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【動画】Jリーグ最優秀ゴール賞は誰の手に?最終ノミネート9ゴールが出揃う…全得点をおさらい
©J.LEAGUE■2・3月:ソウザ(C大阪)
2018年3月10日
第3節 柏 vs C大阪(三協F柏)
60分 ソウザ(C大阪)『タイミング・スピード・軌道、どれをとってもパーフェクトな強烈ミドル』
約35メートルの距離から放たれた一撃は、柏GK中村航輔も逆に動いてしまうほど軌道が大きく変化。まさにワールドクラスのゴラッソだった。
Jリーグ選考委員会はソウザのゴールについて「自らのインターセプトでボールを奪い、迷いなく右足を振りぬき豪快にネットに突き刺した一撃。長い距離から決めたことはもちろん、ボールを奪ってからシュートまでの判断が早く、常にゴールを狙っているという気迫が感じられたプレーに注目が集まった」と選出理由を示しつつ以下のように評価した。
「アウト気味に回転をかけ、日本代表GK中村の逆をついたボールの軌道もインパクト大。アウェイで1点ビハインドからの鮮烈な同点弾が高く評価され、文句なしの受賞となった」
©J.LEAGUE■4月:都倉賢(札幌)
2018年4月7日
第6節 札幌 vs 名古屋(札幌ド)
69分 都倉賢(札幌)『インパクト絶大なオーバーヘッドゴール』
高難易度のオーバーヘッドは鮮やかな展開から生まれた。PA左で裏に抜け出したジェイが左足でふわりとしたマイナスのクロスをあげると、都倉がボールの落下位置を推測し、難しい態勢からオーバーヘッド。これがゴールに突き刺さり、札幌が貴重な追加点を奪取した。
Jリーグ選考委員会は都倉のゴールについて「左サイドの深い位置から供給されたクロスにオーバーヘッドで合わせた一撃がベストゴールに選出。マイナス気味のボールに即座に対応した都倉の身体能力と発想力、狙ってもなかなかできない難易度の高いシュートであることに高評価が集まった。今月は良質なゴールが多かったが、その中でも滅多にみられないインパクト絶大なオーバーヘッドゴールが4月の月間ベストゴールに選出された」と評価している。
©J.LEAGUE■5月:伊東純也(柏)
2018年5月12日
第14節 柏 vs 川崎F(三協F柏)
32分 伊東純也(柏)『全てが高い水準のベストゴール』
得意のスピードを生かし、前線に走り出すと、小池龍太のパスを受ける準備に入る。素早い縦パスを見事な反転で2人のDFを置き去りにすると、シュートをゴール左隅に流し込み、貴重な先制点をチームにもたらした。
Jリーグ選考委員会は伊東のゴールについて「全てが高い水準」によって生まれたゴールだと評価。ベストゴール受賞の決め手について次のように記している。
「右サイドから供給されたパスを、反転しながらボールを巧みにコントロール。相手DFを置き去りにして冷静にゴール左へと流し込んだ。伊東の外から中への動き出し・スピーディーなターン・冷静なシュート、全てが高い水準の先制弾が今月のベストゴールに選ばれた。パスからのシュートまでの一連の流れが手本のようで、その見事なコンビネーションもベストゴール受賞の決め手となった」
©J.LEAGUE■7月:安西幸輝(鹿島)
2018年7月22日
第17節 鹿島 vs 柏(カシマ)
65分 安西幸輝(鹿島)『トップスピードからの長距離ドリブル弾』
7月の受賞ゴールとなったのは、第17節・鹿島vs柏の65分に生まれた一発だった。鹿島は自陣でボールを持った永木亮太が駆け上がる安西へ横パスを供給。受けた安西は瞬く間にトップスピードに乗って相手DFを1人かわすと、そのままPAへ激走。最後はGKとの1対1を制して貴重な追加点をマークした。
Jリーグ選考委員会は安西のゴールについて「相手選手をマークするポジションにいながら、味方からパスを受けた瞬間、全力でゴールに疾走。DFというポジションにありながら、自陣から60メートルを超える距離をドリブルで中央突破し、自ら放ったシュートは強烈なインパクトを与えた」と評価した。
さらに「チャンスと見るや、全力疾走での動き出しと、長い距離をトップスピードでドリブルした後、安定した体勢でシュートを放った技術の高さに評価が集まり、7月の月間ベストゴール受賞となった」と選出理由を述べた。
©J.LEAGUE■8月:アンドレス・イニエスタ(神戸)
2018年8月11日
第21節 神戸 vs 磐田(ノエスタ)
15分 アンドレス・イニエスタ(神戸)『鮮やかなボールコントロールでワールドクラスの実力を証明』
8月の受賞は、イニエスタの記念すべきJ1初ゴール。ジュビロ磐田戦で生まれたものだった。ルーカス・ポドルスキの速いパスを受けると、反転しながら絶妙なコントロールで相手DFをかわし、最後はGKとの1対1をフェイントで制してみせた。
Jリーグ選考委員会はイニエスタのゴールを「トラップ、ターン、フェイント、そしてシュートまでの流れるような一連のプレーはまさにワールドクラス」と絶賛。
さらに「その綿密なボールタッチから生まれた明治安田生命J1リーグ初ゴールは多くのJリーグファン・サポーターだけでなく、世界中からも関心を集め、圧倒的な高評価でベストゴールに」と、ワールドクラスのゴールを重ねて称賛していた。
©J.LEAGUE■9月:仲川輝人(横浜FM)
2018年9月29日
第28節 横浜FM vs 仙台(ニッパツ)
37分 仲川輝人(横浜FM)『インパクト絶大な中央突破の独走ゴール』
ニッパツ三ツ沢球技場で行われたベガルタ仙台戦の37分、ハーフウェイライン付近でボールを持った仲川は、そのまま中央をドリブルで突破。そのまま独走を続け、相手を一瞬でかわして最後はGKとの1対1を制した。
仲川はこの仙台戦でこのゴールを含めて2点をマーク。翌週に行われた第29節・北海道コンサドーレ札幌戦でも貴重な同点ゴールを決め、チームの勝利に大きく貢献している。
仲川のゴールについてJリーグ選考委員会は「果敢な中央突破でゴールを奪った電光石火の一撃はインパクト絶大」と絶賛。そのうえで「普通ならばパスで繋いでいくような位置から、自ら積極的にドリブルを仕掛けた姿勢が呼び込んだゴールだった。また、それを可能にした鋭いドリブルと圧倒的なスピードが評価され、9月度のベストゴールに選定された」と選出理由を記している。
©J.LEAGUE■10月:大島僚太(川崎F)
2018年10月20日
第30節 川崎F vs 神戸(等々力)
69分 大島僚太(川崎F)『川崎Fの魅力が凝縮!美しいパスワークが生んだ逆転ゴール』
等々力陸上競技場で行われた神戸戦の69分、PA手前で家長昭博がヒールパスでつなぐと、走り込んでいた大島は一旦PAの内の小林悠に預ける。小林はダイレクトで柔らかいパスを送ると、走り込んでいた大島が左足で流し込んで貴重な逆転ゴールを奪った。川崎Fはその後、1点を加えて5-3で勝利した。
Jリーグ選考委員会は「2点ビハインドの苦しい状況からチームを救った『今シーズンの中でもトップクラスに美しい』とも評される」と表現。「ダイレクトでボールをつなぎ、スピードを落とさずに相手守備陣を崩してボールをゴールに運ぶコンビネーションの美しさから生まれたゴールには、川崎フロンターレの魅力が凝縮」されていると称賛した。
続けて「チーム全体でゴールまでのイメージが共有できており、各自のアイデアのつながり、技術の高さも評価され、10月度のベストゴールに選定された」と選出理由を記した。
©J.LEAGUE■11月:ルーカス・ポドルスキ(神戸)
2018年11月3日
第31節 名古屋 vs 神戸(豊田ス)
10分 ルーカス・ポドルスキ(神戸)『イニエスタとポドルスキのホットラインが生んだ絶妙な一撃』
11月のベストゴールには、ポドルスキのゴールが選出。中盤でパスを出したポドルスキは、DFラインの背後までランニング。パスを受けてタメを作ったアンドレス・イニエスタが絶妙な浮き球のスルーパスを送り、背番号10がボレーで合わせた得点が受賞している。
Jリーグの選考委員会は、元ドイツ代表ストライカーの一撃を「ワールドクラスたる所以を見せつけた」と評価している。
「名古屋のペナルティエリアに侵入するポドルスキの動き出しに合わせ、イニエスタが相手の意表を突く絶妙な浮き球を供給。ポドルスキが後ろからくるボールをダイレクトボレーで合わせ、ネットを揺らした。絶妙なコンビネーションでワールドクラスたる所以を見せつけたスーパーゴールが11月度のベストゴールに輝いた」
©J.LEAGUE■12月:クリスティアーノ(柏)
2018年12月1日
第34節 柏 vs G大阪(三協F柏)
63分 クリスティアーノ(柏)『ダイナミックかつインパクト大!ハーフウェイラインからロングシュートが炸裂』
12月のベストゴールには、クリスティアーノの得点が選出。ハーフェイライン付近でボールを奪うと、振り向きざまに右足を一閃。日本代表GK東口順昭が守るゴールを破った。
Jリーグ選考委員会は「判断の速さと長い距離を正確に射抜いたコントロール」と、クリスティアーノの技術の高さを評価。
そのうえで「ハーフウェイライン付近でボールを奪ったクリスティアーノは、振り向きざまに右足を一閃。美しい軌道を描いたボールはゴールへと吸い込まれた。誰も予想しなかったタイミングもさることながら、一瞬でゴールマウスとGKの位置を把握した判断の速さと長い距離を正確に射抜いたコントロールに支持が集まり、今年最後の月間ベストゴール賞を受賞した」と、受賞理由を述べている。
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