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メッシ、オブラク…2018-19シーズンラ・リーガ前半戦のベストイレブンは?
Getty1GK: ヤン・オブラク
普段は非常に強固な守備を誇るアトレティコ・マドリーだが、今シーズンはひどく不運な負傷に見舞われ、ポゼッションを失うといつになく脆い守備を露呈している。しかしディエゴ・シメオネ監督のチームにとって幸運なことは、たとえディエゴ・ゴディンやホセ・ヒメネスといった守備の要となる選手を欠いていても、自陣のゴールにはオブラクが君臨し続けていることである。このスロベニア人はラ・リーガにおける最少失点記録を誇り、これまでに8つのクリーンシートを記録、失点をわずか12に留めている。
Getty Images2RB: ダニ・カルバハル
統計はミスリードを引き起こしかねない。しかしレアル・マドリーにおけるカルバハルの重要性は、カルバハルが欠場した試合の酷い記録と比較した時により際立つものとなる。負傷に苦しみながら2018-19シーズンを送るカルバハルは、これまでのレアル・マドリーの全16試合のうち9試合に出場し、うち8試合が先発だった。信じられないことに、カルバハルが先発出場した試合はすべて無敗であり、逆に他の残り8試合では5敗を喫している(これにはカルバハルが途中出場し、0-3で完敗したエイバル戦を含んでいる)。
Getty3CB: ジェラール・ピケ
特にチームが落ち着かなかったシーズンの序盤、ピケはバルセロナの守備の要として働いた。バルサは度重なる負傷欠場に苦しみ、このセンターバックは非常に多くの選手とラインナップを形成することとなった。サミュエル・ウムティティとトーマス・フェルマーレンはシーズンのほとんどを欠場し、結果としてニューカマーのクレマン・ラングレがカンプ・ノウの厳しい試練を受けることになった。
Getty Images4CB: マルク・バルトラ
強固な守備をベースに気持ちの良いフットボールを演じているベティスは、これまでのラ・リーガにおけるサプライズのひとつである。2018年の初めにアンダルシアの地へとやってきたマルク・バルトラはそんなチームの守備を支える要である。このセンターバックは、スペインのトップアタッカーを相手にバックラインを統率し、2018-19シーズンのこれまで常に存在感を示し続けている。バルトラは挫折(とりわけドルトムントで経験した恐ろしい自爆攻撃による負傷)によって難しいプロキャリアを余儀なくされてきたが、27歳となった今、自身にとってピークとなるパフォーマンスを発揮している。
Getty Images5LB: ジョルディ・アルバ
このバルセロナの卓越したレフトバックは、ウィンターブレイク直前に勝利したセルタ戦でリオネル・メッシへのアシストを記録し、いつもと変わらないパフォーマンスで2018年を締めくくった。バルセロナはこの試合で勝利したことにより首位で休暇を迎えている。アルバは今シーズンのリーガで計4つのアシストを記録しており、サイドでアルバを封じ込めることに失敗したあらゆるチームにとって危険な存在であり続けている。2018-19シーズンのこれまでを振り返れば、マルセロのようなスターでさえも完全に凌駕されている。
Getty6CM: ロドリゴ
この22歳はユース時代にアトレティコ・マドリーで成功をつかみそこねたものの、スペインの首都で慌ただしくその失われた時間の埋め合わせをしている。ロドリゴはビジャレアルからコルチョネロに復帰して以来、全力で仕事に取り組んでアトレティコのレギュラーの座を手にし、今シーズンのリーガでの欠場試合をわずか3に留めている。相手の攻撃の芽を摘み取り、自身の足元にボールがあれば決して相手に屈しないロドリゴは、自らが非常にすぐれた執行者であることを証明している。
Getty7CM: ジオヴァニ・ロ・チェルソ
ロ・チェルソは今シーズンPSGから余剰戦力であることを宣告されてラ・リーガにローンで放出されたが、自身が持つ最高峰での成功を手にできるだけの才能を証明するのに多くの時間は要さなかった。この22歳のアルゼンチン人は冒険的なベティスの要として機能し、中盤の選手ながら10試合で4得点を記録、さらにヨーロッパリーグでも輝きを放っている。
JOSE JORDAN8RW: イアゴ・アスパス
現時点でセルタの28得点を上回る攻撃力を誇るのはバルセロナとセビージャだけである。そしてその攻撃の中心にいるのはいつまでも新鮮さを失わずにチームを前線から牽引するイアゴ・アスパスだ。この元リヴァプールの選手は現時点で10得点2アシストを記録しており、2017-18シーズンに記録した19得点に匹敵するか、もしくはそれ以上の勢いで活躍を続けている。
Getty Images9OMF: リオネル・メッシ
このアルゼンチン人はまたも、スペインだけでなくヨーロッパフットボール全体のエリートにとってのベンチマークとなっている。土曜日のセルタ戦で記録したゴールによってメッシの記録は14試合の先発出場で15得点に到達、メッシ自身の高い基準を考えても驚くべき得点力を見せている。また、アシストもリーガだけで10を記録するなど、驚異的なペースでその数を積み重ねている。
Getty Images10LW: パブロ・サラビア
セビージャは、エベル・バネガとともに仕事をするサラビアによってスペインのトップリーグ全体で最も危険なチームのひとつとなっている。26歳のサラビアは特にゴールの前で名を上げる。今シーズンのラ・リーガで6得点6アシストの誤りを記録するサラビアはアンストッパブルな存在に近く、首位バルセロナの背後から虎視眈々とタイトル獲得を狙うセビージャの挑戦を支えている。
Getty11CF: クリスティアン・ストゥアーニ
ジローナに所属するこの手に負えないウルグアイ人FWはまたもベストのレベルを発揮し、ほぼ一人の手でラ・リーガにおけるクラブの順位を押し上げている。21得点を記録した2017-18シーズンが、現在32歳のストゥアーニにとってのキャリアハイになると多くの人が信じていたが、今シーズンのパフォーマンスはほぼ間違いなくそれ以上だ。ストゥアーニは13試合の先発出場でジローナの半分以上の得点数となる11得点を記録し、クラブは半分よりも上の順位でウィンターブレイクを迎えることになった。
Goal12ラ・リーガ前半戦ベストイレブン
これが『Goal』が選出したラ・リーガの前半戦ベストイレブン。あなたのご意見は…?
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