレバーな動きで敵を翻弄し、ゆっくりと、しかし確実にチームで最も影響力のある選手となり、4回タイトルを獲得した。

    ペップ・グアルディオラは彼が知るかぎり「最も頭のよい選手のひとり」と評価し、「1シーズンだけ素晴らしい活躍をすることはできるが、シルバはそれを10年続けている。信じられない」と称賛の言葉を送っている。

  • Lionel Messi Barcelona

    FW:リオネル・メッシ

    かつてジャンルイジ・ブッフォンは、リオネル・メッシのことを「人間とプレーすることに全力を捧げているエイリアン」と言ったことがある。

    確かにこのアルゼンチン人は、サッカーボールを使って物理の法則を覆すようなプレーを時折見せてくれる。メッシの業は我々の現実をねじ曲げ、それまで理解していたことを変えてしまうのだ。

    過去10年だけでも、メッシは所属クラブと母国のために全試合で779得点に絡んでおり、得点(563)もチャンスメイクの数(216)も世界のどの選手よりも多い。

    前代未聞の偉業を10年間キープし続けたのである。

    現在までアルゼンチン代表では大きなタイトルを獲れないでいる姿は、メッシもやはり人間であることを示すものであるが、彼のとてつもない数の栄光を見れば、過去10年で最高の選手であるだけでなく歴代で最も偉大な選手であると言えよう。

  • Robert Lewandowski Bayern Munich 2019-20

    FW:ロベルト・レヴァンドフスキ

    我々が、ルイス・スアレスを数年来の物理的かつ言語的なピッチの上での数々の衝突により選外としたことは本人を傷つけるかもしれないが、いずれにせよ、ロベルト・レヴァンドフスキが当ベストイレブンのセンターフォワードに選ばれることは当然のことである。

    事実、過去10年でポーランド代表のストライカー(309)よりもクラブレベルで多くの得点を挙げているのは、リオネル・メッシ(508)とクリスティアーノ・ロナウド(469)だけだ。

    レヴァンドフスキは2011年と2012年に、ボルシア・ドルトムントのブンデスリーガのタイトル奪還に貢献し、2013年にはチームをチャンピオンズリーグの決勝に導いた。準決勝の第1戦で、レアル・マドリーから4ゴールを奪ったことは今でも語り草だ。

    もちろん、31歳のレヴァンドフスキが、2014年に宿敵バイエルン・ミュンヘンに移籍してドルトムントファンが心を痛めたことは確かだが、この移籍はレヴァンドフスキにとって間違いなく良いものであった。バイエルンではさらに5回のドイツリーグ優勝を果たし(そのうち得点王3回)、過去18か月で完璧な背番号9に成長したことは間違いない。

  • Cristiano Ronaldo Leonardo Bonucci Juventus Verona

    FW:クリスティアーノ・ロナウド

    サッカー界の「ターミネーター」、クリスティアーノ・ロナウドは、2010年代に入る前から記録を次々に書き換え、快足ウイングからゴールマシーンへと進化していた。

    事実、サッカー界でこれ以上印象的な選手がいないことは間違いなく、テクニックもフィジカルも完璧で、空中戦でも最高の高さに君臨し、右足だけでなく左足でもパワフルなシュートを見せている。

    メンタル面でもとびきり強く、チャンスを逃さない。チャンピオンズリーグではスリリングなプレーで、レアル・マドリーの5年間で4回の優勝に大いに貢献し、大会最多得点者となっている。

    さらにロナウドは、偉大なるライバル、メッシと異なり、代表レベルでも栄光を味わっている。2016年のEUROでポルトガル代表を率いて優勝しており、自身の伝説をさらに高めたのであった。

  • World Team of the Decade

    【フォーメーション&惜しくも選外となった選手たち】

    すでに述べたとおり、ルイス・スアレスはセンターフォワードとして真剣に考慮されたし、チーフ特派員のストーントンは、マリオ・マンジュキッチが過小評価されていることを強調していた。

    ジェラール・ピケはディフェンスの中央で候補に挙がっていたことは忘れてはいけないし、ジョルジョ・キエッリーニも不運にも落選した。

    ジャンルイジ・ブッフォン、イケル・カシージャス、ダビド・デ・ヘアも背番号1争いで名前が挙がり、シャビとアンドレス・イニエスタは、過去10年の前半だけでなく全体で最高レベルで活躍した中盤のライバルたちのために、涙を呑んだ。

    最後に、アリエン・ロッベン、ネイマール、エデン・アザールといった選手たちは、ウイングのポジションでは、過去10年を席巻した2大スター、メッシとロナウド以外の選手が考えられなかったため、落選することとなってしまった。