Phil Foden Pep Guardiola Manchester CityGetty Images

フォーデン、ディアス……今マンチェスター・シティで見るべき10代のスターたち

フィル・フォーデンが昨年10月に行われたU-17ワールドカップで、イングランド代表として大活躍して以来、マンチェスター・シティのアカデミーは、今までになく注目を集めている。

ジョゼップ・グアルディオラ監督は昨年の夏、フィル・フォーデンとブラヒム・ディアスをレギュラーに昇格させたが、2人とも、ここ数ヶ月、プレミアリーグで首位を走るチームにおいて、トップチームの選手としての経験を積んでいる。

この2人には輝かしい未来が嘱望されているが、シティには他にも、数年後にはトップチームで活躍することが期待される選手が何人もいる。

  • Philip Foden England U17FIFA.com/Getty

    フィル・フォーデン

    マンCのアカデミーで最も将来性豊かな選手であり、17歳にしてすでに、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるトップチームの一員。優れたテクニックに恵まれ、技術とパスへの反応の良さで、すでに3試合に出場している。グアルディオラ監督は、年上のチームメイトでさえ責任逃れをしようとするのに、フォーデンには攻撃への強い意欲があると絶賛した。U-17ワールドカップでは、決勝のスペイン戦で2ゴールを挙げ、イングランド代表のこの年代で初めての栄冠獲得に貢献し、最優秀選手にも選ばれた。

  • 広告
  • Brahim Diaz Manchester CityGetty Images

    ブラヒミ・ディアス

    順番としてはフィル・フォーデンからわずかに遅れて、18歳でトップチームにメンバー入り。ディアスも10番タイプだが、今シーズン、グアルディオラ監督は主にサイドで起用している。素早くマークを外し、ドリブルも巧みで成長を続けている。バルセロナも触手を伸ばしていたディアスをマラガから獲得したグアルディオラ監督は、バルセロナの監督時代、この若きスターにカンプ・ノウを案内していたという。

  • Lukas Nmecha Manchester CityGetty Images

    ルーカス・ヌメチャ

    特にこの1月、ケガ人続出で苦労していたときには、もう少しでトップチーム入りしそうだったヌメチャは、今のところまだ、昇格を果たしそうにはない。背が高く、パワフルなストライカーで、19歳のときにシティに加わり、12月にはカラバオ・カップの準々決勝でレスター・シティ相手にPK戦で勝利した際、見事なゴールを決めた。弟のフェリックスもマンCに在籍しており、2人そろってプレーした最近のUEFAユースリーグの準々決勝では、リヴァプール相手にPK戦でゴールを決め、勝利に導いている。

  • Nabil Touaizi Manchester CityManchester City

    ナビル・トゥアイジ

    2017年のシーズン開始時、移籍金30万ユーロ(約4000万円)でバレンシアから加入したトゥアイジは、アカデミーで最も将来有望な選手の一人に挙げられている。17歳のフォワードは、バレンシアでの2年間で70ゴール以上を記録。昨シーズンのU-19 UEFAユースリーグで、当時16歳のトゥアイジが加入することに何の不安も感じさせていない。

  • Rabbi Matondo Manchester City

    ラビ・マトンド

    17歳のFWは今シーズン、マンCのU-18、U-19、U-23の各チームの試合すべてにフル出場しており、その中には、チェックトレード・トロフィーでのロザラム・ユナイテッドのトップチームとの対戦での出場がある。すてにウェールズのU-21代表に選ばれたことがあるが、リヴァプール生まれのため、今後はイングランド代表に選ばれる可能性もある。カーディフ・シティから移籍してきたマトンドは、輝かしい未来が期待されるマンCの何人もの若きスターの一人である。

  • Eric Garcia Manchester CityManchester City

    エリック・ガルシア

    彼の代理人がカルレス・プジョルだったなら、昨年の夏、バルセロナは、高く評価していたこのディフェンダーがシティに行ってしまうのを見て、ことさら不幸に感じたことだろう。バルサは、この17歳の選手を、自身のユースチームの中で最高の選手の一人とみていたが、今やその才能を享受しているのはマンチェスター・シティである。ガルシアは、優雅にボールを扱うディフェンダーで、センターバックとして加入したが、今シーズンはサイドバックとしても起用されている。UEFAユースリーグでは、マンCのU-19のチームに入り、すでに年上相手に活躍している。

  • Aro Muric Manchester CityGetty Images

    アロ・ムリッチ

    トップチームに最も近いところからシーズンをスタートし、アメリカでのプレシーズンツアーに参加、第3キーパーとしてチームに帯同したが、現在はダニエル ・グリムショーと大いにポジション争いをしているところ。ムリッチは19歳で、約198cmに体躯にも恵まれる。とりわけ足技に優れ、ジョゼップ・グアルディオラ監督は友人たちと、このモンテネグロ出身選手は、センターバックとしてもプレーできそうだと冗談を言い合っているという。

  • Daniel Grimshaw Manchester CityGetty Images

    ダニエル ・グリムショー

    大柄なゴールキーパーで、とりわけ、PK戦に強い。20歳で、第3のゴールキーパーとしてマンCのトップチームに帯同し、トップの練習にも多く参加しているが、まだ、試合で起用されたことはない。アロ・ムリッチのように足技が秀でているわけではないが、レンタル中のノリッジ・シティで活躍しているアンガス・ガンのように、ハイレベルで、良いキャリアを築いていくことだろう。

  • Tommy Doyle Manchester CityManchester City

    トミー・ドイル

    1人ならず2人のマンCのレジェンド、マイク・ドイルとグリン・パードーの孫。16歳で、ドイルの息子のスコットと、パードーの娘のシャーロットの息子である。夫妻はよちよち歩きのころ、双方の父親がマンCのチームメイトだったときに知りあったのだった。トミーはボール扱いがうまく、中盤の真ん中で気の利いたプレーをすることができる。すでにU-18とU-19のチームでプレーし、U-16とU-17のイングランド代表ではキャプテンを務める。

  • Ian Carlo Poveda Manchester CityGetty Images

    イアン・カルロ・ポヴェダ

    コロンビアにルーツを持ち、イングランドのユース代表であるポヴェダは、18歳ですでにプエルト・マラゲーニャやバルセロナ、ブレントフォードFCに所属したことのある、長い経歴の持ち主である。多くのチームメイトに比べて小柄だが、賢く身体を使って、自分より体格のいい相手にもボールを渡さない、果敢に前へ向かうことのできる選手である。