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元伊代表ゾフ氏が現代のGKに持論「ビルドアップ参加は理解できない。上手いGKは…」

元イタリア代表GKのディノ・ゾフ氏が、12日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマや現代のGKについて見解を示した。

ゾフ氏はかつて、ユヴェントスで守護神を務めてスクデットやUEFAカップを制したほか、イタリア代表としても1982年スペイン・ワールドカップで優勝するなど偉大なキャリアを築いた。引退後は、古巣ユヴェントスやイタリア代表で指揮を執るなど指導者としても活躍したゾフ氏だが、まもなく22歳を迎えるイタリア代表GKドンナルンマには、大きな期待を寄せているようだ。

「彼ははるか遠くまでたどり着けるだろう。彼の目の前にあるのは単なる道ではなく、高速道路だ。まだ非常に若いが、すでにセリエAで何シーズンも経験している。偉大なるイタリア代表GKの伝統の道を歩んでいると言える。すでに強いが、これからさらに大きく成長することができる。ミランが首位にいられるのは、団結したチームであることに加えて、ほとんど隙を与えないGKがいるからだ。6月のEURO2020を楽しみにしている。そこが最高峰の選手たちとの比較の場になるだけに、最高のパフォーマンスを引き出さなければならない」

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続いてゾフ氏は、自身が活躍した1970年代から1980年代前半のGKと現代のGKと比較。「上手いGKは今も昔も変わらず、素晴らしいポジショニングのセンスがあるように思う」と指摘しつつ、「ディフェンスラインがより高い位置に敷かれるため、現在はより素早い飛び出しが要求される」と主張した。

ただ現代においてはGKもビルドアップに参加し、足元の技術が必要とされる点について問われると「この話はよそう。私にはまったく理解できない。GKはできる限りリスクを避けなければならないのに、これではリスクが倍増するよ」と疑問を呈した。

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