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マン・C今季のベスト&ワースト3は?圧巻デ・ブライネとミス連発で居場所を失うDF…

プレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが7日にエティハド・スタジアムで開催される。今季初となるマンチェスター・ダービーを前に、『Goal』ではそれぞれのチームの前半戦ベスト3プレーヤーとワースト3プレーヤーを選定。公式戦出場10試合以上の選手を条件とし、ダービーでの注目ポイントともに前半戦パフォーマンスを振り返る。今回は、マンチェスター・シティ編だ。

  • Fernandinho Manchester City 2019-20Getty Images

    ベスト3:フェルナンジーニョ(16試合)

    守備陣の負傷者が相次いだことにより、今季出場した16試合すべてセンターバックで起用されている。本職はもう一列前ではあるが、持ち前の戦術理解度や危機察知能力を発揮し、見事なパフォーマンスを披露。現状起用できるDFラインの選手の中では、指揮官が最も信頼していると言えるだろう。アイメリク・ラポルトの長期離脱がチームに大きな影響を与え、昨季ほど完璧な試合を見せることができていないのは事実だが、彼の存在によって救われている部分は大きい。年齢的にややフィジカル的な部分に衰えを見せているが、対峙するユナイテッド攻撃陣は速さが武器の選手ばかり。スピードに乗せる前に、鋭い読みでつぶせるかどうかがカギを握りそうだ。

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    ベスト2:ラヒーム・スターリング(21試合)

    今季新たな次元に突入した24歳は、チームトップとなる15ゴールを記録。これまで「シュートまでは素晴らしい」などと揶揄されてきたが、そのシュート技術が飛躍的に向上し、“怖い”選手へと成長している。また守備面でも改善が見られ、ペップが求める要素すべてをピッチで披露しつつある。ダービーではセルヒオ・アグエロの欠場が濃厚なため、必然的に彼への期待値が高まる。スピードとタックル技術に優れるアーロン・ワン=ビサカと対峙することが予想されるが、このマッチアップが試合を大きく左右することになるだろう。

  • 2019_9_5_debruyne(C)Getty Images

    ベスト1:ケヴィン・デ・ブライネ(19試合)

    不完全燃焼に終わった昨季を経て、今季は完全復活。プレミアリーグでは15試合9アシストと、トップを独走。このままいけば間違いなく記録を更新するだろう(ティエリ・アンリ氏が記録した20アシスト)。ピッチのどの位置からでも一振りで決定機を作り出す28歳だが、動きの質も向上し、CB-SB間へのランニングから相手守備組織を破壊する場面が増えている。また第14節ニューカッスル戦(2-2)では、胸トラップから衝撃的なミドルシュートを叩き込んだ。直近数試合では鬼気迫る表情でチームをけん引しており、現状マン・Cで最も試合に影響を与えられる選手だ。失点のかさむユナイテッドだが、ボールの出どころである彼を潰すことを最優先にしなければならない。

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  • Gabriel Jesus Manchester City 2019-20Getty Images

    ワースト3:ガブリエウ・ジェズス(19試合)

    ワーストと呼べるほどではないかもしれないが、好調だったアグエロの陰に隠れてしまい、2017年冬の合流後初めて難しい時期を過ごしている。そのアグエロの離脱が決定し、ダービーでは先発が濃厚。それでも前節バーンリー戦(4-1)では2ゴールを記録し、復調気味だ。ユナイテッド守備陣は直近2試合5失点と不調にあえいでいるが、このビッグマッチでも結果を残すことができるのだろうか。

  • Benjamin Mendy Manchester City 2019-20Getty Images

    ワースト2:バンジャマン・メンディ(10試合)

    相次ぐケガの影響でフォームを失った25歳は、精彩を欠くパフォーマンスが続いている。武器であったクロス精度も落ちており、守備時には周りのスペースを突かれることも。ペップの信頼を勝ち取れず、リヴァプール戦などビッグゲームではメンバー外となった。ダービーではオレクサンドル・ジンチェンコが間に合わないことが予想されるため、出番を得るかもしれないが、移籍当初のようなダイナミックなプレーを見せられるのだろうか。

  • Nicolas Otamendi Manchester City 2019-20Getty Images

    ワースト1:ニコラス・オタメンディ(16試合)

    ラポルトの長期離脱により数試合は出番を得ていたものの、ビルドアップのミスからゴールを献上するシーンが散見。第5節ノリッジ戦(2-3)、第8節ウルブス戦(0-2)の両方で失点に直結するミスを犯し、チームは勝ち点「6」を失っている。そのウルブス戦が決定打となり、以降は本職中盤のフェルナンジーニョとジョン・ストーンズにポジションを奪われた。過密日程の中で出番を得ることもあるだろうが、ペップの信頼を取り戻すのは難しいと思われる。

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